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やはりやらかしてました。
俺はどうやら起こさなくていいものを起こしてしまい、興味をひいてしまったようです。
オーランド殿下が理由をつけては俺に会いに来るのです。
それも極上の笑顔付きでですよ!!!!
寒気しか来ないんですけど!!!
俺は心の癒しと思っている授業があるのですが、それは魔法の授業です。
大昔は人々にも魔力があり、魔法が使われていたのですが、現在は稀に生まれる魔力持ちぐらいで、今現在は生まれていないのか隠されているかは知らないが存在していないそうです。
ほぼ絶滅危惧種!
この授業を受講した生徒は恒例となっている魔力判定の水晶を触れることになっているのだ。
やはりと言っていいだろう。俺は転生チートで魔力があったのだ。
それも全属性持ちだ。
教師たちは頭を抱えた。
これが知れたら彼を獲得しようと戦争が起きかねないのだ。
「今日のことはここだけの秘密です」
「はい、わかりました」
ここにいた生徒たちは教師が一人一人に催眠術を使いこの部屋で起こったことを消し去ったのだが、はっきり言ってこのままでいくと俺はこの国を離れることができなくなってしまうのだ。
「君は自由が欲しいと思うならあまり目立たずにいるんだ」
「わかりました」
俺はその日から目立たずに過ごそうとしたのだが、この国の王子さまはそれを許してはくれなかった。
ことあるごとに俺に声をかけてくるのだ。
おかげで目立つ目立つ、やっかみで俺はいじめられるはめになるのだが、どうもオーランド殿下俺に密偵を張りつかせているのかいつの間にか俺をいじめていた生徒はいなくなっていたのだ。
怖いこの国怖いんですけど……なんで俺をいじめた生徒が退学になってるの!
オーランド殿下が気に入ったからってなんで密偵までつけて見張らせてるんだよ!
なんで俺が密偵がついているか知ったのかというと、ここ最近魔法学の教師に魔法の使い方を教えてもらっていたからだ。
本当に使えるものがいないので教材を見てそれを練習しているのだが、俺の周りにいるものをリサーチしたら結構な数がヒットしたのだ。
「俺どうやら見張られています」
「……本当か?」
「今練習しているリサーチに数人引っ掛かりました」
「そうか、国が動くまでこちらは知らないふりをするしかないな」
「それまでにはここにある魔法をすべて獲得する気持ちで頑張ります」
「俺たち教師も協力は惜しまないから大丈夫だ」
俺たちの心配とは別に密偵同士がけん制しあっていて、ここで起きていることを把握していないとは今の俺たちは知る由もなかった。
俺はどうやら起こさなくていいものを起こしてしまい、興味をひいてしまったようです。
オーランド殿下が理由をつけては俺に会いに来るのです。
それも極上の笑顔付きでですよ!!!!
寒気しか来ないんですけど!!!
俺は心の癒しと思っている授業があるのですが、それは魔法の授業です。
大昔は人々にも魔力があり、魔法が使われていたのですが、現在は稀に生まれる魔力持ちぐらいで、今現在は生まれていないのか隠されているかは知らないが存在していないそうです。
ほぼ絶滅危惧種!
この授業を受講した生徒は恒例となっている魔力判定の水晶を触れることになっているのだ。
やはりと言っていいだろう。俺は転生チートで魔力があったのだ。
それも全属性持ちだ。
教師たちは頭を抱えた。
これが知れたら彼を獲得しようと戦争が起きかねないのだ。
「今日のことはここだけの秘密です」
「はい、わかりました」
ここにいた生徒たちは教師が一人一人に催眠術を使いこの部屋で起こったことを消し去ったのだが、はっきり言ってこのままでいくと俺はこの国を離れることができなくなってしまうのだ。
「君は自由が欲しいと思うならあまり目立たずにいるんだ」
「わかりました」
俺はその日から目立たずに過ごそうとしたのだが、この国の王子さまはそれを許してはくれなかった。
ことあるごとに俺に声をかけてくるのだ。
おかげで目立つ目立つ、やっかみで俺はいじめられるはめになるのだが、どうもオーランド殿下俺に密偵を張りつかせているのかいつの間にか俺をいじめていた生徒はいなくなっていたのだ。
怖いこの国怖いんですけど……なんで俺をいじめた生徒が退学になってるの!
オーランド殿下が気に入ったからってなんで密偵までつけて見張らせてるんだよ!
なんで俺が密偵がついているか知ったのかというと、ここ最近魔法学の教師に魔法の使い方を教えてもらっていたからだ。
本当に使えるものがいないので教材を見てそれを練習しているのだが、俺の周りにいるものをリサーチしたら結構な数がヒットしたのだ。
「俺どうやら見張られています」
「……本当か?」
「今練習しているリサーチに数人引っ掛かりました」
「そうか、国が動くまでこちらは知らないふりをするしかないな」
「それまでにはここにある魔法をすべて獲得する気持ちで頑張ります」
「俺たち教師も協力は惜しまないから大丈夫だ」
俺たちの心配とは別に密偵同士がけん制しあっていて、ここで起きていることを把握していないとは今の俺たちは知る由もなかった。
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