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7 リーシェside

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 私はリーシェと言います。

 七歳になりました。

 七歳でどうしてここまで喋れるかは企業秘密ですわ♥

 私にはお兄さまがいますの、私のお兄さまはそれはそれはかわいらしい方で、大好きなんですのよ♥

 でもお母様に付いていったお茶会で、私のお兄さまの噂を聞いた王子がお兄さまに会いたいと無理矢理お友達にされてしまいましたの。

 お友達になってからは年がら年中お泊り会を開いては泊りに来るようになり、お兄さまと同じベッドで眠りますのよ、ムカつきませんか!!!!

 私だって一緒に寝たいのにダメと言われていますのに本当にムカつきますわ!!!!!

 しまいにはお兄さまにキスしたり抱き着いたりとやりたい放題なんですのよ。

 羨ましいですわ。

 私だって抱き着きたいですしキスしたいです。

 それなのに妹と言うだけでどれもダメなんて切ないですわ。

 それでもお兄さまのファーストキスはいただきましたわ。

 何か月かたったとき、お城でお泊り会をすることになり、お兄さまもお呼ばれしましたの。

 お兄さまの顔に行きたくないと書いてあるのを見て同感ですと思いましたが言わないでおきましたわ。

 迎えに行くと言っていましたが、やりすぎですわ!

 なんですのこの見事なまでの豪華な馬車は!

 お兄さまはさらに引いてしまい挙句の果ては「輿入れ見たい」とまで言いましたのよ。

 お兄さまをお嫁に出す気はないですからね。

 それなのに無情にも王様に気に入られお茶会の時などお兄さまをジッと見ているではないですか!

 その場は王子様の機転で難を逃れたけど、寝るときは体がやはり七歳児だからすぐに眠くなっちゃう。

 私たちは夢の中にいる間のことはわからないけど、起きたらお兄さまはいなかった。

 みんなに手伝ってもらいながらお兄さまを探したのですが、いた場所が悪いです。

 王様の部屋で全裸で体中にキスマークを付けているではないですか!!!

 あの色ボケジジイめ、怒りが爆発する前に王子様が王妃様を呼びに行ってくれ説教されていたが、ざまぁです。

 何事もなく良かったですが、許しませんからね!

 その後お兄さまは王妃様の侍女たちに連れて行かれ着替えてきた格好がたまりませんでした。

 なんてかわいいのですか、私のお兄さまはなんてかわいいのか実感しました。

 どうやらお兄さまはばれるのが嫌で偽名を名乗りましたがバレバレですからね。

 かわいい私のお兄さま、大好きですわ(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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