3 / 6
3
しおりを挟む
美味しく料理を食べていると王太子殿下が、何かを言っていたのだ。
一瞬お皿を落としそうになるぐらいびっくりしてしまったぐらいだ。
「絶対嫌がらせだ!!!!!!」
突然の婚約宣言にその場が静まり返った。
当然としか言いようがない、何を考えているのだ。
いくら妹が婚約してしまったからと言って、この嫌がらせはあんまりだ。
殿下と妹はとても仲がいいのだ。
いつもの嫌味も妹にはなりをしそめるぐらいだ。
その反動かは知らないが私や他の令嬢への当たりがかなり厳しいのだから嫌になる。
王宮で働く侍女たちは、仕事でない限り殿下には不用意に近づかないと言っていたぐらい徹底している。
私も同意見なのにどうして私を指名したんだ!!!!!
あんたと婚約するぐらいならこのまま修道院にでも入ろうかと思っていると、行動を読まれていたらしくこのまま城に滞在するようにと言われてしまったのだ。
あの日からあたくしの地獄が始まった。
妹のことでグチグチと言われ針のむしろだ。
勉強もマナーもやればやったで妹と比べられ最後にはそんなのも出来ないのかと言われる始末。
どんなに頑張ったところで、最後は妹と比べられてしまう。
最近は言い返すこともせずに黙々と勉強をこなす毎日だ。
そんなに妹が結婚したのが気に入らないのかと思うぐらいだ。
一瞬お皿を落としそうになるぐらいびっくりしてしまったぐらいだ。
「絶対嫌がらせだ!!!!!!」
突然の婚約宣言にその場が静まり返った。
当然としか言いようがない、何を考えているのだ。
いくら妹が婚約してしまったからと言って、この嫌がらせはあんまりだ。
殿下と妹はとても仲がいいのだ。
いつもの嫌味も妹にはなりをしそめるぐらいだ。
その反動かは知らないが私や他の令嬢への当たりがかなり厳しいのだから嫌になる。
王宮で働く侍女たちは、仕事でない限り殿下には不用意に近づかないと言っていたぐらい徹底している。
私も同意見なのにどうして私を指名したんだ!!!!!
あんたと婚約するぐらいならこのまま修道院にでも入ろうかと思っていると、行動を読まれていたらしくこのまま城に滞在するようにと言われてしまったのだ。
あの日からあたくしの地獄が始まった。
妹のことでグチグチと言われ針のむしろだ。
勉強もマナーもやればやったで妹と比べられ最後にはそんなのも出来ないのかと言われる始末。
どんなに頑張ったところで、最後は妹と比べられてしまう。
最近は言い返すこともせずに黙々と勉強をこなす毎日だ。
そんなに妹が結婚したのが気に入らないのかと思うぐらいだ。
1
お気に入りに追加
238
あなたにおすすめの小説
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?


この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす
まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。
他掌編七作品収録。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。
【収録作品】
①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」
②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」
③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」
④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」
⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」
⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」
⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」
⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

【完結】貴方の後悔など、聞きたくありません。
なか
恋愛
学園に特待生として入学したリディアであったが、平民である彼女は貴族家の者には目障りだった。
追い出すようなイジメを受けていた彼女を救ってくれたのはグレアルフという伯爵家の青年。
優しく、明るいグレアルフは屈託のない笑顔でリディアと接する。
誰にも明かさずに会う内に恋仲となった二人であったが、
リディアは知ってしまう、グレアルフの本性を……。
全てを知り、死を考えた彼女であったが、
とある出会いにより自分の価値を知った時、再び立ち上がる事を選択する。
後悔の言葉など全て無視する決意と共に、生きていく。
頑張らない政略結婚
ひろか
恋愛
「これは政略結婚だ。私は君を愛することはないし、触れる気もない」
結婚式の直前、夫となるセルシオ様からの言葉です。
好きにしろと、君も愛人をつくれと。君も、もって言いましたわ。
ええ、好きにしますわ、私も愛する人を想い続けますわ!
五話完結、毎日更新

三度目の嘘つき
豆狸
恋愛
「……本当に良かったのかい、エカテリナ。こんな嘘をついて……」
「……いいのよ。私に新しい相手が出来れば、周囲も殿下と男爵令嬢の仲を認めずにはいられなくなるわ」
なろう様でも公開中ですが、少し構成が違います。内容は同じです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる