『天燃ゆ。地燃ゆ。命燃ゆ。』中篇小説

 武士たちが『魂結び』によって『神神』を操縦し戦っている平安時代。
 源氏側は平家側の隠匿している安徳天皇および『第四の神器』を奪おうとしている。
 斯様なる状況で壇ノ浦の戦いにおよび平知盛の操縦する毘沙門天が源義経の操縦する持国天に敗北し平家側は劣勢となる。
 平家の敗衄をさとった二位の尼は安徳天皇に『第四の神器』を発動させるように指嗾し『第四の神器』=『魂魄=こんそうる』によって宇宙空間に浮游する草薙の剱から御自らをレーザー攻撃させる。
 安徳天皇の肉体は量子論的にデコヒーレンスされ『第四の神器』は行方不明となる。
 戦国時代。わかき織田信長は琵琶法師による『平曲』にうたわれた『第四の神器』を掌握して天下統一せんと蹶起する。――。
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