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第五話
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シオン達、機械化混合隊の面々は秘匿基地を後にし、時計塔へ向けて歩みを進めその道中にある商店街だった廃墟に足を踏み入れていた。
「ほえ~斬新な建築」
「まだ鉄や硝子が大量に手に入る時代だったからこそ出来るモノですね」
素直に感嘆するシオンへ歴史講義をするような口調でスイセンが豆知識を伝えるとさらに感心し、その様子をオダマキが微笑ましそうに見ているとアキノが彼女の脇をつつく。
「なあ、静かじゃない?」
「ああ。聞こえるのは風のせせらぎだけだね」
オダマキの見当違いな答えにアキノがコケる動作をするとアヤメとカルミアが助け船を出した。
「だから、静かすぎるってことですよ。小鳥とかの息遣いさえも聞こえないっていうのはおかしすぎるってアキノさんは言いたいんです」
「はい…研究所よりもなんだか不気味です」
そんな二つの意味で不穏な言葉をカルミアが言った直後、アヤメが立ち止まって零参式銃をホルスターから抜いて構える。
「アヤメ、何かいたのか?」
「皆さん気を付けてください。『ミント』です」
周りは見えていないがアヤメの両目は先に続く闇に包まれた商店街で蠢く標的を見抜いていた。
「数は?」
「今のところ見えているのは一体─―待ってください」
オダマキが零肆式銃のマガジンにアンプルを挿入しながら質問し、アヤメが答えようとして目を凝らす。
そしてしばらく目を凝らしていたアヤメが突然目を見開き、小さく声が漏れる。
「数は……百体以上! あの闇の中に所狭しと―――しまった!」
「どうしたのアヤメ?」
身体を小刻みに震わせながらアヤメは目視できている敵の陣形を見て自身の失態に気付き、既に手遅れと分かっていながらもそれを告げる。
「敵は待ち伏せ―――すでに囲まれています!」
まるでアヤメの報告を聞いていたかのように両側の廃店から『ミント』がわらわらと現れ、瞬く間にシオン達を囲んだ。
「わわっ、いっぱいだ!」
「シオン、アヤメはアキノとスイセンの前衛を! 私が後ろを守る」
囲まれながらもオダマキは冷静にカルミアを下ろしながらオーダーをこなし、シオンとアヤメは安全装置を外し、前に出て様子を伺う『ミント』たちへ銃口を向けて威嚇し、カルミアは慌てて持ってきた弐拾年式を構える。
「アキノ、スイセン、どうだ?」
「装填完了。早めの実戦試験ってことかな?」
カチャンとアンプルをボルトで装填しながら発光した零式銃を見せつけて臨戦態勢を示すアキノと無言でスコープを取り外し、無表情のまま銃口を上げるスイセンを見たオダマキは笑みを浮かべながら後方に蔓延る『ミント』へ向けて引き金を引いた。
「作戦開始!」
「了解!」「りょ、了解!」
一瞬で騒々しくなった商店街とその火中で立つ六人の少女たちとそこに雪崩れ込み、液体をまき散らしながら倒れる同胞を踏み越えさらに攻め込む『ミント』たちを殺す。
しかしどれだけ撃って『ミント』を倒せど際限なく現れ、やがてジワジワと近寄ってくる。
「このままだとジリ貧なのは目に見えている。二人とも! シオンとアヤメが切り開くきっかけを作ってくれ!」
「任せろ!」「……ん」
無差別に近づく『ミント』たちを撃ち抜いていたアキノとスイセンは銃口を正面へと向け直し、前衛の二人が下がった瞬間に狙いもつけずただひたすらに連射する。
「シオン!」
突然の集中砲火に『ミント』は距離を置き、その隙に射撃を繰り返すアキノとスイセンの背後から二人が飛び出した。
「いっくよお!」
背後から飛んでくる弾丸と前方から襲い掛かってくる触手たちを器用に避けながらアヤメとシオンは走り出す。
「Cognoscere. Si tu facis, et datum est. Quarere. Tum inveniet eam. Curae. Et aperuit.(求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。―――マタイによる福音書7章7節より抜粋)」
『ミント』の群れへ向かって駆けながら聖書の一節を音読し、シオンは手に持つ零弐式銃を改めて握り締め、近くに迫る『ミント』たちを冷静に撃ち抜く。
「karararaa......」
「つぎっ!」
死骸を踏み台に再び飛翔し、眼下で自身を見上げる『ミント』へ向けて連射する。
「シオン踏み込みすぎ!」
堅実に制圧しながら進むアヤメとガンガン進むシオンとは瞬く間に差が出ており、既にアヤメの所持する銃では援護が出来ない距離になっていた。
「分かった~! 戻るのも一苦労だねっと!」
アヤメに手を振りながら背後に迫っていた『ミント』を蹴り上げ、その勢いで飛び上がったシオンは器用に頭部を足場のようにして移動し、踏み台にした『ミント』やその近くにいたのも漏れなく撃って移動していると零弐式は沈黙した。
「リロード! お願い!」
「…ん」
大声で援護要請をしながらシオンがアンプルを排莢しようと身をかがめた瞬間、その頬を弾丸がかすめる。
「スイセンさん! ギリギリは危ない!」
「……ごめん」
スイセンの小さな声は前線で再装填を終えて暴れているシオンには聞こえず、彼女は引き続き目の前の標的に意識を集中させた。
「マキ! 背後は見なくて大丈夫か!?」
「それは杞憂だね!」
目線を向けずに聞いたアキノへオダマキは返事をしながら自分の腕ほどある零肆式銃を器用に使い迫る『ミント』をことごとく撃ち落とし、顔に付着した液体を拭いながらアンプルを排莢していると一体の生き残りが隙だらけの彼女へ覆いかぶさる。
「くっ!」
「kararararara」
よく分からない音を発しながら彼女の顔をかみ砕こうと迫ってくる顔から必死に抵抗しながらも力の差から少しずつ詰められ、ついに吐息が聞こえるまでの距離になった時、『ミント』の顔が突然弾け飛んだ。
丈の小さくなった死骸を退けながら立ち上がったオダマキはこちらに弐拾年式を両手で構えたまま腰を抜かしているカルミアを見て感心した。
「ありがとう。お礼はまた今度」
「は、はい!」
地面に転がっていた零肆式を持ち直し、オダマキは命じる。
「大分空きが出来た。突っ切る!」
「了解!」
こうしてシオンとアヤメ、カルミアの活躍で無傷のまま商店街を切り抜けた六人は目の前に高くそびえたつ時計塔を見上げられる公園へと出る。
「でっか!」
「高いね…」
シオンは見上げながら素直に感想を口にし、アヤメも頷いて時計塔を同じく見上げているとキラッと何かが一瞬光ったのを見て不審に思っていると、もう一度キラッと光り、また血相を変えた。
「スナイパーがいます。隠れて!」
「全員走れ! 時計塔に突入する!」
全員が走り出した瞬間、上空から弾丸が降り注ぎ始める。
唸りを上げながら迫る弾丸を避けながらなんとか時計塔の入口へ辿り着いた時、シオンはカルミアが怯えて入り口近くの植木の影に隠れていることに気づき、外へ飛び出す。
「危ない!」
「シオン戻って!」
植木の近くを執拗に狙っていた弾丸は一瞬止まるもすぐにシオンへと狙いを定め始める。
「大丈夫? 走れる?」
「は、はい」
駆け付けたシオンの質問にガクガクと膝を震わせながらも答えたカルミアに彼女は笑いながら肩を貸して立ち上がらせた。
「ふんぬううう!!」
「ごめんなさい……」
謝るカルミアに力んでいるシオンは返答が出来ずにダッシュで時計塔に駆け込み、オダマキが扉を即座にふさぐ。
「はあはあ…」
「シオン、これからは言ってからにして。危ないから」
肩で息をしているシオンへアヤメは怒りを少し滲ませながら注意し、シオンは片手をヘナヘナと上げて肯定を示した。
「ほえ~斬新な建築」
「まだ鉄や硝子が大量に手に入る時代だったからこそ出来るモノですね」
素直に感嘆するシオンへ歴史講義をするような口調でスイセンが豆知識を伝えるとさらに感心し、その様子をオダマキが微笑ましそうに見ているとアキノが彼女の脇をつつく。
「なあ、静かじゃない?」
「ああ。聞こえるのは風のせせらぎだけだね」
オダマキの見当違いな答えにアキノがコケる動作をするとアヤメとカルミアが助け船を出した。
「だから、静かすぎるってことですよ。小鳥とかの息遣いさえも聞こえないっていうのはおかしすぎるってアキノさんは言いたいんです」
「はい…研究所よりもなんだか不気味です」
そんな二つの意味で不穏な言葉をカルミアが言った直後、アヤメが立ち止まって零参式銃をホルスターから抜いて構える。
「アヤメ、何かいたのか?」
「皆さん気を付けてください。『ミント』です」
周りは見えていないがアヤメの両目は先に続く闇に包まれた商店街で蠢く標的を見抜いていた。
「数は?」
「今のところ見えているのは一体─―待ってください」
オダマキが零肆式銃のマガジンにアンプルを挿入しながら質問し、アヤメが答えようとして目を凝らす。
そしてしばらく目を凝らしていたアヤメが突然目を見開き、小さく声が漏れる。
「数は……百体以上! あの闇の中に所狭しと―――しまった!」
「どうしたのアヤメ?」
身体を小刻みに震わせながらアヤメは目視できている敵の陣形を見て自身の失態に気付き、既に手遅れと分かっていながらもそれを告げる。
「敵は待ち伏せ―――すでに囲まれています!」
まるでアヤメの報告を聞いていたかのように両側の廃店から『ミント』がわらわらと現れ、瞬く間にシオン達を囲んだ。
「わわっ、いっぱいだ!」
「シオン、アヤメはアキノとスイセンの前衛を! 私が後ろを守る」
囲まれながらもオダマキは冷静にカルミアを下ろしながらオーダーをこなし、シオンとアヤメは安全装置を外し、前に出て様子を伺う『ミント』たちへ銃口を向けて威嚇し、カルミアは慌てて持ってきた弐拾年式を構える。
「アキノ、スイセン、どうだ?」
「装填完了。早めの実戦試験ってことかな?」
カチャンとアンプルをボルトで装填しながら発光した零式銃を見せつけて臨戦態勢を示すアキノと無言でスコープを取り外し、無表情のまま銃口を上げるスイセンを見たオダマキは笑みを浮かべながら後方に蔓延る『ミント』へ向けて引き金を引いた。
「作戦開始!」
「了解!」「りょ、了解!」
一瞬で騒々しくなった商店街とその火中で立つ六人の少女たちとそこに雪崩れ込み、液体をまき散らしながら倒れる同胞を踏み越えさらに攻め込む『ミント』たちを殺す。
しかしどれだけ撃って『ミント』を倒せど際限なく現れ、やがてジワジワと近寄ってくる。
「このままだとジリ貧なのは目に見えている。二人とも! シオンとアヤメが切り開くきっかけを作ってくれ!」
「任せろ!」「……ん」
無差別に近づく『ミント』たちを撃ち抜いていたアキノとスイセンは銃口を正面へと向け直し、前衛の二人が下がった瞬間に狙いもつけずただひたすらに連射する。
「シオン!」
突然の集中砲火に『ミント』は距離を置き、その隙に射撃を繰り返すアキノとスイセンの背後から二人が飛び出した。
「いっくよお!」
背後から飛んでくる弾丸と前方から襲い掛かってくる触手たちを器用に避けながらアヤメとシオンは走り出す。
「Cognoscere. Si tu facis, et datum est. Quarere. Tum inveniet eam. Curae. Et aperuit.(求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。―――マタイによる福音書7章7節より抜粋)」
『ミント』の群れへ向かって駆けながら聖書の一節を音読し、シオンは手に持つ零弐式銃を改めて握り締め、近くに迫る『ミント』たちを冷静に撃ち抜く。
「karararaa......」
「つぎっ!」
死骸を踏み台に再び飛翔し、眼下で自身を見上げる『ミント』へ向けて連射する。
「シオン踏み込みすぎ!」
堅実に制圧しながら進むアヤメとガンガン進むシオンとは瞬く間に差が出ており、既にアヤメの所持する銃では援護が出来ない距離になっていた。
「分かった~! 戻るのも一苦労だねっと!」
アヤメに手を振りながら背後に迫っていた『ミント』を蹴り上げ、その勢いで飛び上がったシオンは器用に頭部を足場のようにして移動し、踏み台にした『ミント』やその近くにいたのも漏れなく撃って移動していると零弐式は沈黙した。
「リロード! お願い!」
「…ん」
大声で援護要請をしながらシオンがアンプルを排莢しようと身をかがめた瞬間、その頬を弾丸がかすめる。
「スイセンさん! ギリギリは危ない!」
「……ごめん」
スイセンの小さな声は前線で再装填を終えて暴れているシオンには聞こえず、彼女は引き続き目の前の標的に意識を集中させた。
「マキ! 背後は見なくて大丈夫か!?」
「それは杞憂だね!」
目線を向けずに聞いたアキノへオダマキは返事をしながら自分の腕ほどある零肆式銃を器用に使い迫る『ミント』をことごとく撃ち落とし、顔に付着した液体を拭いながらアンプルを排莢していると一体の生き残りが隙だらけの彼女へ覆いかぶさる。
「くっ!」
「kararararara」
よく分からない音を発しながら彼女の顔をかみ砕こうと迫ってくる顔から必死に抵抗しながらも力の差から少しずつ詰められ、ついに吐息が聞こえるまでの距離になった時、『ミント』の顔が突然弾け飛んだ。
丈の小さくなった死骸を退けながら立ち上がったオダマキはこちらに弐拾年式を両手で構えたまま腰を抜かしているカルミアを見て感心した。
「ありがとう。お礼はまた今度」
「は、はい!」
地面に転がっていた零肆式を持ち直し、オダマキは命じる。
「大分空きが出来た。突っ切る!」
「了解!」
こうしてシオンとアヤメ、カルミアの活躍で無傷のまま商店街を切り抜けた六人は目の前に高くそびえたつ時計塔を見上げられる公園へと出る。
「でっか!」
「高いね…」
シオンは見上げながら素直に感想を口にし、アヤメも頷いて時計塔を同じく見上げているとキラッと何かが一瞬光ったのを見て不審に思っていると、もう一度キラッと光り、また血相を変えた。
「スナイパーがいます。隠れて!」
「全員走れ! 時計塔に突入する!」
全員が走り出した瞬間、上空から弾丸が降り注ぎ始める。
唸りを上げながら迫る弾丸を避けながらなんとか時計塔の入口へ辿り着いた時、シオンはカルミアが怯えて入り口近くの植木の影に隠れていることに気づき、外へ飛び出す。
「危ない!」
「シオン戻って!」
植木の近くを執拗に狙っていた弾丸は一瞬止まるもすぐにシオンへと狙いを定め始める。
「大丈夫? 走れる?」
「は、はい」
駆け付けたシオンの質問にガクガクと膝を震わせながらも答えたカルミアに彼女は笑いながら肩を貸して立ち上がらせた。
「ふんぬううう!!」
「ごめんなさい……」
謝るカルミアに力んでいるシオンは返答が出来ずにダッシュで時計塔に駆け込み、オダマキが扉を即座にふさぐ。
「はあはあ…」
「シオン、これからは言ってからにして。危ないから」
肩で息をしているシオンへアヤメは怒りを少し滲ませながら注意し、シオンは片手をヘナヘナと上げて肯定を示した。
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