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騎士編
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それ以来、俺は彼らを避けるように行動した。
焦りだしたのは彼らのほうだ。
イライラし始めて物に当たりだした。
「なんでだよ、なんで捕まえる事できないんだ!!!」
「俺たちがレオンを怒らせたのがいけないんだ、あいつに謝らないとずっとこのままはキツイ」
「好きだからこそ中毒になり虜になる」
「怖いが、あいつだからいいんだ」
「わかっているけどやめられない」
「わかっていたのに飛び込んだよな」
近くに隠れているとも知らずに喋っているこいつらの会話を気配を消して聞いていた。
「俺は初めて会った時から好きだった」
「ウィルずるい、俺もレオン好きだよ」
「モーリスまで」
俺のいいところをあげ、悪いところも言いながら笑っていた。
「お前ら変」
「「「レオン」」」
「変と言われても、全部ひっくるめて好き」
「……やっぱりお前らの相手するの考えようかな」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
「レオンそれぐらいにしてやってくれないか」
突然声のするほうを向くと気配を消して近づいてきていた陛下と近衛騎士だった。
「こいつら使い物にならないと周りが迷惑なんだ」
「ゴミと一緒に処分してください」
「う~ん……できればこいつらこれでも優秀だからゴミに出すのは惜しいかなと思って……」
「俺もかなり迷惑です」
「そこを何とか、譲歩してくれないか?」
「仕事が滞っているんだよ」
「レオン様お願いします」
「これ以上書類が増えるとその後のことを考えると夜も眠れません」
あまりに必死に頼むので、それぞれの執務室に行くと書類の山が部屋の中を埋め尽くしているではないか!
この山はいったい……
「さすがにこれ以上増やすことが出来ません」
俺は呆然としてしまった。
危うく魂が飛んでいくかと思ったぐらいだ。
「お前ら……仕事もせんと俺を付け回していたのか!」
「でもほら……」
「言い訳は聞かん!
今すぐ書類の山を何とかするからな!」
「でも俺たち……」
「そんなの終わってからだ!
お前たちの身体に思う存分刻み込んでやるから覚悟しておけよ」
俺は手分けして書類を分類し、急ぎの物からサインさせた。
書きあがった書類は関係各所にもっていかせ、少しずつだか減らしていくしかない。
書類の山をすべて片付けるのに一か月かかった。
さて、あいつらへのご褒美タイムと行きますか。
俺はあいつらを練習場に呼びつけると、地獄のお仕置きタイムを開始した。
それはそれは雄たけびをあげながら死に物狂いで頑張っていたよ。
泥のように眠れるように毎日地獄の練習を続けた。
焦りだしたのは彼らのほうだ。
イライラし始めて物に当たりだした。
「なんでだよ、なんで捕まえる事できないんだ!!!」
「俺たちがレオンを怒らせたのがいけないんだ、あいつに謝らないとずっとこのままはキツイ」
「好きだからこそ中毒になり虜になる」
「怖いが、あいつだからいいんだ」
「わかっているけどやめられない」
「わかっていたのに飛び込んだよな」
近くに隠れているとも知らずに喋っているこいつらの会話を気配を消して聞いていた。
「俺は初めて会った時から好きだった」
「ウィルずるい、俺もレオン好きだよ」
「モーリスまで」
俺のいいところをあげ、悪いところも言いながら笑っていた。
「お前ら変」
「「「レオン」」」
「変と言われても、全部ひっくるめて好き」
「……やっぱりお前らの相手するの考えようかな」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
「レオンそれぐらいにしてやってくれないか」
突然声のするほうを向くと気配を消して近づいてきていた陛下と近衛騎士だった。
「こいつら使い物にならないと周りが迷惑なんだ」
「ゴミと一緒に処分してください」
「う~ん……できればこいつらこれでも優秀だからゴミに出すのは惜しいかなと思って……」
「俺もかなり迷惑です」
「そこを何とか、譲歩してくれないか?」
「仕事が滞っているんだよ」
「レオン様お願いします」
「これ以上書類が増えるとその後のことを考えると夜も眠れません」
あまりに必死に頼むので、それぞれの執務室に行くと書類の山が部屋の中を埋め尽くしているではないか!
この山はいったい……
「さすがにこれ以上増やすことが出来ません」
俺は呆然としてしまった。
危うく魂が飛んでいくかと思ったぐらいだ。
「お前ら……仕事もせんと俺を付け回していたのか!」
「でもほら……」
「言い訳は聞かん!
今すぐ書類の山を何とかするからな!」
「でも俺たち……」
「そんなの終わってからだ!
お前たちの身体に思う存分刻み込んでやるから覚悟しておけよ」
俺は手分けして書類を分類し、急ぎの物からサインさせた。
書きあがった書類は関係各所にもっていかせ、少しずつだか減らしていくしかない。
書類の山をすべて片付けるのに一か月かかった。
さて、あいつらへのご褒美タイムと行きますか。
俺はあいつらを練習場に呼びつけると、地獄のお仕置きタイムを開始した。
それはそれは雄たけびをあげながら死に物狂いで頑張っていたよ。
泥のように眠れるように毎日地獄の練習を続けた。
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