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第五話 日焼け美女のO.T.A. 2
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昼下がりの公園で日照り焼きJDと俺は歩き出したが、先ずは用件によって対応が変わるなら、それを確認してみなければならん。
奈津美さんに少し似た感覚があるようで、サッパリとしながらも紅いルージュのつやが、二十歳の成人だと思わせる。
滑らかなファンデーションで色づいた顔は、大学生の顔をより大人にさせて、鞄も革製のような生地がしっかりしていた。
膝上で締まった黒いハーフパンツに、少しフリルの利いた薄手のシャツと、爽快な性格とは逆にも清楚な印象さえ魅せつける。
「そのシリーズ好きなんですか。」
真胡都の大人らしくも好奇な目つきに、「まあな。」とだけ答えてみると、鞄から同じコーヒーシリーズの無糖ラテを出した。
『ラテ』とは即ち牛乳を指すものだが、加圧製法でより濃厚にしたエスプレッソコーヒーに、スチームミルクを乗せたもの。
この牛乳がフォームされて膨らませば、マキアートとなるようでも基本的にはエスプレッソの使用で、違いはミルクの製法呑み。
また、無糖となっていることから、蒸した牛乳の天然な甘味呑みが活用しているが、その独特かつ繊細な『もう一つの旨味』在り。
『オトナ女子』をターゲット層に選定しているのか、印象的にも大変まとまりのある統一感が、褐色美女のJDをよりまとめる。
しかし、鞄の内側を横目でよく見ると、あるキャラクターの缶バッチが幾つかついていて、頑丈そうな生地を貫通したのか。
それに気づいた真胡都は缶バッチが見つかって、ある漫画を原作にしたOVAに登場する、サブレギュラーキャラだと謂う。
知ってるも何もネットで有名なタイトルで、『改ハメ』に登場するあのタッカビーな令嬢、トップオブトップのリエ様だ!
『えっ、知ってるんですかぁ?!』
実は俺のネット小説ではない別のモノで、『草柳銀之助』という人のネット小説で、まさかアレが上手く転がって悔しかった。
でも、まさか共通の話題でリンクするとは、観るものは観ておくものだが、アレは確かラストが『アレ』だったはずだが……?
『最後……、その……、破滅……しちゃうんですよね……。』
それはよく知っているどころか、俺の小説にいつも『イイネ!』を繰れる大変有難い方で、それも俺の原動力の一つになっていた。
奈津美さんに少し似た感覚があるようで、サッパリとしながらも紅いルージュのつやが、二十歳の成人だと思わせる。
滑らかなファンデーションで色づいた顔は、大学生の顔をより大人にさせて、鞄も革製のような生地がしっかりしていた。
膝上で締まった黒いハーフパンツに、少しフリルの利いた薄手のシャツと、爽快な性格とは逆にも清楚な印象さえ魅せつける。
「そのシリーズ好きなんですか。」
真胡都の大人らしくも好奇な目つきに、「まあな。」とだけ答えてみると、鞄から同じコーヒーシリーズの無糖ラテを出した。
『ラテ』とは即ち牛乳を指すものだが、加圧製法でより濃厚にしたエスプレッソコーヒーに、スチームミルクを乗せたもの。
この牛乳がフォームされて膨らませば、マキアートとなるようでも基本的にはエスプレッソの使用で、違いはミルクの製法呑み。
また、無糖となっていることから、蒸した牛乳の天然な甘味呑みが活用しているが、その独特かつ繊細な『もう一つの旨味』在り。
『オトナ女子』をターゲット層に選定しているのか、印象的にも大変まとまりのある統一感が、褐色美女のJDをよりまとめる。
しかし、鞄の内側を横目でよく見ると、あるキャラクターの缶バッチが幾つかついていて、頑丈そうな生地を貫通したのか。
それに気づいた真胡都は缶バッチが見つかって、ある漫画を原作にしたOVAに登場する、サブレギュラーキャラだと謂う。
知ってるも何もネットで有名なタイトルで、『改ハメ』に登場するあのタッカビーな令嬢、トップオブトップのリエ様だ!
『えっ、知ってるんですかぁ?!』
実は俺のネット小説ではない別のモノで、『草柳銀之助』という人のネット小説で、まさかアレが上手く転がって悔しかった。
でも、まさか共通の話題でリンクするとは、観るものは観ておくものだが、アレは確かラストが『アレ』だったはずだが……?
『最後……、その……、破滅……しちゃうんですよね……。』
それはよく知っているどころか、俺の小説にいつも『イイネ!』を繰れる大変有難い方で、それも俺の原動力の一つになっていた。
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