僕は前世の知識を生かしのし上る……はず?

りまり

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 いつまでも部屋を与えられて済むわけにはいかないと、城の奥にある庭園を壊し離宮として新しく家を建て始めたのだが、こじんまりでいいと思うのだがそれはそれは立派な家が建ちました。

 建築家を総動員して建てさせたので二か月で出来上がった。

 ミラクルだと思う。

 調度品を運び込み家財を運び込みようやく住めるようになった。

 今日は事前に部屋を確認していく作業だ。

 でも俺の部屋がおかしいんですけど……

 「俺の部屋にベットがないんですけど」

 「大丈夫あるよ」

 と言われもう一つのドアを開けるとキングサイズのベッドより大きなベッドがそこにはあった。

 「今日からここで私と一緒に寝るんだよ」

 「父上いい加減にしなさい!」

 「いたって私は本気だよ、息子よ」

 「エリーが固まっているじゃないですか!」

 「私の膨大な魔力を循環してくれるんだ、それだけで特別じゃないか、そう思わなか息子よ」

 「わかりました、私も一緒に寝ます」

 「……息子よそんなにパパと一緒に寝たかったのかい?」

 「全然これっぽっちも寝たくないです。
 エリーに不埒なことをしないように見張るためです」

 「わかったわかった、本当に仕方ない子だよ」

 「……話が噛み合ってない」

 「気にするないつものことだ」

 ようやく復活した俺に兄たちは説明してくれた。

 「ようやく復活したところ悪いが、私も一緒に寝るから」

 「できればそうしてください」

 俺は切実に身の危険を感じそう願わずにはいられなかった。

 最近は王様のスキンシップが過激になりとても怖かったので安心できないがよかったと思う。

 前世の知識があるから余計に怖くてならないのは言うまでもない。



 

 
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