上 下
15 / 21

14

しおりを挟む
   ばれてます。

 やばいです。

 琢磨さんの目がいってました。

 対策を考えないと大変な目にあいそうです。

 一応学校の友達に隠してもらっているしアパートも見つかっていないので今の所に大丈夫だとは思うが、あの琢磨さんの目は尋常じゃなかった。

 それにアソコってどこ?

 汗をかけば匂いますし、だいたいだれのことをいっていたのでしょう?

 考えても埒が明かないのでバイトにいきますか……

 いました。

 琢磨さんが待ち構えていました。

 「これからバイトかい?」

 「そうですけどなにか?」

 「なら車で送っていくよ。聞きたいこともあるしね」

 これは断れない雰囲気ですね。

 諦めて車に乗りました。ドナドナ状態です。

 「あたしに聞きたいこととはなんですか?」

 「蒼生ちゃんは一人暮らしだよね」

 「……」

 「単刀直入に言う。蒼生ちゃんのご飯が食べたい!
もう無理、コンビニ飯もだけど、斗真の飯もあきた」

 「あきたって…言いましたよね
彼女さんのご飯に慣れなければこれから大変ですよ」

 「別れた」

 「別れたって、好きで付き合っていたんですよね。
別れるの早すぎません」

 「付き合うと言ってもセフレだ。
向こうだって俺以外に付き合っている奴が何人もいる」

 「なら料理上手な恋人でも見つけたらどうです」

 「これも試した。
でもダメだった。
君の料理以外受け付けないんだ」

 「……」

 車はタイミングよくお店の前に着いた。あたしはこれ以上何を言っても無理そうなので琢磨さんを無視して車から降りた。

 「帰りも迎えに来るよ」

 「もうこないで下さい。
あたしには関係ありませんよね」

 それだけ言うとあたしはお店の中に入った。

 帰りは周りを確認しながら帰るしかないと思う今日この頃です。

 でも嫌な予感しかしないのはなぜでしょう。

 まじ勘弁してもらいたいよ。

 朱里が好きなら死ぬ気で朱里の味に慣れろよ!

  

 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…

ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。 しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。 気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

【R18】通学路ですれ違うお姉さんに僕は食べられてしまった

ねんごろ
恋愛
小学4年生の頃。 僕は通学路で毎朝すれ違うお姉さんに… 食べられてしまったんだ……

彼氏の前でどんどんスカートがめくれていく

ヘロディア
恋愛
初めて彼氏をデートに誘った主人公。衣装もバッチリ、メイクもバッチリとしたところだったが、彼女を屈辱的な出来事が襲うー

恋人の水着は想像以上に刺激的だった

ヘロディア
恋愛
プールにデートに行くことになった主人公と恋人。 恋人の水着が刺激的すぎた主人公は…

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

義弟に寝取られたんですが…

天災
恋愛
 今まで純粋で可愛かった義弟。  だけど…

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...