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 勉強が楽しいです。

 それに思ったほど遅れていなかったのはほっとした。

 とっ言いたいが個人授業なので遅れることはないが、魔法の歴史は違った。

 「かなり進んでしまいましたが、放課後少しずつとりもどしていきましょう」

 先生のありがたいお言葉でほっとしたが、先生に聞きたいことがあったのだ。

 「先生聞きたいことがあります」

 「何だい?」

 「実は」

 先生に休みの間に魔法を使い眠りについたことなどを話した。

 「兎に角目を開けていられないんです」

 「確かに文献に乗っている魔力切れの症状と同じだね」

 「毎回魔法を使いたびに寝込むようだとこまります。
 何とか回復方法ありませんか?」

 「わかった調べてみよう」

 「ありがとうございます」

 「また放課後この教室で待っているぞ」

 「はい」
 
 俺は元気よく返事をすると教室を出ていった。

 次の授業があるからだ。

 いくら個人授業とは言え先生を待たすわけにはいかない。

 俺は次の教室に行くとすでに先生が来ていたのだ。

 「すみません遅くなりました」

 「大丈夫だよ、俺が早く来過ぎたんだ」

 「個人的に授業を受けれているからついていけるのでありがたいです」

 「……何も聞いていないのか?」

 「何をです?」

 先生の言うことには、俺の学力が他の生徒より良すぎてしまい、すでに最高学年と同じレベルなのだとか、それでも専攻した強化のために学力に会った先生が来て個人授業をしてくれているそうだ。

 「……ありがとうございます、まさかそういう理由で個人授業をしていたとは知りませんでした」

 「だから気にしないで大丈夫だよ」

 「でも勝手にそんなことして大丈夫なのですか?」

 「両方の国から了解は得ているから大丈夫だよ」

 なら思いっきり勉強してやる。

 そんな俺を見て教師は頭を撫でてくれた。


 

 
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