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冒険者編
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旅に出てから約半年たった。
順調に依頼を熟しているが、一人だと限界があり、いい加減パーティーを組まないとと思っていたのだが、あるパーティーのせいで組むのはちょっとと思っていた所だ。
依頼内容によっては、その場その場でパーティーを組み、依頼をこなしていたがレベルが違い過ぎてはっきり言ってやりずらいのだ。
そんな時耳にしたのが六人組の冒険者の噂だ。
かなり強いらしいと噂されているのだ。
気にはなるが会う機会がないので仕方ない。
「何かいい依頼あったかい?」
「いい加減、パーティーを組まなきゃやれない依頼ばかりですね」
「だから俺たちと組もうと言っているだろ」
俺にすり寄り俺を抱きしめてきたのは依然組んだことのあるメンバーだ。
こいつらのせいでパーティーを組みたくないとおもってしまったのだ。
「他のメンバーに睨まれたくないので離してください」
「そうだぞ!
リーダーばっかずるいじゃないか!
僕たちもレンさんとスキンシップしたいのに!」
何故みんなして俺に引っ付いてくるんだ。
俺は抱き着かれ抱き上げられ、バーが併設している空間に連れてこられると、マスターに色々な料理を頼んでいたのだが、その中にはお酒も入っていた。
「昼間から飲むんですか?」
「いいじゃないか、最近禁酒してたんだいい加減解禁してもいいだろ?」
「ずっと禁酒していてください」
「そういうなよ」
俺を膝の上に乗せると出てきたつまみを俺の口の中に入れていく。
どうも獣人は餌付けが好きらしく、会えばこうやって膝に乗せ口の中に食べ物を突っ込んでくる。
最初は抵抗していたが力ではかなわないし、疲れるので諦めやりたいようにやらせている。
お互い牽制しやっているのか、それ以上のことはやられないで済んでいるが、今は安心だがこれから安心とは限らない。
俺は出来るだけ出会わないようにしているが、匂いを嗅ぎつけてくるらしく行った先々で出会うのだ。
大分お酒を煽るペースが早くなっている。
そろそろやばそうなので逃げようとしたのだが捕まり、また座らされた。
「何逃げようとしてんだよ」
「逃げたくなるだろ、前回も酔った挙句襲われたんだからな」
「あの時は最後までやってないだろ」
「やっていたら、お前はここに居ないだろ?」
俺は威嚇しながら相手を睨むが、あまり堪えた感じはしないのがイラつかされる。
「レンちゃんもそうカリカリしないで、飲んだら?」
「俺はいらない、お前たちは大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ、毎回だからね」
「レンがいるのといないのではリーダーの態度と機嫌がちがうからね」
「……それで俺に入ってくれと言っているのか?」
「それもあるけど、僕たちもレンちゃんが好きだから一緒にいたいっていうのが本音だよ」
なんか、説得されているが、心に響かないのはなぜだろうと思う今日この頃であった。
順調に依頼を熟しているが、一人だと限界があり、いい加減パーティーを組まないとと思っていたのだが、あるパーティーのせいで組むのはちょっとと思っていた所だ。
依頼内容によっては、その場その場でパーティーを組み、依頼をこなしていたがレベルが違い過ぎてはっきり言ってやりずらいのだ。
そんな時耳にしたのが六人組の冒険者の噂だ。
かなり強いらしいと噂されているのだ。
気にはなるが会う機会がないので仕方ない。
「何かいい依頼あったかい?」
「いい加減、パーティーを組まなきゃやれない依頼ばかりですね」
「だから俺たちと組もうと言っているだろ」
俺にすり寄り俺を抱きしめてきたのは依然組んだことのあるメンバーだ。
こいつらのせいでパーティーを組みたくないとおもってしまったのだ。
「他のメンバーに睨まれたくないので離してください」
「そうだぞ!
リーダーばっかずるいじゃないか!
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何故みんなして俺に引っ付いてくるんだ。
俺は抱き着かれ抱き上げられ、バーが併設している空間に連れてこられると、マスターに色々な料理を頼んでいたのだが、その中にはお酒も入っていた。
「昼間から飲むんですか?」
「いいじゃないか、最近禁酒してたんだいい加減解禁してもいいだろ?」
「ずっと禁酒していてください」
「そういうなよ」
俺を膝の上に乗せると出てきたつまみを俺の口の中に入れていく。
どうも獣人は餌付けが好きらしく、会えばこうやって膝に乗せ口の中に食べ物を突っ込んでくる。
最初は抵抗していたが力ではかなわないし、疲れるので諦めやりたいようにやらせている。
お互い牽制しやっているのか、それ以上のことはやられないで済んでいるが、今は安心だがこれから安心とは限らない。
俺は出来るだけ出会わないようにしているが、匂いを嗅ぎつけてくるらしく行った先々で出会うのだ。
大分お酒を煽るペースが早くなっている。
そろそろやばそうなので逃げようとしたのだが捕まり、また座らされた。
「何逃げようとしてんだよ」
「逃げたくなるだろ、前回も酔った挙句襲われたんだからな」
「あの時は最後までやってないだろ」
「やっていたら、お前はここに居ないだろ?」
俺は威嚇しながら相手を睨むが、あまり堪えた感じはしないのがイラつかされる。
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「俺はいらない、お前たちは大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ、毎回だからね」
「レンがいるのといないのではリーダーの態度と機嫌がちがうからね」
「……それで俺に入ってくれと言っているのか?」
「それもあるけど、僕たちもレンちゃんが好きだから一緒にいたいっていうのが本音だよ」
なんか、説得されているが、心に響かないのはなぜだろうと思う今日この頃であった。
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