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 目を覚ますとそこは知らないお部屋で、僕の隣ではお兄さまが寝ていた。

 意識を失っている僕を見つけたお兄さまが甲斐甲斐しく看護してくれたと従者が言っていたけど、あの時の記憶はないけど話はお父様やお母様それに従者からも聞いているので半信半疑だった僕だけど、口移しで水を飲ませてくれた時はびっくりした。

 僕のことばい菌呼ばわりしていたのに……流石にこれはいけないと思い自分で飲めるからと言っても飲ませてくるのだ。

 それは僕のケガが治るまで続いたんだけど……治ってからも僕はお兄さまのお部屋で生活したんだ。だってお兄さまがここから出てはいけないと言ったから出るに出れなかった。

 お兄さまのお部屋での生活も慣れた頃、お父様がここにいても誰かに傷つけられるだけだからと領地での生活を進められた。

 僕はお兄さまのお部屋で生活するのもと思い、お父様に領地に行くことを伝えると荷造りに掛かったんだけど、考えてみたら僕の物ってなにもないことに今更ながら気付いた。

 僕がしょんぼりしているのに気が付いたお父様が僕の物を買いにつれていってくれると約束してくれ僕は領地に向かったんだけど……本当は領地の館に住むはずだったんだけど……リアムを虐める僕は信用ならないと追い出されちゃった。

 だから教会に保護してもらったのだけど、屋敷で生活するよりはるかに良い生活をおくれているんだ。

 その代わりやらなければならないことは山積みだけど三食ご飯が食べられるのは贅沢だと思う。

   簡単な作業だから他の子達と楽しく作業してるんだけど、僕は知らなかったんだけど教会では子供たちの魔法属性を調べえくれるんだって!!!!!

   僕も属性を知りたくて見てもらったら全属性持ちで特に光属性が強くでたんだ。

 だから僕は教会で光属性を使って治癒による奉仕活動をすることになったんだ。いいことをすればお腹いっぱい食べれるんだよ!!!!!

   お腹が空いて寝れないなんてないんだよ!!

   元々光属性の人は少ないし、魔力量も少ない人が多い中僕の魔力量は多い方だから、沢山の人を助けられるんだ。

   治した人からは「ありがとう」と言われて頭を撫でられると嬉しくなって心が満たされるんだよ。

   僕あの家に帰らなくていいや、お父様やお母様には申し訳ないけどどうせいなくなったところで困らないだろうし、リアムさえいればいいんだろうしね。

   僕はここでの暮らしを満喫していた。

   ここに来てどこくらいたつのかな......骨と皮だけだった僕の身体もほんの気持ちお肉がついてきたんだけど他の子から比べたらまだまだ痩せっぽちだと言われたけど、お腹いっぱい食べれるから嬉しい。

   今日も美味しいご飯のために治癒魔法を使っていくぞおー!!!!!!

   

   
 
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