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 ああ、本当にどうしたいんでしょうね。

 最近来ないから諦めたのかと思っていたのですが、法律を変えてきたのです。

 この国はもともと一夫一妻制だったのだが、一妻多夫または一夫多妻制にしたのだ。

 それには流石にドン引きし、他国に逃げてしまいましたよ。

 逃げてもどこから情報を聞き出してくるのかすぐに私の居場所を突き止めてくるのだ。

 私は逃げるのをやめ、彼らと話し合うことにした。

 話し合い当日。

 二人は来てくれたが、手には書類が握られていた。

 婚姻届けなんですけど!!!!!

 マジ辞めて!!!!!!

 やっぱりついていけないんですけど!!!!!!

 「……なんですかこれは?」

 「婚姻届けです。
 結婚以外の話は聞きません」

 「だからどうしてそうなるんですか!!!!」

 「好きすぎてどうにかなりそうなんだ」

 「勝手にどうにかなってください!!!!」

 「俺も、始めはあきらめようと思った。
 俺は夢とはいえアリス嬢にトラウマを植え付けたみたいだしね。
 でも、他の奴に嫁ぐとか考えたら、嫉妬で狂いそうだったんだ」

 「陛下には感謝してますよ」

 「わが父ながらありえませんが、今回は自分の気持ちがわかったので感謝です」

 やばい、かなりの壊れっぷりだ。

 ドアのところを見ると手を合わせてお願いのポーズを取られていた。

 マジですか!!!!

 この壊れた二人を私に押し付ける気ですか!!!!!

 「いやなんですけど……」

 私の答えに二人はその場で倒れと言うか気を失ってしまったのだ。

 その間にまともな大人たちと話をした。

 「なんですかあれは!!!!」

 「すまん、気づいたらやばくなっていたんだ」

 「俺のせいか?」

 「「陛下のせいです!」」

 「流石にあの二人と結婚とか無理だよね?」

 「私に押し付けるのやめてくださいよ!!!」

 押し切られるのは嫌なので気持ちをしっかり持ち流されないようにした。

 「でも、これ以上拒むと監禁されちゃうんだよ」

 「何で監禁になるんですか!!!!」

 平行線のまま話は進まなかった。

 進むか!!!!!


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