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まさかのシスコン発言にびっくりしていたが、確かに思い当たる節はある。
「お兄さまは、口ではすごく罵っていたのですが、顔がすごく嫌そうだったんです」
「両親と違い、四六時中いたわけじゃなかったからな」
「では、すごい頑張ってくれたんですね」
「ああ、二番目の妹の悪口を言いたくないし、とってもかわいいのに口から出る言葉は気持ちとは裏腹なことを言ってしまうと、神妙な顔でこぼしていた」
「……でも……そうなると、お兄さまをよく知っているご学友の皆さまはさぞ、びっくりされたのでしょうね」
「そうだな、皆理由を知っていたから、今までと変わらなかったぞ、その代わり本人が一番辛そうだったな」
社交界に出かけていくときは姉も一緒だったはずだ。
「あらかじめ、友達には説明していたからな。
ローザの側にいると自分は心にもないことを言ってしまう。
抗うことができず、下の妹を傷付けてしまっていると、涙ながらに語っていた」
「……お友達の方たちも……知っていたとはいえ辛かっただろうに、実際一体どんな薬を使用したんだ?
調べはついているんだろ?」
「それなんだが、薬ではありえないんだ。
そうすると他の使用人にまで影響がでてしまうからな、魔道具が関わっているようなんだが、どんな魔道具が使われたかいまだにわかっていないんだ」
「……お姉さま……もしかしたらですが……大きな青い宝石のようなものかもしれないです……」
「それなら回収してある、魔石には何の力も入っていなかったことが確認されているはずだ」
「姉は、両親や兄に何かを言うときその青い石を手に握ってから言ってました」
「それにしてもどうやってそれだけの魔道具を集めていたんだ?」
闇での取引とはいえ、幼い子供がそんなことできるはずがないのだ。
……姉のお世話係が、いつの間にかいなくなっていたはず……
「それも取り押さえておんなじ修道院に送っておいた」
子供がもう少し大きくなったら兄に合いに行こうと思う。
クリスさまは反対されるかもしれないが、合ってきちんと話してみたい。
どうやって説得するか今から作戦を立てねばならないだろう。
「お兄さまは、口ではすごく罵っていたのですが、顔がすごく嫌そうだったんです」
「両親と違い、四六時中いたわけじゃなかったからな」
「では、すごい頑張ってくれたんですね」
「ああ、二番目の妹の悪口を言いたくないし、とってもかわいいのに口から出る言葉は気持ちとは裏腹なことを言ってしまうと、神妙な顔でこぼしていた」
「……でも……そうなると、お兄さまをよく知っているご学友の皆さまはさぞ、びっくりされたのでしょうね」
「そうだな、皆理由を知っていたから、今までと変わらなかったぞ、その代わり本人が一番辛そうだったな」
社交界に出かけていくときは姉も一緒だったはずだ。
「あらかじめ、友達には説明していたからな。
ローザの側にいると自分は心にもないことを言ってしまう。
抗うことができず、下の妹を傷付けてしまっていると、涙ながらに語っていた」
「……お友達の方たちも……知っていたとはいえ辛かっただろうに、実際一体どんな薬を使用したんだ?
調べはついているんだろ?」
「それなんだが、薬ではありえないんだ。
そうすると他の使用人にまで影響がでてしまうからな、魔道具が関わっているようなんだが、どんな魔道具が使われたかいまだにわかっていないんだ」
「……お姉さま……もしかしたらですが……大きな青い宝石のようなものかもしれないです……」
「それなら回収してある、魔石には何の力も入っていなかったことが確認されているはずだ」
「姉は、両親や兄に何かを言うときその青い石を手に握ってから言ってました」
「それにしてもどうやってそれだけの魔道具を集めていたんだ?」
闇での取引とはいえ、幼い子供がそんなことできるはずがないのだ。
……姉のお世話係が、いつの間にかいなくなっていたはず……
「それも取り押さえておんなじ修道院に送っておいた」
子供がもう少し大きくなったら兄に合いに行こうと思う。
クリスさまは反対されるかもしれないが、合ってきちんと話してみたい。
どうやって説得するか今から作戦を立てねばならないだろう。
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