47 / 49
47
しおりを挟む
一体何日飲まず食わずでここまで来たのだろう。
俺の用意した食材を全部平らげ、まだ足りなそうにしているのだ。
「流石に今は用意がないから、明日まで待っていてくれないか?」
「わかった、すまんだいぶ腹は満たされたから大丈夫だと思う」
「あと、できれば風呂に入りたい」
「それも用意してあるからは入ってきたら、俺はシーツを変えてくるよ」
埃まみれのシーツをはがすと、新しいシーツを引き直した。
毛布も新しいものと取り換え、俺は洗濯機の要領で風と水の魔法で洗濯物を洗濯して、外に干したのだ。
明日も晴れるのは知っていたし、ここの周りには結界が張ってあり、人が入ってこれない様になっているのだ。
その為、ここら辺の人たちは、この丘を幻覚の丘と言って近づかないようになったのだ。
実際、家までたどり着いたものが見たものは魔物の姿だったのだから仕方あるまい。
俺が家の中に入ると二人とも小ぎれいになり、あれだけ寝たのにまだ眠いのかすぐに部屋に入り眠ってしまったのだ。
「本当に、何日不眠不休で来たんだろ?」
それぐらい、この二人は疲れ切っていたのだ。
彼らが本調子になるまで約一週間かかり、その間食っちゃ寝を地でやっていたのだ。
ようやく復活した二人には悪いが、一週間休んだんだそろそろ依頼を受けないとお金が無くなっちゃうからね。
だいたい、こいつら大食いすぎるんだ!!!!
それに家具と言うものを買ってしまったので余計に金が亡くなったのだ。
その分体で返してもらうからね。
俺たちはギルドに行くとそれなりの依頼がないか確認した。
森の奥にしかない薬草をギルドの受付に見せると、買い取りOKでそれなりの値段になったのでホクホクだが、まだまだ足りない。
「何かありましたか?」
「これなんか短時間で終わりそうなんだが……」
「ならそれと、薬草取りにしますか?」
「そうしてもらえるとありがたい」
今回の依頼は体慣らしと言うことで、難しい依頼は避けたのだ。
難しくないというのは俺たちだけで、けして簡単な依頼でないことだけは確かだ。
俺の用意した食材を全部平らげ、まだ足りなそうにしているのだ。
「流石に今は用意がないから、明日まで待っていてくれないか?」
「わかった、すまんだいぶ腹は満たされたから大丈夫だと思う」
「あと、できれば風呂に入りたい」
「それも用意してあるからは入ってきたら、俺はシーツを変えてくるよ」
埃まみれのシーツをはがすと、新しいシーツを引き直した。
毛布も新しいものと取り換え、俺は洗濯機の要領で風と水の魔法で洗濯物を洗濯して、外に干したのだ。
明日も晴れるのは知っていたし、ここの周りには結界が張ってあり、人が入ってこれない様になっているのだ。
その為、ここら辺の人たちは、この丘を幻覚の丘と言って近づかないようになったのだ。
実際、家までたどり着いたものが見たものは魔物の姿だったのだから仕方あるまい。
俺が家の中に入ると二人とも小ぎれいになり、あれだけ寝たのにまだ眠いのかすぐに部屋に入り眠ってしまったのだ。
「本当に、何日不眠不休で来たんだろ?」
それぐらい、この二人は疲れ切っていたのだ。
彼らが本調子になるまで約一週間かかり、その間食っちゃ寝を地でやっていたのだ。
ようやく復活した二人には悪いが、一週間休んだんだそろそろ依頼を受けないとお金が無くなっちゃうからね。
だいたい、こいつら大食いすぎるんだ!!!!
それに家具と言うものを買ってしまったので余計に金が亡くなったのだ。
その分体で返してもらうからね。
俺たちはギルドに行くとそれなりの依頼がないか確認した。
森の奥にしかない薬草をギルドの受付に見せると、買い取りOKでそれなりの値段になったのでホクホクだが、まだまだ足りない。
「何かありましたか?」
「これなんか短時間で終わりそうなんだが……」
「ならそれと、薬草取りにしますか?」
「そうしてもらえるとありがたい」
今回の依頼は体慣らしと言うことで、難しい依頼は避けたのだ。
難しくないというのは俺たちだけで、けして簡単な依頼でないことだけは確かだ。
20
お気に入りに追加
1,629
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
前世である母国の召喚に巻き込まれた俺
るい
BL
国の為に戦い、親友と言える者の前で死んだ前世の記憶があった俺は今世で今日も可愛い女の子を口説いていた。しかし何故か気が付けば、前世の母国にその女の子と召喚される。久しぶりの母国に驚くもどうやら俺はお呼びでない者のようで扱いに困った国の者は騎士の方へ面倒を投げた。俺は思った。そう、前世の職場に俺は舞い戻っている。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
時々おまけを更新しています。
傷だらけの僕は空をみる
猫谷 一禾
BL
傷を負った少年は日々をただ淡々と暮らしていく。
生を終えるまで、時を過ぎるのを暗い瞳で過ごす。
諦めた雰囲気の少年に声をかける男は軽い雰囲気の騎士団副団長。
身体と心に傷を負った少年が愛を知り、愛に満たされた幸せを掴むまでの物語。
ハッピーエンドです。
若干の胸くそが出てきます。
ちょっと痛い表現出てくるかもです。
俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き
toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった!
※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。
pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/100148872
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる