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アリナ、報告をする2
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「ここからダニーの仮説なんだけど、治療ができなかったわけじゃなくて、魔力の高い白魔法使いに、さらに強い聖女の魔力を加わえたせいで、体が過剰反応を起こして、治癒魔法の妨げになったんじゃないかって」
「治癒の妨げね。じゃあ、これも呪いではなく、過剰反応のせいだっていうの」
「そこはまだもっとよく調べてみないとわからなわ。でも今のところ聖女様でも解けない呪術や病気は見つかってないから」
「そうねわかったわ。でもさすが魔法史学を変えると言われている二人よね、エルモレンコ家がどんなに調べても、それらしき事柄はなにも見つけられなかったのに、すでに仮説までたててるなんて」
ローラがニコリと微笑む。
「じゃあ呪いのほうは、引き続きあなたたちに任せるわ。これが呪いであれ、過剰反応であれ、何かしら私に危害を加えようとしたものがいることには変わりないからね」
「わかったは、で、犯人の方はなにかわかりそうなの」
「特に大きな進展はないけど、今回の皇太子妃候補についての話は色々聞けたわ」
自慢げに胸を張る。
「そういえば、まだ聞いていなかったけど、ローラは誰が一番怪しいと思っているの?」
「そうね、しいと言えば」
そう言って紙に書かれた一人の人物を指した。
「治癒の妨げね。じゃあ、これも呪いではなく、過剰反応のせいだっていうの」
「そこはまだもっとよく調べてみないとわからなわ。でも今のところ聖女様でも解けない呪術や病気は見つかってないから」
「そうねわかったわ。でもさすが魔法史学を変えると言われている二人よね、エルモレンコ家がどんなに調べても、それらしき事柄はなにも見つけられなかったのに、すでに仮説までたててるなんて」
ローラがニコリと微笑む。
「じゃあ呪いのほうは、引き続きあなたたちに任せるわ。これが呪いであれ、過剰反応であれ、何かしら私に危害を加えようとしたものがいることには変わりないからね」
「わかったは、で、犯人の方はなにかわかりそうなの」
「特に大きな進展はないけど、今回の皇太子妃候補についての話は色々聞けたわ」
自慢げに胸を張る。
「そういえば、まだ聞いていなかったけど、ローラは誰が一番怪しいと思っているの?」
「そうね、しいと言えば」
そう言って紙に書かれた一人の人物を指した。
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