公爵家の長男だけど優秀な弟がいるので僕は騎士となりのし上ります

りまり

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幼少期

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 DQN親子をつまみ出し、ようやく魔力判定が始まった。

 爵位が低いものから始まり終わると会場を後にするのが決まりのようで、男爵家からはじまった。

 「うちはまだ先だから楽にしていていいよ」

 俺自体爵位があるなど知らなかったのでびっくりしていた。

 会場が騒がしくなってみると、なんと二属性持ちが出たと大騒ぎされていた。

 「二属性持ちはいることはいますが、びっくりするほど珍しくありませんよ」

 「そうだな、バードも二属性持ちだしな」

 「そっそうなんだ」

 俺んちって一体……

 考えたらいけない気がしてきた。

 次々に終わり、今のところ二属性は彼以外出ていないが、レアで言えば聖属性を持っている人も出た。

 全体的に魔力量は少なく、将来を期待できるものはいなかった。

 知らなかったんですけど家は公爵家でした!

 「行ってこい」

 俺は陛下の前に出ていくと何故か陛下が立ち上がりこっちに来ようとしていたみたいだが、側近に止められ椅子に座ったのを確認してから俺に水晶に手をかざすように言われた。

 手を翳すと七色に輝き水晶がパリンと割れてしまったのだ。

 「……」

 「久々に水晶が割れたのを見たよ」

 陛下は新しい水晶を持ってこさせると、それに手をかざす様に言われ、言われた通りかざすと今度は割れなかったのだが……

 「両親以上の数値をたたき出すとは、流石としか言いようがない」

 ちなみに、全属性持ちの魔力量もかなり多く加護も妖精に愛されし者と精霊に愛されし者だった。

 だから妖精と精霊が見えたのだと確信した。

 チートです。

 ここまでくるとチートとしか言いようがないです。

 水晶に映った物は紙にそのまま複写され一枚は王家で保管し、もう一枚は公爵家で保管されるのだ。

 終わったので出ていきたかったが、待つように言われ、最後の第二王子のジークフリート様の鑑定が行われた。

 彼も三属性持ちで魔力量も多かった。

 全員終わるとお広間を後にし、俺たちは王様とお茶をすることになったのだ。
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