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 あれから、セーラ様とは話し合い何とかわかりあえたのだ。

 そのせいか、私の噂は沈静化していったのだが、それでも噂はそう簡単にはなくならないのだ。

 「本当に嫌になるわね、あなたの噂片っ端から消してっているのに倍になっているのよ」

 「それ知ってます」

 色々な噂が飛び交っていた噂の発生源はやはりリーフからのようだが、大体の噂は私が社交界に出ないのが発端なのはわかっていたが、はっきり言って出たくない!

 きれいなドレスより魔道具を開発している二人を見ながら意見を出し合うのが楽しいのだ。

 その為私は最近離れで生活するようになっていた。

 「そういえばアリステラ商会の会長がわたくしたちと同年代と言う噂を耳にしましたわよ」

 「ああ、私も聞きました、それを聞いたリーフ様は目を吊り上げて怒り出しましたのよ」

 「あの時は本当に恐ろしかったですわね」

 悪気はないのかもしれないが、はっきり言ってショックだった。

 やばい、本当にやばいですわ。

 何か対策を練らねばなりませんわ。

 「凄いですわね、我々と同年代であれだけの商会を立ち上げるだなんて、それにしてもリーフ様は何故アリステラ商会の会長を探しているのかしら?」

 「なんでも、王宮内でお会いした時お知り合いに似ているのでもう一度会いたいと言っていらしたようですわ」

 「……もしその商会会長がお知り合いなら、飛ぶ鳥を落とす勢いの商会を乗っ取るつもりなんでしょうね」

 「だと思います」

 「それに王子殿下の従者のかたと楽し気に話していたとも聞いているので、そこら辺から発覚しかねませんわ」

 友達になった時に私がアリステラ商会の会長と言うことはばらしている。

 その為色々協力してもらっているのだ。

 皆さんノリノリでやってくれているのでとても助かっているのだ。

 「では、当分の間は私たちの家に順番でお泊りですね」

 そうなんです。

 こうやってばれそうになると皆さんのお家を順繰りに回りお泊りさせてもらっているのだ。

 その為最近はリーフに会っていないのだ。

 ストレスがかなり減りお肌の調子もいいのだ。

 それにこうしてお友達とお話するのは楽しいしね。

 でも後数か月で妹が入学してきてしまう。

 何とかしなければ、と前の私なら思ったけど今は違う。

 仲間が私を庇ってくれるし、ルーカスさまの従者のキースさまもさま私を擁護してくれるのだ。

 だからリーフが入学しても今はそう思えるようになったのだ。

 本当にお友達は大事だよ。
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