嫌われ者の僕はひっそりと暮らしたい

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   入学して1年、僕は飛び級し3年生になった。

   勉強もそこそこしかできないと嘆いたけれど、できなくて当然だ。かなり上級向けの勉強をさせられていたらしく、学業に関しては卒業見込みを貰っている。

   実技がまだ難しくコントロールできないのだ。

   それを克服すれば5年生に進級できると太鼓判をもらった。

   そうすればリアムと学園で被らなくても良くなるので是が非でも習得したい！！！！

   「元執事は完全に魅了される前に逃げ道を作って置いてくれたんだな、これなら俺たちと一緒に卒業出来る」

   「そうできるように頑張ります」

   お兄様はムッツリすけべだ。一緒のお部屋になった途端スキンシップが多くなった。

   おはようのキスから始まりおやすみのキスで終わる。

　時間があればそれこそひっついて顔中キスの嵐になる。甘すぎる空気が甘すぎてどうすればいいのかわからないんですけど……

　前世でも入退院を繰り返していたから恋愛なんてできなかったし、今世でも嫌われないように息をひそめて生きていたから……こんなに愛されているのを実感できるようなことをされてどんな顔をすればいいのかがわからない。

　「魔力の練り方がうまくできないんです」

　「それはね」

　お兄さまは教えるのが本当に上手で授業で出来なかったことを毎回お兄さまに言って練習するとうまくできるようになり、次のステップにすすめるのだ。

　三年生になり全く知り合いのいない中で一から友達を作ろうとしたが、どうせ一年の付き合いだからと友達作りはそうそうにあきらめ授業に集中することにしたのだが……どうも僕が飛び級してきたのが面白くなかった三年が言いがかりをつけてきたり、いやがらせをうけるようになったのだ。

　その日はよく晴れた日で、魔術の実践方式での授業の時いつも嫌がらせをして来るメンバーは言われている初級の魔法ではなく中級の魔法を僕に向けてはなってきたのだ。

　一斉にはなってことで勢いが付き上級並みの威力なってしまい結界を張ったが間に合わずに大けがを負ってしまったのだ。僕だけではなく大勢のクラスメイトがおおやけどをおう大惨事になった。