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騎士編
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やる気になったのはいい。
やる気になったら、小さなことも聞いてくるようになった。
うざいんだ。
それが本当に小さなことだからかなりうざい!
「気になりだしたら前に進まないんだ」
「なら聞いてくればいいじゃないか!!」
「……そうだな、ここでこうしていてもらちが明かないからな聞いてくる」
そういうと出ていった。
俺とフィルは見送りため息を付いた。
「書類整理してくれるのはいいが、毎回ああだと進まないな」
「そうなんですよ、お陰でまた溜まって来ました」
フィルはシクシクと泣く真似をしていたが、あまりこたえていない。
「俺これから稽古しに行くんだけど付き合ってくれないか?」
「いいですよ、丁度腕がなまってきたので助かります」
俺とフィルは練習場に行くとすでに練習していたウィルたちと合流して一緒に練習した。
「だいぶなまっているぞ」
「書類が溜まって、練習できなかったんだから仕方ないだろ」
「なんでもこなせるんだからすごいよな」
「俺は便利屋じゃない!」
「声を大にして叫ぶなよ」
「声を大にして言いたいんだよ!!」
「ハイハイ、ストレスが溜まっているのね」
「当たり前だろ、貯まらないほうがおかしい!」
俺はウィル相手に剣術の相手をさせ、文句を言いまくった。
ウィルも慣れたもので、俺をなだめながら相手をしてくれたのだが、それも突然終了となった。
モーリスが俺を抱き上げ、部屋に連れ込まれたからだ。
「突然なんだ!」
「最近してない、俺レオン不足だ」
「だからって、それはないだろ」
「そうでもしないと触れることもできない」
「それでもだ」
「ヤダ、レオン不足でどうにかなりそうだ」
モーリスは俺に縋り付く様に抱き着いてきた。
その後、ぞろぞろと追いかけてきてくれそれ以上のことはなかったがモーリスは離れてくれなかった。
「いい加減離れないと、嫌われるぞ」
「やだけどまた触れないかと思うと……」
「大丈夫ですよ、あなたたちが離れられないのがわかりましたからね、無理には離しません。
ただ共存と言うことでどうでしょうか?」
「モーリスじゃないが俺たちもいい加減限界だからな」
「……お前たち、人を麻薬のように言わないでくれ!!」
「いや、お前を一回でも抱けばそうなる」
「ダニエルさまがいい例だ」
「……なら抜けるまでなしだな」
「後生だからそれだけは勘弁してください!」
俺はこいつらを置いて部屋に備え付けてあるシャワーを浴びに行った。
襲われないように何重にも結界を張ったのは言うまでもない。
やる気になったら、小さなことも聞いてくるようになった。
うざいんだ。
それが本当に小さなことだからかなりうざい!
「気になりだしたら前に進まないんだ」
「なら聞いてくればいいじゃないか!!」
「……そうだな、ここでこうしていてもらちが明かないからな聞いてくる」
そういうと出ていった。
俺とフィルは見送りため息を付いた。
「書類整理してくれるのはいいが、毎回ああだと進まないな」
「そうなんですよ、お陰でまた溜まって来ました」
フィルはシクシクと泣く真似をしていたが、あまりこたえていない。
「俺これから稽古しに行くんだけど付き合ってくれないか?」
「いいですよ、丁度腕がなまってきたので助かります」
俺とフィルは練習場に行くとすでに練習していたウィルたちと合流して一緒に練習した。
「だいぶなまっているぞ」
「書類が溜まって、練習できなかったんだから仕方ないだろ」
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「俺は便利屋じゃない!」
「声を大にして叫ぶなよ」
「声を大にして言いたいんだよ!!」
「ハイハイ、ストレスが溜まっているのね」
「当たり前だろ、貯まらないほうがおかしい!」
俺はウィル相手に剣術の相手をさせ、文句を言いまくった。
ウィルも慣れたもので、俺をなだめながら相手をしてくれたのだが、それも突然終了となった。
モーリスが俺を抱き上げ、部屋に連れ込まれたからだ。
「突然なんだ!」
「最近してない、俺レオン不足だ」
「だからって、それはないだろ」
「そうでもしないと触れることもできない」
「それでもだ」
「ヤダ、レオン不足でどうにかなりそうだ」
モーリスは俺に縋り付く様に抱き着いてきた。
その後、ぞろぞろと追いかけてきてくれそれ以上のことはなかったがモーリスは離れてくれなかった。
「いい加減離れないと、嫌われるぞ」
「やだけどまた触れないかと思うと……」
「大丈夫ですよ、あなたたちが離れられないのがわかりましたからね、無理には離しません。
ただ共存と言うことでどうでしょうか?」
「モーリスじゃないが俺たちもいい加減限界だからな」
「……お前たち、人を麻薬のように言わないでくれ!!」
「いや、お前を一回でも抱けばそうなる」
「ダニエルさまがいい例だ」
「……なら抜けるまでなしだな」
「後生だからそれだけは勘弁してください!」
俺はこいつらを置いて部屋に備え付けてあるシャワーを浴びに行った。
襲われないように何重にも結界を張ったのは言うまでもない。
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