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やはり身体中が痛くなり動くことができないのでその日も泊まった。
治癒魔法で治せばいいと思うが、この痛みは何度治癒魔法をかけても治らなかったのだ。
何が嬉しいのかニコニコしている。
はっきり言って気持ち悪い。
一体誰のせいでこんな事になっていると思っているんだ。
トイレに行くのもままならない身体をイライラしながら、当たる所がなくストレスを貯めるはめになった。
「あまりイライラすると身体にさわるよ」
「私は妊婦か!」
私が怒鳴ると二人は顔を赤らめ「それもいいな」とほざきやがったです。
外なら二人目掛けて魔法をぶちかましているのに、ここが中なのが恨めしい!
私は二人に介護されながらお風呂や食事を済ませた。
食べた気がしない。
今更見られて困ることない、散々昨日曝け出したんだからと思うが、恥ずかしいものは恥ずかしい!
隅から隅まで洗われ、今日も「良く解さないと入らないから」と訳わからない事をほざきながら二つの穴の中に指を入れられ、解れたころ両方の穴に二人の大きなものを埋められた。
気持ちがいいから困る。
それに何となく肌の艶が違うのだ。
結局最後の方は自ら二人におねだりしてしまったのだから二人だけを責められなくなってしまった。
加減はしてくれたのか今朝はさほど痛まないが、だからと言ってアソコの違和感がなくなるわけじゃない。
朝目を覚ますと二人は何処にもいなく、宿屋の主人に聞いてもわからないと言われてしまった。
今日一日待って、帰って来なければ一人で先に進むだけの話だ。
やはり夜になっても帰ってくる気配はなく、朝目を覚ましてもいなかった。
溜め息をつき身支度をすませると朝食を食べ、先を急だ。
流石に今まで通りにはいかないが仕方ないと諦めた。
いない人間に頼ることは出来ない。
幸いにも治癒魔法は出来るのでかろうじて大きな怪我もなく進む事が出来た。
大きな街に着くと宿を探した。
何処の宿屋もいっぱいで空いていた宿屋は見るからにオンボロな宿屋しかなかったが、そこの主人がまた気さくな人で意気投合してしまい楽しいひと時を過ごす事が出来た。
宿屋の主人曰くイケメン冒険者が二人来ていて、彼らにお近付きになりたい女性冒険者で溢れているそうだ。
「へーそうなんだ」
「目の保養に見ておくのもいいよ」
と言われても今更イケメンに興味ない。
私はギルドに行き素材を鑑定してもらいお金に換えた。
ギルドの依頼の中に薬草摂取があった筈なのでここまでくる間に摘んできた薬草を活かせないか確認すると、結構な数があった。
「助かります」
「私の方も依頼書があって良かったよ」
「中々、薬草を取りながら旅をしてくれる冒険者はいませんから、こんな貴重な薬草まで持ってきて頂けるなんてありがとうございます」
複雑だった。
いつもはうるさい二人がいるので周りに目が行かなかったが、今は一人なので必然と周りに目が行ってしまう。
怪我の功名とは良く言ったものね。
懐も潤ったし宿屋に戻ることにした。
治癒魔法で治せばいいと思うが、この痛みは何度治癒魔法をかけても治らなかったのだ。
何が嬉しいのかニコニコしている。
はっきり言って気持ち悪い。
一体誰のせいでこんな事になっていると思っているんだ。
トイレに行くのもままならない身体をイライラしながら、当たる所がなくストレスを貯めるはめになった。
「あまりイライラすると身体にさわるよ」
「私は妊婦か!」
私が怒鳴ると二人は顔を赤らめ「それもいいな」とほざきやがったです。
外なら二人目掛けて魔法をぶちかましているのに、ここが中なのが恨めしい!
私は二人に介護されながらお風呂や食事を済ませた。
食べた気がしない。
今更見られて困ることない、散々昨日曝け出したんだからと思うが、恥ずかしいものは恥ずかしい!
隅から隅まで洗われ、今日も「良く解さないと入らないから」と訳わからない事をほざきながら二つの穴の中に指を入れられ、解れたころ両方の穴に二人の大きなものを埋められた。
気持ちがいいから困る。
それに何となく肌の艶が違うのだ。
結局最後の方は自ら二人におねだりしてしまったのだから二人だけを責められなくなってしまった。
加減はしてくれたのか今朝はさほど痛まないが、だからと言ってアソコの違和感がなくなるわけじゃない。
朝目を覚ますと二人は何処にもいなく、宿屋の主人に聞いてもわからないと言われてしまった。
今日一日待って、帰って来なければ一人で先に進むだけの話だ。
やはり夜になっても帰ってくる気配はなく、朝目を覚ましてもいなかった。
溜め息をつき身支度をすませると朝食を食べ、先を急だ。
流石に今まで通りにはいかないが仕方ないと諦めた。
いない人間に頼ることは出来ない。
幸いにも治癒魔法は出来るのでかろうじて大きな怪我もなく進む事が出来た。
大きな街に着くと宿を探した。
何処の宿屋もいっぱいで空いていた宿屋は見るからにオンボロな宿屋しかなかったが、そこの主人がまた気さくな人で意気投合してしまい楽しいひと時を過ごす事が出来た。
宿屋の主人曰くイケメン冒険者が二人来ていて、彼らにお近付きになりたい女性冒険者で溢れているそうだ。
「へーそうなんだ」
「目の保養に見ておくのもいいよ」
と言われても今更イケメンに興味ない。
私はギルドに行き素材を鑑定してもらいお金に換えた。
ギルドの依頼の中に薬草摂取があった筈なのでここまでくる間に摘んできた薬草を活かせないか確認すると、結構な数があった。
「助かります」
「私の方も依頼書があって良かったよ」
「中々、薬草を取りながら旅をしてくれる冒険者はいませんから、こんな貴重な薬草まで持ってきて頂けるなんてありがとうございます」
複雑だった。
いつもはうるさい二人がいるので周りに目が行かなかったが、今は一人なので必然と周りに目が行ってしまう。
怪我の功名とは良く言ったものね。
懐も潤ったし宿屋に戻ることにした。
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