もう一人のオレがみんな美少女で家に住みついてますが何か

第一話 拙分の春に舞い込む天使 1

　オレは東京在住無職の大卒・城江秀一22歳、社会環境に適さない体質や、一人暮らしから徐々に社会復帰を目指していた。

　しかし、じつは社会に適さない時点で復帰は困難で、未だ復帰は絶望的なのは、文化や技術が発展すれば様々な事例も台頭する。

　代わりではなくもウェブアンケートモニターで、わずかながらも収入を確保しながら、
なんちゃってクリエイターをやっている。

　今ではスマホからSNSなどからまがいなりなイラストや、週間連載的に小説を投稿しながら、しのぎしのぎに生活している。

　やはり、アプリや投稿サイトの開発が有り難く、まがいなりにも社会に向けて、何かを発信出来るシステムの恩恵が大きい。

　そんな毎日を日々乗り越えていると、もう四月にはいって、昼は眠くなりそうな明るさが部屋にさしてくるとどうも眠い。

　しまったと思ってもまだ起き上がれないか、なんとなく肩のあたりがふわふわしてくるも、そんな事はあるまいとまた眠る。

　それもしばらくして気の所為と思わせるどころか、むしろフニフニしたものがあたって、寝るとかそれどころではない。

　スースーと寝息まで聞こえる気がしては、もはや気の所為ではなく事件であって、『春眠暁を覚えてなんとやら』と真理を観た。

　もう隠すまでもなく人様の肩に頭を載せて、不法侵入どころか呑気に並んでオネムと、対処の仕方に暗礁が広がる。

　とっくの昔から独自の領域に突入して久しく、特に女となれば店の受付か通りすがり以外に、ほぼ面識がないのだから固まる。

　これまで大学を卒業して依頼の快適ライフが、有り難しか不幸か脅かされるまでになるとは、これからどうしたことか。