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 噂が流れてから一体何日立っただろう、噂だけがすごい勢いで駆け巡り、いつの間にか新婚さんとまで言われるようになっていたのだ。

 何の解決策も見つからないまま時間だけが過ぎたが……何故かギルマスはあまり変わらない行動をしていた。

 「このままだと噂が広まりますよ」

 「広げたければ広げればいいと思うよ、俺は君の役に立ちたいんだ」

 「……なら別に大丈夫ですから、仕事してください」

 私は人の噂も七十七日と言うことで、何もせず大人しくしていることにしたのだ。

 その間は外に出れないが、仕方あるまいと諦めている

 諦めているが……限度と言うものがある。

 私だって外に出て可愛い物を見たいんだ!!!!!!!!

 とうとう発狂して外に出ようとしたところで、ギルマスに捕まってしまった。

 「どこに行くんだ?」

 「いつまでも中に閉じこもっているのにも限界ある!!!!!」

 それなのにそれなのに……全然外に出してくれないなんて!!!!

 気が狂うかと思ったじゃないか!!!!!

 もともと体を動かすのが好きな私は、領民と話合い最善と思われる農作業をしていたぐらいだ。

 魔力を使い、土を耕したり水を撒いたりした。

 外で作業をしている方が好きな私がここのところずーっと家に引きこもっていたんだ、いい加減限界が来てもおかしくはないはずだ。

 おかしくないよね!!!!!!

 ギルマスも私の訴えを無下には出来ず、誰か付き添えばいいということになった。

 リリアちゃんでも副ギルでも構わないということらしい。

 それなので私はリリアちゃんに早速外に出かける約束を取り付けるために下に行くことにしたのだ。




 
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