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実戦の授業が始まっても、テルとレイは現れ無かった。二人でどこかへ行ってしまって戻ってこない。
「あの二人がサボりなんて珍しい」
イリーナ教官もそう言っているから、連絡もせずに授業に遅れているんだろう。
(何しているんだろ…?)
実戦の授業の場合は見本として、レイとテルが一番に呼ばれることが多いけれど…。今日はいないから、イリーナ教官は困っているようだった。
「仕方ない。今日はゼルからにしよう。課題のモンスターは、パワータイプのミノタウロスだし。得意だろ?」
クラスに入ったばかりだから、実力を見せる意味もあるんだろう。
「はい、得意ですよ」
呼ばれたゼルは、余裕の笑みでガラスルームの中に入った。警告音と共に、中にミノタウロスが投入される。
(まぁ…ゼル君は強いしね…)
始まった途端に攻撃してきたミノタウロスを、避けることもせず真正面から受けている。
すごい衝撃音。なのに全く効いてないようだ。
「痛そう…!」
「私達だったら大ダメージだけど、本人には効かないんだって…。痛く無いらしいよ?」
なんて、アスカが隣で呟いた。さっき、ゼルにあんな告白を受けたのにアスカは以外と冷静だ。
「ゼル君のさっきの告白…受けてあげないの?」
「…ユリア、いきなり…何言いだすの?」
「だって…さっきの『好き』は、多分本気だったよ?」
「……受けないよ。だって、私には好きな人がいるから」
「そうなの!?」
「そう…小さな頃からずっと好き」
そんな雰囲気を見せたことなんてないから、学校にはいない人なのかもしれない。ずっと大人の人かもしれないし…。シュウもパパのことが好きだったみたいだし。
(アスカが年上か…。ゼル君には悪いけど…。それはそれで合うかも)
「……このこと、シュウには内緒にしといてね?」
「え…?シュウは知らないの?」
「知らないよ…。知らない」
そう言うアスカは何故か寂しそうだった。幼い頃からずっと一緒で、一番の親友だけど知らないことだってあるんだ。
(だからこそ言えないこともあるのかも…)
私が小さく頷くと、アスカは咳払いをした。
「…そんなことよりゼルの見本。しっかり見ておかないとね?」
「…見ててもさ…あんなこと私にできると思う?」
「確かに。無理か」
ルーム内のゼルはひたすらに、ミノタウロスの攻撃を受けてる。避けたりしない。私があんなことしたらとっくに死んでる。
「ゼルすごいな。スピードが自分よりも上だって分かってる」
「……!?」
さっきまでいなかったテルがとなりにいる。びっくりして一瞬息が止まった。
「カウンターを狙ってるんだろ。そっちの方がゼルに向いてる」
素知らぬ顔をして、ゼルの戦いを見ているレイが言った。
(…遅刻したくせに!?!?)
その通りゼルはミノタウロスが攻撃してきた腕を取り、簡単に投げ飛ばした。
ミノタウロスが倒れ込んだ所にのしかかり、フルパワーで急所を殴りつける。断末魔が聞こえて終了した。
「ゼル、やっぱりすごいな。ミノタウロスの身体は鋼の身体と言われているのに、素手で一撃か…」
「何、暢気に言ってんの?二人とも遅刻だから。早くイリーナの所に行ってきなよ」
アスカは冷めた声で二人にそう言うと、立ち上がった。
「さぁ、次は私たち。早く行って終わらせようか?ユリア?」
しれっと言うアスカに頷き、私もその後を追った。
***
「今からガーディアン実戦大会に選抜された者を発表するから。呼ばれたら前に出て」
課題モンスターとの実戦が終わった後で、みんなはそう言った。
(大会の選抜…そういえばそんな話しをしていた気がする)
みんな就職に有利になることを知っているからピリついた空気になった。
「まずはAチーム」
みんなの息を呑む声が聞こえてくる。大会に選ばれるのは12人。早めに呼ばれた方が安心するのは分かる。
「テル・フォレスト」
「はい」
「レイ・ミシナ」
「はい」
「シュウ・ブルームーン」
「はい」
「アスカ・ミシナ」
「はい」
「ゼル・ディノ」
「はい」
クラスのみんなはやっぱりと言っている。私にとっても予想通り。
「ユリア・フォレスト」
「あ…はい!」
ここでまさか私が呼ばれるとは思ってはいなかった。慌てて前に出て思わずつまづいて転びかけた所を、レイに抱きとめられた。
ありがとうと言って立ち上がるとテルが、ダサっと言って笑っている。そんな声も届かない程に胸が高鳴った。
(このみんなと一緒に何かを目指せるなんて嬉しくて、顔がニヤける)
そんな気分でいたから…。続けて、Bチームの発表があったが全く頭に入って来なかった。
「ー以上、12名は授業とは別メニューがあるし、放課後に訓練も行うので、そのつもりで。ちなみにAチームの担当教官は私。Bチームはトム教官にしていただきます。詳しいスケジュールはまた後程。メンバーの特性は各々で把握するように。気合い入れて頑張りましょう!授業終わり!解散っ!」
そういうと、イリーナは足早に去って行った。
「みんなよろしくね。一緒に頑張ろう」
シュウがみんなに声をかけた。
「頑張ろう!ユリア?」
このメンバーなら頑張れそうなんて、3人で話をしていると、テルがメンバーの紹介をするとゼルに声をかけた。
(そうだ…ゼル君は私たちのことをよく知らない)
「俺は、テル・フォレスト。近距離が得意で武器は大剣。こっちは妹のユリア。こっちも近距離。双剣使いのスピードタイプだ」
「よろしくね!」
手を差し出すと、少し歯に噛んだ笑顔で握り返してくれた。
「あとは、シュウ・ブルームン。天使族で回復術の能力は学園一」
「知ってます。この国のプリンセスですよね?アスカさんといつも一緒にいるし」
ゼルが手を差し出した手をシュウも、よろしくと握り返す。
「あとはアスカの兄のレイ。こいつのことも知ってるよな?魔力が高い悪魔族…」
レイが無言でゼルを睨んでいる。…何でだろう。さっきから、ゼルに対する雰囲気が冷たい。やっぱりアスカが取られるって気持ちがあったりするんだろうか…?ヤキモチ的な?
「知ってます。よろしくお願いします」
睨まれていることを気にもとめず、ニッコリと笑ってレイにお辞儀をした。
「最後に…」
「あ…。アスカさんのことは多分僕の方が詳しいです。レイさんの妹で、悪魔族。魔力の操作がとても上手くて、武器に『属性』を付けられる器用さの持ち主。更に魔法だけに頼らず、ウィップを使いこなせるという、素晴らしさ。身長173センチ、スリーサイズも分かりますけど…それは言いません!同じチームになれてすごく嬉しいです!」
「…怖っ…。本当になんなの?」
目を輝かせて言うゼルと、それに対比してシラケるアスカが可笑しくて笑ってしまった。
「僕はゼル・ディノです。こう見えて力は強い、近距離タイプです。よく天使族と間違えられますがノーマルです」
「力が強いのは知ってる…。けど、異常だろ?神族か何かの末裔?」
「違います。小さい頃にイーターに襲われて、大怪我をしたんです。それで、痛覚が無くなって…。更に力のリミッターを外せるようになりました。こう見えて、孤児なんです。今も養成校の寮で暮らしています」
にっこりと笑って話すゼルからは、想像が出来なかった。孤児ということは、きっと両親含め、親族はいないんだろう。
そして何故かレイとテルの表情が固まる。目を合わせて2人は頷いている。
それよりもゼル君の言っているリミッターがどういうことかよく分からない…。
「…リミッターを外せるってことは…その分筋繊維も傷だらけになるってことだよね?…攻撃の後は治療が必要?」
そう、問いかけだのはシュウだった。
「治療は必要無いです。何回も損傷修復を繰り返して、更に強くなりました。今は大体何割位の力で戦えばいいかわかるようになりましたので、コントロールしてます」
質問を投げかけたシュウは、分かったよと言っているから、なんだか分からないけど大丈夫なんだろう。
こうしてこの六人で大会を目指すことになった。
「あの二人がサボりなんて珍しい」
イリーナ教官もそう言っているから、連絡もせずに授業に遅れているんだろう。
(何しているんだろ…?)
実戦の授業の場合は見本として、レイとテルが一番に呼ばれることが多いけれど…。今日はいないから、イリーナ教官は困っているようだった。
「仕方ない。今日はゼルからにしよう。課題のモンスターは、パワータイプのミノタウロスだし。得意だろ?」
クラスに入ったばかりだから、実力を見せる意味もあるんだろう。
「はい、得意ですよ」
呼ばれたゼルは、余裕の笑みでガラスルームの中に入った。警告音と共に、中にミノタウロスが投入される。
(まぁ…ゼル君は強いしね…)
始まった途端に攻撃してきたミノタウロスを、避けることもせず真正面から受けている。
すごい衝撃音。なのに全く効いてないようだ。
「痛そう…!」
「私達だったら大ダメージだけど、本人には効かないんだって…。痛く無いらしいよ?」
なんて、アスカが隣で呟いた。さっき、ゼルにあんな告白を受けたのにアスカは以外と冷静だ。
「ゼル君のさっきの告白…受けてあげないの?」
「…ユリア、いきなり…何言いだすの?」
「だって…さっきの『好き』は、多分本気だったよ?」
「……受けないよ。だって、私には好きな人がいるから」
「そうなの!?」
「そう…小さな頃からずっと好き」
そんな雰囲気を見せたことなんてないから、学校にはいない人なのかもしれない。ずっと大人の人かもしれないし…。シュウもパパのことが好きだったみたいだし。
(アスカが年上か…。ゼル君には悪いけど…。それはそれで合うかも)
「……このこと、シュウには内緒にしといてね?」
「え…?シュウは知らないの?」
「知らないよ…。知らない」
そう言うアスカは何故か寂しそうだった。幼い頃からずっと一緒で、一番の親友だけど知らないことだってあるんだ。
(だからこそ言えないこともあるのかも…)
私が小さく頷くと、アスカは咳払いをした。
「…そんなことよりゼルの見本。しっかり見ておかないとね?」
「…見ててもさ…あんなこと私にできると思う?」
「確かに。無理か」
ルーム内のゼルはひたすらに、ミノタウロスの攻撃を受けてる。避けたりしない。私があんなことしたらとっくに死んでる。
「ゼルすごいな。スピードが自分よりも上だって分かってる」
「……!?」
さっきまでいなかったテルがとなりにいる。びっくりして一瞬息が止まった。
「カウンターを狙ってるんだろ。そっちの方がゼルに向いてる」
素知らぬ顔をして、ゼルの戦いを見ているレイが言った。
(…遅刻したくせに!?!?)
その通りゼルはミノタウロスが攻撃してきた腕を取り、簡単に投げ飛ばした。
ミノタウロスが倒れ込んだ所にのしかかり、フルパワーで急所を殴りつける。断末魔が聞こえて終了した。
「ゼル、やっぱりすごいな。ミノタウロスの身体は鋼の身体と言われているのに、素手で一撃か…」
「何、暢気に言ってんの?二人とも遅刻だから。早くイリーナの所に行ってきなよ」
アスカは冷めた声で二人にそう言うと、立ち上がった。
「さぁ、次は私たち。早く行って終わらせようか?ユリア?」
しれっと言うアスカに頷き、私もその後を追った。
***
「今からガーディアン実戦大会に選抜された者を発表するから。呼ばれたら前に出て」
課題モンスターとの実戦が終わった後で、みんなはそう言った。
(大会の選抜…そういえばそんな話しをしていた気がする)
みんな就職に有利になることを知っているからピリついた空気になった。
「まずはAチーム」
みんなの息を呑む声が聞こえてくる。大会に選ばれるのは12人。早めに呼ばれた方が安心するのは分かる。
「テル・フォレスト」
「はい」
「レイ・ミシナ」
「はい」
「シュウ・ブルームーン」
「はい」
「アスカ・ミシナ」
「はい」
「ゼル・ディノ」
「はい」
クラスのみんなはやっぱりと言っている。私にとっても予想通り。
「ユリア・フォレスト」
「あ…はい!」
ここでまさか私が呼ばれるとは思ってはいなかった。慌てて前に出て思わずつまづいて転びかけた所を、レイに抱きとめられた。
ありがとうと言って立ち上がるとテルが、ダサっと言って笑っている。そんな声も届かない程に胸が高鳴った。
(このみんなと一緒に何かを目指せるなんて嬉しくて、顔がニヤける)
そんな気分でいたから…。続けて、Bチームの発表があったが全く頭に入って来なかった。
「ー以上、12名は授業とは別メニューがあるし、放課後に訓練も行うので、そのつもりで。ちなみにAチームの担当教官は私。Bチームはトム教官にしていただきます。詳しいスケジュールはまた後程。メンバーの特性は各々で把握するように。気合い入れて頑張りましょう!授業終わり!解散っ!」
そういうと、イリーナは足早に去って行った。
「みんなよろしくね。一緒に頑張ろう」
シュウがみんなに声をかけた。
「頑張ろう!ユリア?」
このメンバーなら頑張れそうなんて、3人で話をしていると、テルがメンバーの紹介をするとゼルに声をかけた。
(そうだ…ゼル君は私たちのことをよく知らない)
「俺は、テル・フォレスト。近距離が得意で武器は大剣。こっちは妹のユリア。こっちも近距離。双剣使いのスピードタイプだ」
「よろしくね!」
手を差し出すと、少し歯に噛んだ笑顔で握り返してくれた。
「あとは、シュウ・ブルームン。天使族で回復術の能力は学園一」
「知ってます。この国のプリンセスですよね?アスカさんといつも一緒にいるし」
ゼルが手を差し出した手をシュウも、よろしくと握り返す。
「あとはアスカの兄のレイ。こいつのことも知ってるよな?魔力が高い悪魔族…」
レイが無言でゼルを睨んでいる。…何でだろう。さっきから、ゼルに対する雰囲気が冷たい。やっぱりアスカが取られるって気持ちがあったりするんだろうか…?ヤキモチ的な?
「知ってます。よろしくお願いします」
睨まれていることを気にもとめず、ニッコリと笑ってレイにお辞儀をした。
「最後に…」
「あ…。アスカさんのことは多分僕の方が詳しいです。レイさんの妹で、悪魔族。魔力の操作がとても上手くて、武器に『属性』を付けられる器用さの持ち主。更に魔法だけに頼らず、ウィップを使いこなせるという、素晴らしさ。身長173センチ、スリーサイズも分かりますけど…それは言いません!同じチームになれてすごく嬉しいです!」
「…怖っ…。本当になんなの?」
目を輝かせて言うゼルと、それに対比してシラケるアスカが可笑しくて笑ってしまった。
「僕はゼル・ディノです。こう見えて力は強い、近距離タイプです。よく天使族と間違えられますがノーマルです」
「力が強いのは知ってる…。けど、異常だろ?神族か何かの末裔?」
「違います。小さい頃にイーターに襲われて、大怪我をしたんです。それで、痛覚が無くなって…。更に力のリミッターを外せるようになりました。こう見えて、孤児なんです。今も養成校の寮で暮らしています」
にっこりと笑って話すゼルからは、想像が出来なかった。孤児ということは、きっと両親含め、親族はいないんだろう。
そして何故かレイとテルの表情が固まる。目を合わせて2人は頷いている。
それよりもゼル君の言っているリミッターがどういうことかよく分からない…。
「…リミッターを外せるってことは…その分筋繊維も傷だらけになるってことだよね?…攻撃の後は治療が必要?」
そう、問いかけだのはシュウだった。
「治療は必要無いです。何回も損傷修復を繰り返して、更に強くなりました。今は大体何割位の力で戦えばいいかわかるようになりましたので、コントロールしてます」
質問を投げかけたシュウは、分かったよと言っているから、なんだか分からないけど大丈夫なんだろう。
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