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今日はまったりタイムです。
当分騎士としては出張ることはないですし、冒険者としても今日はお休みです。
領民の着るような服を着ると張り切って町にショッピングです。
実はいつもショッピングをしていると声をかけてくる人がいた。
最初声をかけられたときは不審者を見るような目を向けてしまったが、何回か会ううちに意気投合してしまったのだが、たまに依頼も一緒にこなすこともある。
ただお互い名前しか知らない、それでも彼といると気が楽なのだ。
そんな相手はめったにいないし、彼の存在を大切にしたいのだ。
今日も約束していたわけではないのにいつもの喫茶店にいた。
「こんにちは、あら今日はお疲れのようね?」
「そうだな、ちょっといろいろあったんだ」
「そうなの?」
「最近俺に付きまとう女がいるんだけど、そいつ本当にうざいんだ」
「へーそうなんだ」
女って私のことかな……遠回しに近寄るなといっているのかな。
「そいつ少し親切にしたり、何回か行動を共にしただけで勘違いして困るよ」
「………大変だね」
「だから女は嫌いなんだ」
そうか、この時間を大切にしていたのは自分だけだったのか、これ以上嫌われるのもなんだから帰ろうかな。
「ごめんね。
私用事思い出しちゃったから」
私は注文することなく出ていった。
「またおいしいお店探さないとな……」
いったんは帰ろうと思ったが、落ち込んだまま帰っても気が晴れないのであっちこっち見て回ることにした。
私は思う存分楽しみ、また明日から元気にやろうと心に決め家へ戻った。
当分騎士としては出張ることはないですし、冒険者としても今日はお休みです。
領民の着るような服を着ると張り切って町にショッピングです。
実はいつもショッピングをしていると声をかけてくる人がいた。
最初声をかけられたときは不審者を見るような目を向けてしまったが、何回か会ううちに意気投合してしまったのだが、たまに依頼も一緒にこなすこともある。
ただお互い名前しか知らない、それでも彼といると気が楽なのだ。
そんな相手はめったにいないし、彼の存在を大切にしたいのだ。
今日も約束していたわけではないのにいつもの喫茶店にいた。
「こんにちは、あら今日はお疲れのようね?」
「そうだな、ちょっといろいろあったんだ」
「そうなの?」
「最近俺に付きまとう女がいるんだけど、そいつ本当にうざいんだ」
「へーそうなんだ」
女って私のことかな……遠回しに近寄るなといっているのかな。
「そいつ少し親切にしたり、何回か行動を共にしただけで勘違いして困るよ」
「………大変だね」
「だから女は嫌いなんだ」
そうか、この時間を大切にしていたのは自分だけだったのか、これ以上嫌われるのもなんだから帰ろうかな。
「ごめんね。
私用事思い出しちゃったから」
私は注文することなく出ていった。
「またおいしいお店探さないとな……」
いったんは帰ろうと思ったが、落ち込んだまま帰っても気が晴れないのであっちこっち見て回ることにした。
私は思う存分楽しみ、また明日から元気にやろうと心に決め家へ戻った。
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