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最終章 一度目のその先へ
未来への希望
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「納得いきましたわ」
「そういうことはもっと早く言えよ」
「街灯の設置を速めることも必要だが、もっと根本的に災害対策をとらないとならないな」
ローズマリーはプンプンと頬を膨らましそっぽを向き、アスタは自分の額をトントンと叩きながらため息をつく。アレクは眉間に皺を寄せながらそういった。
「みんな信じてくれるのか?」
「まぁ信じるも信じないも、ユアン君がそんな嘘をつく意味がないからな」
「そうですわ。それにユアン様が私を助けてくれたことに変わりはありません。そんなユアン様の願いならどんなことでも私は全力で協力させていただきますわ」
ただメアリーだけが黙ってうつ向いていた。
「メアリー」
「どうして、どうして言ってくれなかったんですか」
ぽろぽろと涙が頬を伝う。
「そんな悩みを一人で抱えて」
「ごめん」
「それに、それに……私はずっと自分に嫉妬してたってことですか」
真っ赤な顔でメアリーが叫ぶ。
「そうなるのかな?」
嫉妬という言葉に、ユアンが思わず照れ笑いを浮かべる。
「もう私、バカみたいじゃないですか」
「でも今回もメアリーが僕を好きになってくれるかわからなかったし、好きになる前に『僕はあなたの未来の旦那です』って言ってメアリーは信じられる?」
「そうですけど……、付き合ってから話してくれても」
きっと信じただろう。ユアンの言葉ならどんな突拍子のない話でも。
「まあ、そこは後で夫婦で話し合ってくれ。今はそのユアンが見たっていう未来について対策を練るぞ」
アスタの『夫婦』という単語にユアンとメアリーが一瞬で真っ赤になると押し黙る。
☆──☆
「ユアンの話を聞く限り、やはりまず地震とそれに伴って起きる火事の対策が急務だな」
あれから一週間後、レイモンドも含め未来の対策について話し合うことになった。
「ユアン君の言う通り、火災は街灯と魔法石を各家まで配布できるようになれば減らせるだろう」
「でもそうすると今以上に魔法石もいるし、対策費もすごいことになるな……」
「あの、それは僕が何とかできると思います」
頭を抱えるアレクにユアンがおずおずと手をあげる。
「まぁ確かに、今も魔法石の輸入はやってもらっているが、この規模となると、それなりにもっと魔法石もいるし、予算も……」
「そうか未来を知っているんだから、競馬で万馬券を当てればいいのか!」
ポンとアスタが手を叩く。最近貴族たちの間で、異国から入って来た競馬という賭け事が流行っているのだ。しかし──
「嫌だな、僕がそんなの知ってるわけないじゃないですか」
ユアンは未来を予知できるわけではない、自分の知っていることを覚えているだけだ。なので、競馬など全く興味がなかったものを覚えているわけがなかった。
ただアスタの閃きも当たらずとも遠からずとユアンが続ける。
「僕がどうしていま貿易で成功してると思ってるんですか」
「あぁ」
みんなが頷く。
「メアリーのことばかりかと思ったら、ちゃっかり自分の懐のことも計算して生きてきてたんだな」
「いや、まあ否定はできませんが」
ポリポリと頬を掻く。
「別に大金持ちになりたかったわけではないので、逆に流行りを当てすぎて怪しまれないようこれでも抑えてやってきたんですよ。でもこれからはもっと積極的に稼がせてもらいます」
ユアンがアスタを真似て悪そうな笑みを浮かべる。
「これで魔法石と金銭面の問題は大丈夫そうだな」
アレクとアスタがニヤリと笑った。
「待ってくだい。それではあまりにユアン様に頼りすぎですわ。ちょうどいい機会ですし、私たちの結婚時の王太子妃の公約を街の整備としたいと思いますわ」
ローズマリーの言葉にレイモンドはそれはいい案だと頷いた。
もともと莫大な寄付を色々なところにしてきた公爵家である、街全体を住みよくすると言って反対する住民はいないだろう。それに王族の結婚での公約は国費として予算が組まれているので、そこからも予算が捻出できる。
「でも……」
いいかけたユアンの言葉をローズマリーが手で制する。
「魔法石の輸入はユアン様にしか頼めなにので、ユアン様はそちらにもっと予算を使ってください。きっと街灯発表でこれからもっと魔法石は値上がりますわ。それに、街灯以外でも魔法石の使い道は沢山あるのですよ」
ニコリと微笑みながらそう言った。
「今、街灯用の魔法石は結構あるのか?」
「はい、街灯だけなら十分の量があるので言ってくれれば寄付できます」
「寄付!? 馬鹿なこと言うなユアン、ローズマリー嬢の話を聞いてなかったのか? 予算は公費からでるんだ、ちゃんと支払わせろ、そして寄付は研究ラボにしろ」
アスタが呆れたよう言った。
「未来がかかってるんだ、街灯だけじゃない、これから急ピッチで他の魔法石の研究も進めないと」
「他にも作るんですか」
「当たり前だろ、例えば火事になった時すぐ消火できるような魔法石や、地震で建物が崩壊しないよう強化する魔法石、あーもう色々だ。これからまた実験にも付き合ってもらうぞ」
アスタはピシャリと指をさすとにユアンに言い切った。思わずユアンも大きく頷く。
ついこの間まで一人で抱えていたものが今はみんなで考えている。だからといって未来が絶対良く変わるかどうかわからない。でももう一人でないということがこんなにも心強いものなのだとユアンは改めて思い知らされた。
「もう隠し事はないですよね」
メアリーが若草色の瞳を揺らしながらユアンを見上げる。
「大丈夫。ごめんいままで話せなくて」
「いいんです。いままでよく一人で頑張ってきましたね」
その言葉にいままで我慢していたものがあふれた。
メアリーがそっとそんなユアンの体に腕を回し、子供をあやすようにやさしく背中をさする。
みんなも一瞬こっちを見たが、今は黙ってみて見ぬふりをしてくれている。
ユアンはひとしきり涙を流すと、もう大丈夫だとメアリーに笑いかけたのだった。
「そういうことはもっと早く言えよ」
「街灯の設置を速めることも必要だが、もっと根本的に災害対策をとらないとならないな」
ローズマリーはプンプンと頬を膨らましそっぽを向き、アスタは自分の額をトントンと叩きながらため息をつく。アレクは眉間に皺を寄せながらそういった。
「みんな信じてくれるのか?」
「まぁ信じるも信じないも、ユアン君がそんな嘘をつく意味がないからな」
「そうですわ。それにユアン様が私を助けてくれたことに変わりはありません。そんなユアン様の願いならどんなことでも私は全力で協力させていただきますわ」
ただメアリーだけが黙ってうつ向いていた。
「メアリー」
「どうして、どうして言ってくれなかったんですか」
ぽろぽろと涙が頬を伝う。
「そんな悩みを一人で抱えて」
「ごめん」
「それに、それに……私はずっと自分に嫉妬してたってことですか」
真っ赤な顔でメアリーが叫ぶ。
「そうなるのかな?」
嫉妬という言葉に、ユアンが思わず照れ笑いを浮かべる。
「もう私、バカみたいじゃないですか」
「でも今回もメアリーが僕を好きになってくれるかわからなかったし、好きになる前に『僕はあなたの未来の旦那です』って言ってメアリーは信じられる?」
「そうですけど……、付き合ってから話してくれても」
きっと信じただろう。ユアンの言葉ならどんな突拍子のない話でも。
「まあ、そこは後で夫婦で話し合ってくれ。今はそのユアンが見たっていう未来について対策を練るぞ」
アスタの『夫婦』という単語にユアンとメアリーが一瞬で真っ赤になると押し黙る。
☆──☆
「ユアンの話を聞く限り、やはりまず地震とそれに伴って起きる火事の対策が急務だな」
あれから一週間後、レイモンドも含め未来の対策について話し合うことになった。
「ユアン君の言う通り、火災は街灯と魔法石を各家まで配布できるようになれば減らせるだろう」
「でもそうすると今以上に魔法石もいるし、対策費もすごいことになるな……」
「あの、それは僕が何とかできると思います」
頭を抱えるアレクにユアンがおずおずと手をあげる。
「まぁ確かに、今も魔法石の輸入はやってもらっているが、この規模となると、それなりにもっと魔法石もいるし、予算も……」
「そうか未来を知っているんだから、競馬で万馬券を当てればいいのか!」
ポンとアスタが手を叩く。最近貴族たちの間で、異国から入って来た競馬という賭け事が流行っているのだ。しかし──
「嫌だな、僕がそんなの知ってるわけないじゃないですか」
ユアンは未来を予知できるわけではない、自分の知っていることを覚えているだけだ。なので、競馬など全く興味がなかったものを覚えているわけがなかった。
ただアスタの閃きも当たらずとも遠からずとユアンが続ける。
「僕がどうしていま貿易で成功してると思ってるんですか」
「あぁ」
みんなが頷く。
「メアリーのことばかりかと思ったら、ちゃっかり自分の懐のことも計算して生きてきてたんだな」
「いや、まあ否定はできませんが」
ポリポリと頬を掻く。
「別に大金持ちになりたかったわけではないので、逆に流行りを当てすぎて怪しまれないようこれでも抑えてやってきたんですよ。でもこれからはもっと積極的に稼がせてもらいます」
ユアンがアスタを真似て悪そうな笑みを浮かべる。
「これで魔法石と金銭面の問題は大丈夫そうだな」
アレクとアスタがニヤリと笑った。
「待ってくだい。それではあまりにユアン様に頼りすぎですわ。ちょうどいい機会ですし、私たちの結婚時の王太子妃の公約を街の整備としたいと思いますわ」
ローズマリーの言葉にレイモンドはそれはいい案だと頷いた。
もともと莫大な寄付を色々なところにしてきた公爵家である、街全体を住みよくすると言って反対する住民はいないだろう。それに王族の結婚での公約は国費として予算が組まれているので、そこからも予算が捻出できる。
「でも……」
いいかけたユアンの言葉をローズマリーが手で制する。
「魔法石の輸入はユアン様にしか頼めなにので、ユアン様はそちらにもっと予算を使ってください。きっと街灯発表でこれからもっと魔法石は値上がりますわ。それに、街灯以外でも魔法石の使い道は沢山あるのですよ」
ニコリと微笑みながらそう言った。
「今、街灯用の魔法石は結構あるのか?」
「はい、街灯だけなら十分の量があるので言ってくれれば寄付できます」
「寄付!? 馬鹿なこと言うなユアン、ローズマリー嬢の話を聞いてなかったのか? 予算は公費からでるんだ、ちゃんと支払わせろ、そして寄付は研究ラボにしろ」
アスタが呆れたよう言った。
「未来がかかってるんだ、街灯だけじゃない、これから急ピッチで他の魔法石の研究も進めないと」
「他にも作るんですか」
「当たり前だろ、例えば火事になった時すぐ消火できるような魔法石や、地震で建物が崩壊しないよう強化する魔法石、あーもう色々だ。これからまた実験にも付き合ってもらうぞ」
アスタはピシャリと指をさすとにユアンに言い切った。思わずユアンも大きく頷く。
ついこの間まで一人で抱えていたものが今はみんなで考えている。だからといって未来が絶対良く変わるかどうかわからない。でももう一人でないということがこんなにも心強いものなのだとユアンは改めて思い知らされた。
「もう隠し事はないですよね」
メアリーが若草色の瞳を揺らしながらユアンを見上げる。
「大丈夫。ごめんいままで話せなくて」
「いいんです。いままでよく一人で頑張ってきましたね」
その言葉にいままで我慢していたものがあふれた。
メアリーがそっとそんなユアンの体に腕を回し、子供をあやすようにやさしく背中をさする。
みんなも一瞬こっちを見たが、今は黙ってみて見ぬふりをしてくれている。
ユアンはひとしきり涙を流すと、もう大丈夫だとメアリーに笑いかけたのだった。
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