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青年期(討伐)
3 ウィルside2
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結果から言えば俺たち5人は正式に騎士団に入団を果たした。
「お前たちの出身地には早馬を走らせて知らせに行ってもらっている」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
「ついでにノームを連れてきてもらうためなんだがな」
「それって俺たちの結果がついでで、おっちゃん連れてくるのが本命ですよね」
「……違うぞ!あくまでついでだ」
本来であれば、領主のダニエルさま自ら声をかけはしないのだが、ダニエルさまは誰にでも分け隔てない人で、部下に頼めばいいことも自らやってしまう人なのだそうだ。
それに敬語もいらないと言われてしまったぐらいだ。
ただ嘘が苦手らしく、俺が本音を言うと動揺して目が泳いでいるのだ。
俺はため息を吐きながら、城の中を仲間と一緒に散策していると、剣術の稽古をしているきれいな子にあった。
あまりにきれいすぎて精霊か、妖精かと思ったがなんとダニエルさまの子供だと言うではないか!
確かにダニエルさまはかっこいいし、ノアさまはきれいでだからと言って近寄りがたいわけでもなく、言われてみればお二人の特徴をとらえた姿だが、可愛いしきれいだ。
まだ10歳だが、色気が駄々洩れで思わず襲いたくなったぐらいだ。
「一人で剣を振っていても上達はしないよ。
俺たちと打ち合いをしようよ」
俺がそう声を掛けると初めはびっくりしていたようだが、すぐに返事が返ってきた。
その日から俺たちとレオンハルトは毎日のように顔を合わせ剣術の練習をしお互いを高めあった。
レオンハルトと出会った日から10日で馬車に揺られてノームがやっていた。
「相変わらず強引だな」
「そう怒るな、お前の弟子が全員合格したんだから呼び寄せるのは当たり前だろ」
時折レオンハルトが機嫌の悪い日があり、我武者羅に剣を振っていたので聞いてみると、貴族ならではのことなので俺たちにはどうすることもできずダニエルさまに相談した。
「そうか、確かにレオンははたから見たら受け入れる側だが、尊攘そこらの奴から比べたら男らしいからな」
「俺たちも経験はありませんが、俺たちなら警戒されずにできないでしょうか?」
「そうだね、それもいいかもしれないね」
俺はレオンハルトに俺たちとならいいと言わせるために手を尽くした。
尽くした介がありました。
言ってくれたんです。
ダニエルさまに承諾を得にまで行きました。
レオンハルトの姿がなくなると俺たちは大喜びした。
初めて声を掛けてから2年、日に日にかわいくなるレオンハルトに恋愛感情を募らせていたメンバーには渡りに船だった。
あのレオンハルトの肌に触れられるかと思うとすでに興奮状態の体は爆発寸前だった。
だから、閨の話を聞いた時レオンハルトの肌に俺たち以外の誰かが触るのかと思うと腸が煮えくり返る思いだったが、彼が嫌がり嫌悪しているのを見て少し不安で仕方なかった。
俺たちが触れても嫌悪感が湧くのかと、でも答えは否だった。
安堵はしたが、ダニエルさまの答え次第では俺たちは他の部隊に配属させられるだろう。
俺たちからレオンハルトを奪わないでくれ、説に願う。
「お前たちの出身地には早馬を走らせて知らせに行ってもらっている」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
「ついでにノームを連れてきてもらうためなんだがな」
「それって俺たちの結果がついでで、おっちゃん連れてくるのが本命ですよね」
「……違うぞ!あくまでついでだ」
本来であれば、領主のダニエルさま自ら声をかけはしないのだが、ダニエルさまは誰にでも分け隔てない人で、部下に頼めばいいことも自らやってしまう人なのだそうだ。
それに敬語もいらないと言われてしまったぐらいだ。
ただ嘘が苦手らしく、俺が本音を言うと動揺して目が泳いでいるのだ。
俺はため息を吐きながら、城の中を仲間と一緒に散策していると、剣術の稽古をしているきれいな子にあった。
あまりにきれいすぎて精霊か、妖精かと思ったがなんとダニエルさまの子供だと言うではないか!
確かにダニエルさまはかっこいいし、ノアさまはきれいでだからと言って近寄りがたいわけでもなく、言われてみればお二人の特徴をとらえた姿だが、可愛いしきれいだ。
まだ10歳だが、色気が駄々洩れで思わず襲いたくなったぐらいだ。
「一人で剣を振っていても上達はしないよ。
俺たちと打ち合いをしようよ」
俺がそう声を掛けると初めはびっくりしていたようだが、すぐに返事が返ってきた。
その日から俺たちとレオンハルトは毎日のように顔を合わせ剣術の練習をしお互いを高めあった。
レオンハルトと出会った日から10日で馬車に揺られてノームがやっていた。
「相変わらず強引だな」
「そう怒るな、お前の弟子が全員合格したんだから呼び寄せるのは当たり前だろ」
時折レオンハルトが機嫌の悪い日があり、我武者羅に剣を振っていたので聞いてみると、貴族ならではのことなので俺たちにはどうすることもできずダニエルさまに相談した。
「そうか、確かにレオンははたから見たら受け入れる側だが、尊攘そこらの奴から比べたら男らしいからな」
「俺たちも経験はありませんが、俺たちなら警戒されずにできないでしょうか?」
「そうだね、それもいいかもしれないね」
俺はレオンハルトに俺たちとならいいと言わせるために手を尽くした。
尽くした介がありました。
言ってくれたんです。
ダニエルさまに承諾を得にまで行きました。
レオンハルトの姿がなくなると俺たちは大喜びした。
初めて声を掛けてから2年、日に日にかわいくなるレオンハルトに恋愛感情を募らせていたメンバーには渡りに船だった。
あのレオンハルトの肌に触れられるかと思うとすでに興奮状態の体は爆発寸前だった。
だから、閨の話を聞いた時レオンハルトの肌に俺たち以外の誰かが触るのかと思うと腸が煮えくり返る思いだったが、彼が嫌がり嫌悪しているのを見て少し不安で仕方なかった。
俺たちが触れても嫌悪感が湧くのかと、でも答えは否だった。
安堵はしたが、ダニエルさまの答え次第では俺たちは他の部隊に配属させられるだろう。
俺たちからレオンハルトを奪わないでくれ、説に願う。
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