3 / 24
3
しおりを挟む
愛称で呼び合うようになってから、どんどん実力をつけていきみるみるランクを上げて行った。
そんな時二人でダンジョンにもぐりダンジョンを攻略し出てくるとギルドの職員がそこにいたのだ。
「お疲れのところ申し訳ございません。
メリッサさんにご家族の方からお電話を何回もいただいているのですが、どうしますか?」
「わかりました、町に戻ります」
私が旅に出て一年はおとなしいものだった。
それが突然またルディアが私に虐められたと訴えたのだが、私たちは冒険者としてあっちこっち渡り歩いており名前もそこそこ売れてい時だったので両親もさすがに妹の狂言を疑った。
両親は私の居場所を探し出し、連絡をくれたが私たちはダンジョンを制覇し出てきたところだったのだ。
「すみません、今ダンジョンから出てきたので連絡くれたそうですが何かありましたか?」
「いや、頑張っているならそれでいいよ。
最近よく名前も聞くようになったからな活躍しているのがよくわかって私たちも嬉しいよ」
「ありがとうございます。
相棒がいいんですよ」
「うまくやっているようだね」
「はい 」
両親からの通信の後直ぐに、ヒューリから通信があり経緯を聞いたのだが、呆れてしまい一気に疲れがでてきて宿屋に着くと私はそのまま深い眠りについてしまった。
それ以来両親は妹の言うことは信じなくなり、剣術も魔法もそこそこしかできないことも発覚し、すべてが嘘だったことがわかると婚約者を定めず15歳で戻ってきた時に改めて決めることになったのだ。
この5年で既にSランクになり有名人となった私たちとは違い、妹はEランクにようやくなり帰ってきた。
ルディアは私に婚約者がいるのにびっくりし、ましてやその婚約者は今を時めく王太子殿下と来たもんだからさらにびっくりしたようだ。
王太子殿下に挨拶され誉められ有頂天になったルディアは私と殿下の間に割って入るようになったのだ。
何度も何度も注意されたが聞かないルディアに両親は疲れ果て寝込むようになってしまった。
リオもはじめは断っていたようだが、次第に仲良くなり二人で会うのもためらわなくなっていた。
そういえば旅をしているときもリオは女性冒険者に優しく、すごく人気があった。
一緒にいるだけで睨まれたことや、嫌みを言われたことは数えるのも嫌になるぐらいあった。
それでも、リオが私を特別だと言ってくれたから頑張ることもできたし、リオを好きになるのに時間はかからなかったのだ。
好きだ。
大好きだ。
だから二人のことを見るのがつらい。
顔を近づけて笑っている姿がとても見ていてつらいのだ。
私は円滑に婚約破棄をし、もう一度冒険者となり旅に出ようと決心した瞬間だった。
なまった体を以前のように持っていくのに学校が休みの旅に魔物討伐しに行ったり、騎士団の練習に顔を出し一緒に練習に参加することもあった。
徐々に以前の感覚がよみがえってきた時、ルディアがまた私に虐められたと訴えてきたのだ。
私は以前から一人で行動したことはなかった。
いつも護衛の人と一緒か友達と一緒していたので、それを言うとさらにひどくなったのだ。
その時からルディアとリオの逢引き場面が目撃されるようになったのだ。
そんな時二人でダンジョンにもぐりダンジョンを攻略し出てくるとギルドの職員がそこにいたのだ。
「お疲れのところ申し訳ございません。
メリッサさんにご家族の方からお電話を何回もいただいているのですが、どうしますか?」
「わかりました、町に戻ります」
私が旅に出て一年はおとなしいものだった。
それが突然またルディアが私に虐められたと訴えたのだが、私たちは冒険者としてあっちこっち渡り歩いており名前もそこそこ売れてい時だったので両親もさすがに妹の狂言を疑った。
両親は私の居場所を探し出し、連絡をくれたが私たちはダンジョンを制覇し出てきたところだったのだ。
「すみません、今ダンジョンから出てきたので連絡くれたそうですが何かありましたか?」
「いや、頑張っているならそれでいいよ。
最近よく名前も聞くようになったからな活躍しているのがよくわかって私たちも嬉しいよ」
「ありがとうございます。
相棒がいいんですよ」
「うまくやっているようだね」
「はい 」
両親からの通信の後直ぐに、ヒューリから通信があり経緯を聞いたのだが、呆れてしまい一気に疲れがでてきて宿屋に着くと私はそのまま深い眠りについてしまった。
それ以来両親は妹の言うことは信じなくなり、剣術も魔法もそこそこしかできないことも発覚し、すべてが嘘だったことがわかると婚約者を定めず15歳で戻ってきた時に改めて決めることになったのだ。
この5年で既にSランクになり有名人となった私たちとは違い、妹はEランクにようやくなり帰ってきた。
ルディアは私に婚約者がいるのにびっくりし、ましてやその婚約者は今を時めく王太子殿下と来たもんだからさらにびっくりしたようだ。
王太子殿下に挨拶され誉められ有頂天になったルディアは私と殿下の間に割って入るようになったのだ。
何度も何度も注意されたが聞かないルディアに両親は疲れ果て寝込むようになってしまった。
リオもはじめは断っていたようだが、次第に仲良くなり二人で会うのもためらわなくなっていた。
そういえば旅をしているときもリオは女性冒険者に優しく、すごく人気があった。
一緒にいるだけで睨まれたことや、嫌みを言われたことは数えるのも嫌になるぐらいあった。
それでも、リオが私を特別だと言ってくれたから頑張ることもできたし、リオを好きになるのに時間はかからなかったのだ。
好きだ。
大好きだ。
だから二人のことを見るのがつらい。
顔を近づけて笑っている姿がとても見ていてつらいのだ。
私は円滑に婚約破棄をし、もう一度冒険者となり旅に出ようと決心した瞬間だった。
なまった体を以前のように持っていくのに学校が休みの旅に魔物討伐しに行ったり、騎士団の練習に顔を出し一緒に練習に参加することもあった。
徐々に以前の感覚がよみがえってきた時、ルディアがまた私に虐められたと訴えてきたのだ。
私は以前から一人で行動したことはなかった。
いつも護衛の人と一緒か友達と一緒していたので、それを言うとさらにひどくなったのだ。
その時からルディアとリオの逢引き場面が目撃されるようになったのだ。
10
お気に入りに追加
1,180
あなたにおすすめの小説
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

〖完結〗幼馴染みの王女様の方が大切な婚約者は要らない。愛してる? もう興味ありません。
藍川みいな
恋愛
婚約者のカイン様は、婚約者の私よりも幼馴染みのクリスティ王女殿下ばかりを優先する。
何度も約束を破られ、彼と過ごせる時間は全くなかった。約束を破る理由はいつだって、「クリスティが……」だ。
同じ学園に通っているのに、私はまるで他人のよう。毎日毎日、二人の仲のいい姿を見せられ、苦しんでいることさえ彼は気付かない。
もうやめる。
カイン様との婚約は解消する。
でもなぜか、別れを告げたのに彼が付きまとってくる。
愛してる? 私はもう、あなたに興味はありません!
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
沢山の感想ありがとうございます。返信出来ず、申し訳ありません。

王族に婚約破棄させたらそりゃそうなるよね? ……って話
ノ木瀬 優
恋愛
ぽっと出のヒロインが王族に婚約破棄させたらこうなるんじゃないかなって話を書いてみました。
完全に勢いで書いた話ですので、お気軽に読んで頂けたらなと思います。
【完結】私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね
江崎美彩
恋愛
王太子殿下の婚約者候補を探すために開かれていると噂されるお茶会に招待された、伯爵令嬢のミンディ・ハーミング。
幼馴染のブライアンが好きなのに、当のブライアンは「ミンディみたいなじゃじゃ馬がお茶会に出ても恥をかくだけだ」なんて揶揄うばかり。
「私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね! 王太子殿下に見染められても知らないんだから!」
ミンディはブライアンに告げ、お茶会に向かう……
〜登場人物〜
ミンディ・ハーミング
元気が取り柄の伯爵令嬢。
幼馴染のブライアンに揶揄われてばかりだが、ブライアンが自分にだけ向けるクシャクシャな笑顔が大好き。
ブライアン・ケイリー
ミンディの幼馴染の伯爵家嫡男。
天邪鬼な性格で、ミンディの事を揶揄ってばかりいる。
ベリンダ・ケイリー
ブライアンの年子の妹。
ミンディとブライアンの良き理解者。
王太子殿下
婚約者が決まらない事に対して色々な噂を立てられている。
『小説家になろう』にも投稿しています

愛人をつくればと夫に言われたので。
まめまめ
恋愛
"氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間夫と寝室が別なことに悩んでいる。
初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。
仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日プレゼントに渡される始末。
傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。
「君も愛人をつくればいい。」
…ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!
あなたのことなんてちっとも愛しておりません!
横暴で冷たい夫と結婚して以降散々な目に遭うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。
※感想欄では読者様がせっかく気を遣ってネタバレ抑えてくれているのに、作者がネタバレ返信しているので閲覧注意でお願いします…

【完結】美しい人。
❄️冬は つとめて
恋愛
「あなたが、ウイリアム兄様の婚約者? 」
「わたくし、カミーユと言いますの。ねえ、あなたがウイリアム兄様の婚約者で、間違いないかしら。」
「ねえ、返事は。」
「はい。私、ウイリアム様と婚約しています ナンシー。ナンシー・ヘルシンキ伯爵令嬢です。」
彼女の前に現れたのは、とても美しい人でした。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる