もう一人のオレがみんな美少女で家に住みついてますが何か

草薙銀之介

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第十四話 スプリングシャウト 7

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「二人でシテるの……、
 わかってるんだからっ……。」

 そんな事をボソリと云ったのか、奈津美さんのシルエットはスルリと消えて、取り残された俺と真胡都は風呂から出る。

 不覚にヤらせても神対応の奈津美さんが置いた、二人の着替えは風呂上がりに奈津美さんの服と、有り難くも若干引け越しになる。

 奈津美さんの身長やスタイルなら、俺や真胡都にもなんとか合いそうだが油断して、女物だと俺が気づいてもどうにもならない。

「奈津美さんのニオイがするかも、ほらっ。
 でも……、まあいっか……。」

 奈津美さんの甘えたくなるニオイがするか、タンスから出して直ぐのはずだが、真胡都は違和感が無さそうでも……。

 よく視たら一応就寝向けのものだったが、「なんかスースーする」と謂う真胡都の丸味がキレイながらもその先が突き出すか。

 透けてはないにしても先の形がなんとなく分かる様で、紅くなるのか羞恥にさらされるも、俺は中の下まで女物になっている。

 生地の感触や軽量感がヒラヒラして、貴重な経験でもソワソワしてそれどころでは無く、これがバレたら俺は辺Tとされるだろう。

「なにデカくしてんだよ!」

 仕方なく変えもないから一旦帰って着替えたら、明日洗濯して返すと謂う様に極め込んでも、下半身がナノシステムを起動する。

 何とも俺の辺Tは何センチメントルだろうか、スーパーモードでどうするのか、サワサワした生地が絶妙に機能している。

 このままでは顔も出せない状況に閉口するも、並行する真胡都には色々と視られては、『そういうO.T.A.』にもなって仕舞ったか。

 リビングに出ながらソワソワする俺は、妖しげにニヤニヤする奈津美さんを視て、図ったなと理解するには遅くもイベントは発生。

 奈津美さんの時はみんないてだったが、
真胡都の時は二人だけだったからか、先の『事故的なイベント』が頭に残る。

 根本から全部吸い出されてスースーする感覚が、未だにソワソワと跡を引きながら、華奢にヒラヒラする真胡都は魅せる。

「よごせないでしょっ! だから飲んだの!
みんな入るんだからっ!」

 小声で云う真胡都は慌ててみせても、それを思い出して余計に紅くなりながら、目許にも艶が戻って尚に尖るティクバを視る。

 キュッと口許で華奢にくうを握って、『上半身の下に何も無い事』を自覚する真胡都は、最早怒っているか挑発してるのか。

 風呂上がりの真胡都は旨味が浮き出した食材の如く、甘い旨香を撒き散らしてはフワフワするも、既に食事が用意されていた。



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