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第九話 実瑠と優花のダンプラ祭り?! 1
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先日、秋葉原へ行った際に俺と実瑠と優花は、ダンダムのプラモデルを購入したが、あれから数週間経って遂に完成したらしい。
その事は前日の夕食時に二人で張り合っていたから、その件で裏実瑠と優花は頭を揃えて、萌香も同行して城江宅へと参られた。
奈津美さんに秋葉原で買って貰って以来、ニャンニャンのぬいぐるみを常時モフるのは、萌香の絶対的な習慣となっている。
それどころか萌香にとって内蔵機関の一部、若しくは第三の肺と謂って差し支え無い位に、手放す気遣いは全く無い。
入浴時はどうなるのかと気にする間もなく、裏実瑠と優花が俺へと吶喊する様に、双方のダンプラを推し出す様に見せつけた。
「あーしのオニューダンダムはどーだぁ!」
ペン入れや細かいマスキング等を駆使して、ディティールが濃いかと思えば、次々とギミカルにパーツを展開しまくる裏実瑠。
1/144ハイグレードをどうやったか、もはや判然としない異次元レベルへと引き上げられた機体は、どういった設定の物か。
「わたくしのダブルオーィエダンダムセブンソードHは超高機動機体ですわぁーっ!」
裏実瑠も優花も見た目はそのままに、ギャルと令嬢に入れ替わる如くの、キャラ祭りなダンプラ祭りになりそうだった。
因みに、こちらもパーツそれぞれに、ギミックが仕込まれているだけでなく、オニューと同様に彫り込みか何かも駆使している。
ダンプラビルディングに関しては、かじった程度にして大した知識も製作スキルも無いから、俺のダンプラは素組みでしか無い。
最強を冠してもたがわない俺のズリーダムダンダム弐式は、機体自体が引け越しに見える程に、何故か弱々しく見えて仕舞った。
(マジでコイツらどうやったんだ……、わからん……。)
二人とも深くは語らなかったとは謂え、『謎の敗北感』がモロモロと洩れる様だが、素直に完成度の高さに魅せられる。
(うぅ~ん、羨ましい。)
しかし、今の俺には拘り抜いて創造り込むほどの、時間も技量も無い位にゲームの巡回も忙しいが、二人もまた忙しいはずだ。
そもそも動画配信者でありながら、これ程までに昇華させる時間があっただろうかと、そう思う瞬間に俺は実瑠の動画を確認した。
その事は前日の夕食時に二人で張り合っていたから、その件で裏実瑠と優花は頭を揃えて、萌香も同行して城江宅へと参られた。
奈津美さんに秋葉原で買って貰って以来、ニャンニャンのぬいぐるみを常時モフるのは、萌香の絶対的な習慣となっている。
それどころか萌香にとって内蔵機関の一部、若しくは第三の肺と謂って差し支え無い位に、手放す気遣いは全く無い。
入浴時はどうなるのかと気にする間もなく、裏実瑠と優花が俺へと吶喊する様に、双方のダンプラを推し出す様に見せつけた。
「あーしのオニューダンダムはどーだぁ!」
ペン入れや細かいマスキング等を駆使して、ディティールが濃いかと思えば、次々とギミカルにパーツを展開しまくる裏実瑠。
1/144ハイグレードをどうやったか、もはや判然としない異次元レベルへと引き上げられた機体は、どういった設定の物か。
「わたくしのダブルオーィエダンダムセブンソードHは超高機動機体ですわぁーっ!」
裏実瑠も優花も見た目はそのままに、ギャルと令嬢に入れ替わる如くの、キャラ祭りなダンプラ祭りになりそうだった。
因みに、こちらもパーツそれぞれに、ギミックが仕込まれているだけでなく、オニューと同様に彫り込みか何かも駆使している。
ダンプラビルディングに関しては、かじった程度にして大した知識も製作スキルも無いから、俺のダンプラは素組みでしか無い。
最強を冠してもたがわない俺のズリーダムダンダム弐式は、機体自体が引け越しに見える程に、何故か弱々しく見えて仕舞った。
(マジでコイツらどうやったんだ……、わからん……。)
二人とも深くは語らなかったとは謂え、『謎の敗北感』がモロモロと洩れる様だが、素直に完成度の高さに魅せられる。
(うぅ~ん、羨ましい。)
しかし、今の俺には拘り抜いて創造り込むほどの、時間も技量も無い位にゲームの巡回も忙しいが、二人もまた忙しいはずだ。
そもそも動画配信者でありながら、これ程までに昇華させる時間があっただろうかと、そう思う瞬間に俺は実瑠の動画を確認した。
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