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冒険者編
5 母ノアside2
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何の手立てもないままこの日をとうとう迎えてしまった。
ダニエルにタガが外れそうだと前もって言われており、その時は側近と止めにはいってくれと言われた。
あんだけ散々抱いておいてまだ本気じゃないなんてありえない。
どれぐらいたっただろう、迎えが来たのだ。
「準備が整いました」
ダニエルは慎重な面持ちで出て行くが実はかなりウキウキしている。
「あれはかなりやばいよな」
「ああ、とにかく着いて行こう」
少ししたらいくつもりだったが、後をついていくことにした。
中に入ると正気を失ったダニエルが獣のようにレオンを襲っているではないか!
「……何やってるんだ」
前座をあまり好まないダニエルが進んで前座をしているではないか!
「あいつ本気だな」
「レオン様やばいんじゃないか」
「そうだな、でも息子だ少しは自制が効いてくれると思うが……」
「……あれ我慢しすぎたか?」
「そうだな……」
初めてダニエルに抱かれた時はそれはそれは真綿でくるむように抱かれた。
あれはなんだ、獣ではないか!
討伐に出て感情が高ぶった時でもあんな抱き方はしない。
どのくらい立ったか覚えてないが、かなり時間が過ぎていることは確かだ。
「ノア様、レオン様が気絶しました」
「気絶したレオン様をそのまま抱いてます」
「引き離してくれ、あいつが満足するまで抱かれるしかないだろ」
初めてのレオンにかなり酷使させたのだろう、ぐったりとしたレオンを引き離すと今度は私たちに襲い掛かってきて朝まで抱かれた。
どんな体力してるんだ、そんでもってどんだけ絶倫なんだ。
レオンはダニエルに抱かれた後数日動けなかったのか顔を見るのは数日ぶりだ。
かく言う私たちもベットの住人とかしていたのだから当たり前なのだが、様子がおかしい。
「ノア、話があるんだけど」
珍しく神妙な顔で話しかけてきたダニエルだが、話を聞く限りこいつクズだと思ってしまった。
「どういうことです?」
「レオンは討伐に参加させないで領地に待機部隊にする」
「あの子の剣術ならベテランと引けを取らないじゃないですか?」
「俺が嫌なんだ、あんなかわいいレオンのあられもない姿や喘ぎ声を他の部員に見せたくないきかせたくないんだ」
頭が痛くなってきた。
だから落ち込んでいたのか。
そりゃー落ち込むわな。
それでもこそこそと隠れて何かをしているのは分かった。
バードも気付いたらしく最近のレオンの行動を聞いた。
「そうか、リオンの側近もあいつらが兼ねると聞いていたが、あれじゃ疎外感を感じずにはいられないな」
「最近は夕食はいらないと断っていますし、どこで何をやっているのか」
リオンとウィルたちはレオンに負けまいと剣術の稽古に励んでいるのだろうが、レオンは違う。
あれでは孤独と感じてしまっても仕方ない、それに追い打ちをかけて討伐隊には加われないとなると何をしでかすかわからないな。
様子を見てあいつに話すか。
ダニエルにタガが外れそうだと前もって言われており、その時は側近と止めにはいってくれと言われた。
あんだけ散々抱いておいてまだ本気じゃないなんてありえない。
どれぐらいたっただろう、迎えが来たのだ。
「準備が整いました」
ダニエルは慎重な面持ちで出て行くが実はかなりウキウキしている。
「あれはかなりやばいよな」
「ああ、とにかく着いて行こう」
少ししたらいくつもりだったが、後をついていくことにした。
中に入ると正気を失ったダニエルが獣のようにレオンを襲っているではないか!
「……何やってるんだ」
前座をあまり好まないダニエルが進んで前座をしているではないか!
「あいつ本気だな」
「レオン様やばいんじゃないか」
「そうだな、でも息子だ少しは自制が効いてくれると思うが……」
「……あれ我慢しすぎたか?」
「そうだな……」
初めてダニエルに抱かれた時はそれはそれは真綿でくるむように抱かれた。
あれはなんだ、獣ではないか!
討伐に出て感情が高ぶった時でもあんな抱き方はしない。
どのくらい立ったか覚えてないが、かなり時間が過ぎていることは確かだ。
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「気絶したレオン様をそのまま抱いてます」
「引き離してくれ、あいつが満足するまで抱かれるしかないだろ」
初めてのレオンにかなり酷使させたのだろう、ぐったりとしたレオンを引き離すと今度は私たちに襲い掛かってきて朝まで抱かれた。
どんな体力してるんだ、そんでもってどんだけ絶倫なんだ。
レオンはダニエルに抱かれた後数日動けなかったのか顔を見るのは数日ぶりだ。
かく言う私たちもベットの住人とかしていたのだから当たり前なのだが、様子がおかしい。
「ノア、話があるんだけど」
珍しく神妙な顔で話しかけてきたダニエルだが、話を聞く限りこいつクズだと思ってしまった。
「どういうことです?」
「レオンは討伐に参加させないで領地に待機部隊にする」
「あの子の剣術ならベテランと引けを取らないじゃないですか?」
「俺が嫌なんだ、あんなかわいいレオンのあられもない姿や喘ぎ声を他の部員に見せたくないきかせたくないんだ」
頭が痛くなってきた。
だから落ち込んでいたのか。
そりゃー落ち込むわな。
それでもこそこそと隠れて何かをしているのは分かった。
バードも気付いたらしく最近のレオンの行動を聞いた。
「そうか、リオンの側近もあいつらが兼ねると聞いていたが、あれじゃ疎外感を感じずにはいられないな」
「最近は夕食はいらないと断っていますし、どこで何をやっているのか」
リオンとウィルたちはレオンに負けまいと剣術の稽古に励んでいるのだろうが、レオンは違う。
あれでは孤独と感じてしまっても仕方ない、それに追い打ちをかけて討伐隊には加われないとなると何をしでかすかわからないな。
様子を見てあいつに話すか。
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