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第一話 拙分の春に舞い込む天使 2
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「んっ……、んうううんん~っ……」
俺の肩にのりかかった頭についたお顔から、脳に甘くまとわりつくような、けいようしがたい『morning』が耳に吹きかかる。
いよいよ猶予のないオレに頭を軽く擦り付けて、上から腕をまわしては『morning』をやるのは、確信的な犯行だろうか。
マジィのかそうでないのかなんのフラグが立ったか、金髪幼女が発破を喰らってたったのか、判然とする猶予もない状況にある。
もぞもぞと身をよじってはお顔を擦り付けて、様々なモノをおしつけて『morning』では、小説家の信念が紛いに曲がるか。
春眠に暁を覚えて不覚にもオレと同じくした美少女が、時限爆弾の様な緊迫を無意識に圧して、爆発でもされれば一溜まりもない。
うっすらと目もとが開けばあとは爆発な展開か、いやもう既に爆破装置に暴れられて、面倒に爆発されて仕舞っている。
そもそもと謂えば不覚を取って暁を覚えた、そんな俺の部屋に春風のように舞い込んだのか、不法侵入もいいところだ。
そして、話を聴けばそいつは美少女に相違無くも、なんと『もう一人のオレ』だと、俺にはただの妄言にしか聞こえなかった。
どうにもわからんそれはマガイモノの詐欺師か、まだオレは寝ていて夢なのか、それとも何かしらの疲れで幻覚でも視ているのか。
「わたしは詐欺師でもなければ幻覚でもない、実在する美少女なんですけど……」
どうやってはらのうちを診たのか、只今会議中の頭脳に割って入っては、『実在する人間としてこの世に生きている』と謂う。
もう一人のオレだということを確認して、返事が返ったらオレが今したいことはわかるかと、切り返してみたらなんと云うか。
「どうせもうひとりのオレなら一発おそってみたい……とか……」
「んん~ん、んっ?!」
たとえそうであっても人様ながらヤロウの部屋に、自分から忍び込んだ上にその先を引き出そうとは、やはり只者ではない。
時限爆弾でもありながら愉快犯でもある当人は、あたりと踏んで確認を取るのを、オレはまだ判然としないので我慢した。
否、我慢ではなく紳士的な対応を……、これ以上申せばハカアナを浮かべては墓穴をほるか、敢えて割愛させて戴く事とする。
俺の肩にのりかかった頭についたお顔から、脳に甘くまとわりつくような、けいようしがたい『morning』が耳に吹きかかる。
いよいよ猶予のないオレに頭を軽く擦り付けて、上から腕をまわしては『morning』をやるのは、確信的な犯行だろうか。
マジィのかそうでないのかなんのフラグが立ったか、金髪幼女が発破を喰らってたったのか、判然とする猶予もない状況にある。
もぞもぞと身をよじってはお顔を擦り付けて、様々なモノをおしつけて『morning』では、小説家の信念が紛いに曲がるか。
春眠に暁を覚えて不覚にもオレと同じくした美少女が、時限爆弾の様な緊迫を無意識に圧して、爆発でもされれば一溜まりもない。
うっすらと目もとが開けばあとは爆発な展開か、いやもう既に爆破装置に暴れられて、面倒に爆発されて仕舞っている。
そもそもと謂えば不覚を取って暁を覚えた、そんな俺の部屋に春風のように舞い込んだのか、不法侵入もいいところだ。
そして、話を聴けばそいつは美少女に相違無くも、なんと『もう一人のオレ』だと、俺にはただの妄言にしか聞こえなかった。
どうにもわからんそれはマガイモノの詐欺師か、まだオレは寝ていて夢なのか、それとも何かしらの疲れで幻覚でも視ているのか。
「わたしは詐欺師でもなければ幻覚でもない、実在する美少女なんですけど……」
どうやってはらのうちを診たのか、只今会議中の頭脳に割って入っては、『実在する人間としてこの世に生きている』と謂う。
もう一人のオレだということを確認して、返事が返ったらオレが今したいことはわかるかと、切り返してみたらなんと云うか。
「どうせもうひとりのオレなら一発おそってみたい……とか……」
「んん~ん、んっ?!」
たとえそうであっても人様ながらヤロウの部屋に、自分から忍び込んだ上にその先を引き出そうとは、やはり只者ではない。
時限爆弾でもありながら愉快犯でもある当人は、あたりと踏んで確認を取るのを、オレはまだ判然としないので我慢した。
否、我慢ではなく紳士的な対応を……、これ以上申せばハカアナを浮かべては墓穴をほるか、敢えて割愛させて戴く事とする。
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