婚約者様覚悟してくださいませ、ざまあさせていただきます

りまり

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 そうです。

 あの後おいしく頂かれました。

 旅に出るときは一緒に行くとこを了承させられました。

 私がハイと言うまであの行為が終わらないのなら仕方ないです。

 あの後から私は城に滞在してします。

 帰ると言い出したら、また襲われて、泣かされました。

 一体あの茶番は何だったのでしょう。

 今まで以上にデレデレな婚約者様のリオ様は所構わず抱き着いてキスされます。

 見せつけるような行為です。

 私がやめてくれと頼むと、その日も激しく抱かれ腹の中に子種をたっぷりと注ぎ込まれるのです。

 「ほとんどの国の使者は諦めて国に報告しに行ったのにどうしてあいつはまだいるんだ!」

 なんと今までの行為は各国から送り込まれた使者に対する婚約破棄はないことをアピールすることと、あきらめさせることだったらしい。

 「もういいですよね、それに彼は友達です!」

 「友達と思っているのはメリーだけだよ」

 「そんなはずないです!」

 シア様に限ってそんなはずない!

 確かに冗談でいつでもお嫁においでと冗談交じりに言われていたけど、それだって友達だから半分冗談で言ったんじゃないかと思っている。

 「冗談じゃなく本気で言ったんだよ。
 良かった、このまま手を出さなかったらまんまと奪われるところだった」

 「それぐらいで諦めるわけないでしょ」

 どこからともなくシア様の声がしてきた。

 「やはり来たな」

 「当たり前でしょ、僕の花嫁に何してくれちゃうんですか?」

 「誰が誰の花嫁だ!」

 「一目あった時から僕の花嫁はメリッサ嬢だけだと思っていましたよ」

 「婚約破棄してないんでそれは無理だな」

 「今各国で問題しされているのは年々Sランクの冒険者が育たないこと、その中でメリッサ嬢はSランクになったことで各国は色めき立ったんだ」

 「条約に基づきメリーに俺以外の男を宛がうことだろ、そんなの許すわけないだろ!」

 「君の許しはいらないんだよ、すでに条約は結ばれた」

 「メリーは俺のだ!」

 「もう君だけのメリッサ嬢じゃないよ」

 どうやら私の知らないところで何かが決まったようだ。

 私の意志を無視した条約なのはリオ様を見ればわかる。

 リオ様は俺様だが最終的には私の意見を聞いてくれる。

 ……違うな、私がうんと言うまで快楽攻めにしていくんだ。

 おかげで、いろんな体位で責められている。

 いったいあんなものどこで仕入れてくるのかおもちゃも取り出して責められる。

 今も小さなものが中に入っていて振動しているのだ。

 「年頃の王子がいる国はこそってメリッサ嬢に気にいられようとアピールしてくるだろうね」

 シア様は何故か、怖い笑みを浮かべ私を見てきたのだ。

 私の知っているシア様でないのは明らかだ。


 

 

 
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