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 「騎士となるためには段階があるが、今回は個人のための騎士なのでそれを省き騎士団の練習に参加してもらいそこで技術を学んでもらう」

 「その間は他の騎士がつきますのでよろしくお願いします」

 「わかりました。
 よろしくお願いします」

 決定事項なので俺には賛否を問うことができないが、セディがそれでいいのなら俺には反対する意思はない。

 「思ったより軽く済みましたわね」

 「そうだね、幼少期から操られていたと言って過言じゃないからね。
 それを考慮しての判決だったと思うよ」

 「僕としてはうれしいです。
 これからはみんなと一緒ですね」

 なんだろう。

 弟がすごくかわいいんですけど、やばい今までのことを考えれば許せないけど……俺ってこんなんで赦せるほどちょろかったのか……

 俺は苦悩するが弟のかわいい笑顔を見るとどうでもよくなってしまうのだからしかたあるまい。

 「なら、これからもよろしくなセディ」

 「うん兄さま」

 まだ少しぎこちないがそれも時間が解決してくれるかもしれないと思う。

 後の問題は逃げた犯人の逃走経路だ。

 俺自身も四方八方に魔道具の監視カメラを飛ばしているが見つからない。

 後は個人の部屋ぐらいだが、まさかと思うけど……あり得るあり得るから確認するのが怖い。

 「犯人だけど……王妃様の部屋にいてもしかして拷問という名の調教を施されていたりして」

 「あら、言っていませんでしたかそれはそれは調教のしがいのある方で王妃さまは嬉々としてやっていますわよ」

 「そうなんだ、それはよかった」

 やっぱり王妃様と姉さまは怖い。

 いまだに陛下と殿下は調教されて喜んでいるみたいだし、そのおかげで俺の尻は安全なんだけど、安全でも他は安全じゃないよな。

 特にチンポは毎回殿下に嘗め回されて空になるまで吸い取られているし、それでも満足いかないと潮吹きさせられそれも吸い取られているからな。

 そんなことを考えていたのが悪かった。

 勢いよくドアが開くとアーリー王子が入ってきた。

 「我慢できない、もういいだろ」

 「だらしないですよ。
 あと二日は我慢してもらうつもりでしたのに、仕方ないですわね」

 姉さまはちらりと俺のほうを見るとにっこりと笑った。

 怖い、怖いんですけど……

 「アーリー今回は大目に見ますが次回は我慢してくださいね」

 「わかった次回は我慢する」

 アーリー王子は獲物を狙うようなギラギラした目を向けると舌なめずりするように近づいてきたかと思うとズボンと下着を下すとパクリとチンポを咥えた。

 「おいひい、ようやく味わえる」

 毎回で慣れたが、皆の前でされるのはいまだになれない。

 おいしそうに吸い付き、アーリー王子が満足するまでその行為は続く。


 
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