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No.って..ちょっとかっこいいよね..

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体の痛みと共に目が覚める。

どうやらあの後、僕は気絶してたらしい。

体をゆっくり起こすと、部屋には誰もおらず、僕一人だけ取り残されていた。

「ッ...!」

突然、肩に痛みが走る。

慌てて、備え付けてあった洗面所の鏡で確認する。

肩にはくっきりと、No.2010と刻印されていた。

まじまじと、肩のナンバーを何度も確認して、ひとつ大きなため息を吐く。

「....カッコよくね...?」

いや..勘違いしないでね??

マゾとかそんなんじゃないよ???

でもさ??ね??カッコよくね??

皆、そう言う漫画とかアニメとか見てるっしょ???

約束の[ピーーーー]とか、メカクシ[ピーーーー]とか..

まぁ、これ以上は作者に怒られそうだから辞めとこう..

ともかく!付けられ方は不服しかないけど、これはこれでいいなと思っている。

まぁなんにせよ、とりあえずこの部屋から出ないとなぁ..

「扉が空いてればの話だけど..」

ドアノブに手を置いた瞬間、背後から誰かに抱き締められ、動けなくなってしまった。

驚いて後ろを振り向くと、見たくもない女性の顔が視界に入る。

「良かったぁ目が覚めたんだね?」

「あのまま気絶して死んじゃったかと思ったよぉ」

「割と死んじゃった方が楽だっのになぁって思いましたよ...サクラ様」

僕はサクラ様の事を睨みつける。

「良いねぇ..!その反応..ゾクゾクしちゃうよ..!!」

きっっっも..

「他の人で遊んでたんだけど..我慢できないから今度は君で遊ぶね♡」
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