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高校生活

#泊まり行事4

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零はそんな俺を見て
「スリルって最高ちゃう?」
かなりワクワクした声で言ってきた。
今でもそのトーンは覚えている。

このままこいつの調子を乗らせたらまずいと思ったがなすすべがない。
しつこく擽って来る上に、上半身は乳首を摘んだり擦ったりしてきていた。
まだ前を触られないだけマシかと思う俺もおかしいと思う。

「零、マジで周りに気づかれたら俺もお前も終わる」
「そうやな」
零はもう興奮しきっていて何もほぼ聞いていない。
無理に起き上がろうとすると周りを起こしてしまう可能性もあるし暴れすぎると物音を立ててしまう。
足で必死の抵抗をしても零は力が強かった。
そもそも身長差がかなりある。

「なあなあ前触っていい?」
そう聞かれて本当に血の気が引いた。
「お願い本当にそれだけはやめて」
必死で懇願した。
「でも勃ってるやん」
ガチで知られたくないことをズケズケと言う。
「生理現象なんだよ!」
小声のつもりがイラッとしたせいで少し声が出てしまって焦った。

「確かにこのまま触らずにいても面白いな」
そう言われ安心した。
本当に前を触られると取り返しがつかない。

零は腹から胸へ撫でるように触り、前に当たるギリギリのところまで触ってきた。
いくら相手が零と言っても人よりくすぐりが効きやすい俺にはかなり辛く、何度も身体が跳ね声が出そうになった。
生理的な涙が止まらず、枕カバーを濡らした。

「なんでこんなにえろいん」
耳元でそう言ってきてまた身体が跳ねた。
「え、効きやすすぎん?」
本気でそう聞いてきた。

想像することも感触を感じることも嫌だったが、当ててんのよ、とよく言うシーンのようにずっと固いものが当たってる。
「零、マジでトイレいって抜いてこいよ」
「お前が触ってくれてもいい」
そういう零にイラッとし、それでもまだ触ってくる零の隙を狙って後ろに手を回して思いっきり掴んでやった。

「いっだ!!!!」

零が俺の体から手を離し自分のを抑え始めた。
その声で先生が起きたのか 誰だ!今叫んだやつ!と言った。
俺は布団を被り完全に寝たフリをした。

「連帯責任で正座したいか?」
そう言われて零も黙ってそのまま寝たフリをしていた。
誰も喋らないのを見て先生も黙った。

「西塔だろ」
健が先生の声で起きたのかそう言ってきた。
俺は零から逃げるように健の隣に先生にバレないように這って寝転がり直した。
「なんかされたのかよ」
「セクハラされた」
健はため息をついて俺に背を向けた。

零はそれを見てトイレ行くと言って立ち上がった。
先生に すみません腹痛くてと言っていた。

俺はその零を待つまでもなくそのまま眠りについた。
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