公爵家の長男だけど優秀な弟がいるので僕は騎士となりのし上ります

りまり

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騎士編

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 「魔力が回復してない……」

 「当たり前だ、あの後すぐに寝てしまうのだから」

 「……ごめん」

 「今からやって戻るのか?」

 「わからない、でも今よりは戻るかもしれない」

 「わかった」

 ウィルは部屋に防音の魔法を施すと俺を抱いてくれた。

 歩けなくなるのは困るので加減してもらったが、それも父の登場で俺は歩けないぐらい抱かれることになってしまったのだ。

 「父よ、手加減という言葉を知っているか?」

 「もちろん知っているよ」

 「知っているならなんでこうなるまで抱くかな!!!」

 「レオンがかわいいから理性がきかなかった」

 「理性がきかないじゃねーよ」

 俺は父にお姫様抱っこされ移動している。

 なんのための側近だよ!

 俺が何度文句を言っても聞いてくれずにここまで来たのだ。

 俺はほかのメンバーと一緒に大きな渦を浄化し、魔力切れを起こした子はテントに運ばれ大丈夫な子は大きな渦の近くにある小さな渦を浄化していった。

 魔物を討伐する部隊も近くに控えていて、魔物が出ると倒していった。

 「レオン様ここの周りには渦はなくなりました」

 「……いやまだある。
 まだここは浄化されていないんだ」

 俺はまがまがしい気のほうを指さし父に行ってもらえるように頼むと、俺の指刺したほうにはさっきまでの小さな渦と違い大きな渦が出来上がっていた。

 「……これは俺一人じゃどうすることもできない」

 全員で協力するしかないのでいったん戻り魔力を戻してからチャレンジするか魔力切れまで頑張り入れ替わりで浄化していくしかないな。

 とりあえず残りの魔力で少し浄化し残りは明日に持ち越した。

 その日はあっちこっちのテントから発情した動物のように喘ぎ声が響いていた。

 もちろん俺も抱いてもらった。

 最近は俺のほうから誘うようになっているのだが、それは考えないようにしている。

 「最近積極的で嬉しいよ、ほら出すぞ」

 「お願い出して……」

 これで何回目だろう、ウィルだけじゃ足りず父にも出してもらいそれでも足りずに父の側近にも抱いてもらっているぐらいだ。

 中に白濁を出してもらうとそれが魔力に変わるのか徐々に魔力が回復しているのが分かるのだ。

 はじめはウィルとモールスで足りたのに今では満たされずにいた。

 「ほかの子たちも魔力量が徐々に上がっているらしく一人では足りないと言っていたぞ」

 「わからない、でもまだ足りないのは確かだ」

 どういう訳か浄化を請け負ってい子たちがことごとく魔力量を上昇させているのだ。

 これは検証の必要はあるが今は魔力が回復するのを待つしかない。


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