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#2 Operation Skyblue
ep.14 慰めの集会
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「我々はこの機を逃してはならない!」
拳を握りしめ、ウィルは力強く叫ぶ。
いつものキャプテンハットを脇に抱え、得意げに演説する。
夜の帳が降りてくるころ、駅舎近くの倉庫街の一角、他の倉庫と同じようにトタンが貼られた三角屋根といった、なんの変哲もない倉庫の中が彼の演説会場であった。
窓は厳重に閉められ、板で覆われ、明かりを漏らさないようになっている。
スタンドテーブルによりかかりながら、じっとウィルの話に耳を傾ける者、また、ある者は酒瓶をあおる。それらすべてが、帝国軍制服を着た人間であった。
用意された酒は隠れ酒場として成り立たせるためのカムフラージュだという。現在、治安維持のためという理由で、帝都では許可のない集会は禁止されている。そんなものを恐れなければならない悔しさはあるが、うまく抜け道を用意し、秘密裏に集まっている。
ウィルの長演説はまだ続いていた。
参加者はみな、軍の関係者であった。だが、ウィルは軍属ではない。この集会には佐官、将官クラスも多くいた。彼らは冷ややかにウィルを見ている。鋭い眼差しが、粋がっている若造を見定めていた。
「ロイヤルブルーは叛徒どもに亡き者にされた。だが忘れてはいけない。我々を導いてくださる方はここにいらっしゃる!」
物陰に隠れていたメリーに合図が出た。
メリーが姿を現すと会場がざわめく。
皇女時代と違い、ドレス姿でもない。スタイリストがいるわけもなく、アクセサリーも化粧もない。
身なりがぼろぼろなのは、メリーだけではないのだ。穴が開いていたり、半分切り裂かれた制服を着る者もいる。そんななりでも心は一つという表現だろう。まさに生き延びたという証を体現していた。
かつての皇女の姿を認めた兵隊たちは目を輝かせた。
両手をあげて、歓喜の声を上げる下士官。
姿勢を正し、涙ぐみながら敬礼する将官。
「おお、よくぞご無事で!」
「皇女殿下万歳!」
「帝国万歳!!」
たくさんの声が沸き起こる。
メリーはそのなかに、見知った顔を見つけた。
やつれ果てた中年の将官にかつての威風はなくなっていた。目に力がなく、頬も痩けていた。感極まって男泣きしてしまっている姿は見ていて、痛々しい。
どこの誰かというのは、すぐにピンときた。
彼は皇太子アイアンブルーの側近だった人物だ。
守れなかったのだろう。
胸が痛む。
そんなとき、人の波をかき分けて、若い士官が現れた。上下関係を無視した無礼な行為であったが、誰も咎めることはなかった。
どきっとした。
名前は忘れてしまったが、父の配下の仕官だったのは間違いない。
「……殿下、よくぞ……様も……お喜びになったでしょう」
歓声が騒がしく、よく聞き取れなかったが、父のことを言っているのだろうとすぐにわかった。
「あなたも無事でなにより。お父様はやはり……」
わかっていたことだ。
でも、確かめずにはいられない。
「……ええ。我々の、力が及ばず……」
若い士官はがっくりとうなだれる。
肩を落とした姿を見て、涙腺がゆるむ。
すぐに手で、顔を覆う。
油断すればすぐに泣いてしまう。
「よく、知らせて、くれたわ」
涙声でねぎらいの言葉をかける。
彼はひざまずいたまま、顔を上げなかった。
その拳は震えていた。
「彼は殿下にこのことをお伝えするため、一人だけ生き残ったのです」
横からウィルが補足した。
「彼を残して、近衛隊は全滅したと報告が入っています」
ロイヤルブルーを守っていた部隊は壊滅している。だとすれば、あの時、メリーが帝都を脱出できただけでも奇跡なのだろう。
「殿下、ご傷心のところ、大変申し訳ありませんが、殿下のお言葉をみなが待っています」
振り向くと、熱い眼差しがメリーの姿に集まっていた。
青い髪と青い瞳、ロイヤルブルーであることに寄せられる期待。メリーの小柄な体では受け止められないほどの熱い気持ちがそこにはあった。年齢も身分も関係ない。
「殿下のお気持ち一つで、彼らは殿下の剣となり、盾となるでしょう。彼らにはその覚悟があります。ここから一歩、前に進むための勇気を、みなに分け与えていただきたい」
ウィルをじろっと睨んだ。
話には聴かされていたし、段取りもわかっていた。
が、自分が感傷に浸るヒマすらなくて、他人に勇気を与えろと言う。
――私だって、勇気が欲しい。
叫べるものなら、そう叫びたい。
薄暗い建物に浮かぶ旧軍の制服は亡霊のようでもあった。だが、メリーは、その姿を見ると心が熱くなるのだ。
――私たちを守るために存在した最強の兵隊。
彼らは守れなかった。国を、仲間を、家族を。
熱い視線がメリーの言葉を今か今かと待ち望む。
今までもたくさんの人に見られてきた。見られることに慣れていた。しかし、あの時とは違う。今回ばかりは緊張し、汗が浮かんで、手も震えた。
「みなの仇を」
誰かが叫んだ。
その声に、はっとした。
そうだ、忘れてはいけない。
「待って。仇を願うのは待って!」
メリーのちいさな口から、意外なほどの大きい声が発せられる。
「今するべきことは、仇討ちではないわ。生きている仲間を救い出し、彼らと合流し、態勢を立て直し、私たちがまだ生きていることを見せなければいけない」
横目でウィルを確認すると、彼は同意するかのごとく頷いていた。
これでいいということらしい。
あとは言葉が勝手に溢れた。
「叛徒は革命を声高に叫び、民衆を扇動し、グランドユニオンなる政府を立ち上げた。彼らは私たちの国民を操り、私たちの土地のものを奪い、私たちの歴史を否定した。やりかたはどう? 正規軍の留守中にロイヤルブルーの寝込みを襲い、人質をとって、議会を掌握した。これは泥棒と同じではないの? こんなやり方で、私たちの民と土地と歴史を失いたくない。家族と仲間と土地は取り返さなければならない! 絶対に取り返す。でも、その前に、やらなくてはならないことがある。かつての仲間を集めましょう。みなの力を集めて、強大になったあの盗人どもを蹴散らすのです。私たちは財団と、ここにいるサドラー海運のウィルと一緒に帝国を再び立て直すのです!」
自分らしくないなと感じたが、言葉を紡げば紡ぐほど、みなが歓喜の声をあげる。
どこからか、アコーディオンの優しい音色が聞こえてくる。
国歌、軍歌、皇室を讃える流行歌、たくさんの音色が耳を楽しませた。
――慰めてほしいのは、私だけじゃない、か。
かつての帝国を取り返す、はウィルが注文を付けたフレーズだ。そう思っていなくても、言葉にして欲しい。それが彼らを讃え、戦う動機にも一番の薬だと。
――私の薬は……。
脳裏に金髪の青年の顔が浮かんだ。
拳を握りしめ、ウィルは力強く叫ぶ。
いつものキャプテンハットを脇に抱え、得意げに演説する。
夜の帳が降りてくるころ、駅舎近くの倉庫街の一角、他の倉庫と同じようにトタンが貼られた三角屋根といった、なんの変哲もない倉庫の中が彼の演説会場であった。
窓は厳重に閉められ、板で覆われ、明かりを漏らさないようになっている。
スタンドテーブルによりかかりながら、じっとウィルの話に耳を傾ける者、また、ある者は酒瓶をあおる。それらすべてが、帝国軍制服を着た人間であった。
用意された酒は隠れ酒場として成り立たせるためのカムフラージュだという。現在、治安維持のためという理由で、帝都では許可のない集会は禁止されている。そんなものを恐れなければならない悔しさはあるが、うまく抜け道を用意し、秘密裏に集まっている。
ウィルの長演説はまだ続いていた。
参加者はみな、軍の関係者であった。だが、ウィルは軍属ではない。この集会には佐官、将官クラスも多くいた。彼らは冷ややかにウィルを見ている。鋭い眼差しが、粋がっている若造を見定めていた。
「ロイヤルブルーは叛徒どもに亡き者にされた。だが忘れてはいけない。我々を導いてくださる方はここにいらっしゃる!」
物陰に隠れていたメリーに合図が出た。
メリーが姿を現すと会場がざわめく。
皇女時代と違い、ドレス姿でもない。スタイリストがいるわけもなく、アクセサリーも化粧もない。
身なりがぼろぼろなのは、メリーだけではないのだ。穴が開いていたり、半分切り裂かれた制服を着る者もいる。そんななりでも心は一つという表現だろう。まさに生き延びたという証を体現していた。
かつての皇女の姿を認めた兵隊たちは目を輝かせた。
両手をあげて、歓喜の声を上げる下士官。
姿勢を正し、涙ぐみながら敬礼する将官。
「おお、よくぞご無事で!」
「皇女殿下万歳!」
「帝国万歳!!」
たくさんの声が沸き起こる。
メリーはそのなかに、見知った顔を見つけた。
やつれ果てた中年の将官にかつての威風はなくなっていた。目に力がなく、頬も痩けていた。感極まって男泣きしてしまっている姿は見ていて、痛々しい。
どこの誰かというのは、すぐにピンときた。
彼は皇太子アイアンブルーの側近だった人物だ。
守れなかったのだろう。
胸が痛む。
そんなとき、人の波をかき分けて、若い士官が現れた。上下関係を無視した無礼な行為であったが、誰も咎めることはなかった。
どきっとした。
名前は忘れてしまったが、父の配下の仕官だったのは間違いない。
「……殿下、よくぞ……様も……お喜びになったでしょう」
歓声が騒がしく、よく聞き取れなかったが、父のことを言っているのだろうとすぐにわかった。
「あなたも無事でなにより。お父様はやはり……」
わかっていたことだ。
でも、確かめずにはいられない。
「……ええ。我々の、力が及ばず……」
若い士官はがっくりとうなだれる。
肩を落とした姿を見て、涙腺がゆるむ。
すぐに手で、顔を覆う。
油断すればすぐに泣いてしまう。
「よく、知らせて、くれたわ」
涙声でねぎらいの言葉をかける。
彼はひざまずいたまま、顔を上げなかった。
その拳は震えていた。
「彼は殿下にこのことをお伝えするため、一人だけ生き残ったのです」
横からウィルが補足した。
「彼を残して、近衛隊は全滅したと報告が入っています」
ロイヤルブルーを守っていた部隊は壊滅している。だとすれば、あの時、メリーが帝都を脱出できただけでも奇跡なのだろう。
「殿下、ご傷心のところ、大変申し訳ありませんが、殿下のお言葉をみなが待っています」
振り向くと、熱い眼差しがメリーの姿に集まっていた。
青い髪と青い瞳、ロイヤルブルーであることに寄せられる期待。メリーの小柄な体では受け止められないほどの熱い気持ちがそこにはあった。年齢も身分も関係ない。
「殿下のお気持ち一つで、彼らは殿下の剣となり、盾となるでしょう。彼らにはその覚悟があります。ここから一歩、前に進むための勇気を、みなに分け与えていただきたい」
ウィルをじろっと睨んだ。
話には聴かされていたし、段取りもわかっていた。
が、自分が感傷に浸るヒマすらなくて、他人に勇気を与えろと言う。
――私だって、勇気が欲しい。
叫べるものなら、そう叫びたい。
薄暗い建物に浮かぶ旧軍の制服は亡霊のようでもあった。だが、メリーは、その姿を見ると心が熱くなるのだ。
――私たちを守るために存在した最強の兵隊。
彼らは守れなかった。国を、仲間を、家族を。
熱い視線がメリーの言葉を今か今かと待ち望む。
今までもたくさんの人に見られてきた。見られることに慣れていた。しかし、あの時とは違う。今回ばかりは緊張し、汗が浮かんで、手も震えた。
「みなの仇を」
誰かが叫んだ。
その声に、はっとした。
そうだ、忘れてはいけない。
「待って。仇を願うのは待って!」
メリーのちいさな口から、意外なほどの大きい声が発せられる。
「今するべきことは、仇討ちではないわ。生きている仲間を救い出し、彼らと合流し、態勢を立て直し、私たちがまだ生きていることを見せなければいけない」
横目でウィルを確認すると、彼は同意するかのごとく頷いていた。
これでいいということらしい。
あとは言葉が勝手に溢れた。
「叛徒は革命を声高に叫び、民衆を扇動し、グランドユニオンなる政府を立ち上げた。彼らは私たちの国民を操り、私たちの土地のものを奪い、私たちの歴史を否定した。やりかたはどう? 正規軍の留守中にロイヤルブルーの寝込みを襲い、人質をとって、議会を掌握した。これは泥棒と同じではないの? こんなやり方で、私たちの民と土地と歴史を失いたくない。家族と仲間と土地は取り返さなければならない! 絶対に取り返す。でも、その前に、やらなくてはならないことがある。かつての仲間を集めましょう。みなの力を集めて、強大になったあの盗人どもを蹴散らすのです。私たちは財団と、ここにいるサドラー海運のウィルと一緒に帝国を再び立て直すのです!」
自分らしくないなと感じたが、言葉を紡げば紡ぐほど、みなが歓喜の声をあげる。
どこからか、アコーディオンの優しい音色が聞こえてくる。
国歌、軍歌、皇室を讃える流行歌、たくさんの音色が耳を楽しませた。
――慰めてほしいのは、私だけじゃない、か。
かつての帝国を取り返す、はウィルが注文を付けたフレーズだ。そう思っていなくても、言葉にして欲しい。それが彼らを讃え、戦う動機にも一番の薬だと。
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