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 それから、私たちはどうすればいいか作戦を練った。

 執事の話によれば後二、三日の間には帰ってくると言っていたので、帰ってきたら連絡貰えるように言った。

 執事たちも義母には何かしら疑わしいところがあったのか、協力してくれた。

 ただ何をするかだ。

 義母はかなりの悪事を働いている。

 それ相応にことをしてもらわなければ気が済まない。

 出かけていたキースさまが王子さまを連れて帰ってきたが、すぐに王宮に来てくれということで皆で行くことになったのだが、かなり緊迫していた。

 「どうしたんですか?」

 「……陛下が何故あの時助けられなかったんだと嘆いていてね」

 どうやら陛下がかなりご立腹のようだ。

 私は陛下の前に連れていかれると、いきなり抱きしめられたのだ。

 待ってください!!!!

 これはどういうことでしょうか!!!!!

 いきなりのことで思考回路はショート寸前です。

 今ならもれなく気絶もしちゃいますよ!!!!

 「アリスと言ったか、君は母君に似ている。
 誰にも媚びず、身分関係なく優秀な者には機会を与え、上にのし上がるための手助けをしていた」

 「確かに、俺たちも他のところでは浮いてしまって、すぐに辞めさせられたがここでは好きなことを好きなだけできたし、アリスの発想が面白くってつい時間を忘れて没頭している」

 「それだけの才能だ。
 他ではさぞかしやりずらかっただろうな」

 いやいや、彼らと私の意見が一致しての紹介です。

 「他に優秀な方がいれば、入って頂きたいですよ。
 せっかくの才能を埋もれさせるにはもったいないですからね」

 「本当にそう思っているか?」

 「かなりの変わり者が多いぞ」

 「今更です。
 そんなに気になるなら、もう一つ屋敷を作り、一人一人に工房を作り研究をしていただいてもいいですよ」

 「俺早速そいつらに声かけてくる」

 「では俺たちはそいつらを集めに行ってきます」

 ザンザたちは勢いよく陛下の前からいなくなってしまったのだけど、不敬罪になりませんよね?

 「それより、アリスは母君に似ているね。
 あの頃の母君を思い出すよ」

 いきなり抱き上げるとイケオジボイスで、私を攻撃してくるんです。

 やばい、かなりのダメージを受けてます。

 このままでいくといけないことを口走ってしまいそうです。

 口走る前にキースさまと王子さまに助け出されたので、ほっとしてます。

 侮りがたしイケオジボイスです。
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