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第21幕 卒業旅行は終わりで始まり
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「あー、なんか思い出すなー。初めて瀬菜がエロスに興味持ってるって知ったときのこと。あのときも衝撃的だったけど、今回も衝撃的。へぇーそっかそっか。瀬菜、内緒でこんなサイト使ったんだ」
悠斗は一枚の紙を見ながら、俺から逃げ道を奪うように呟いてくる。
「しかし、凄い店名だね? ──アダルトショップ、ラブるんるん♡極上の快感提供します♡── それに、この購入した商品名も……ふふっ……──KIKUGURUI☆アナル専用濃厚タイプ媚薬入り── 狂うほどにしてって、瀬菜の要望だったりするの?」
たらりと嫌な汗が吹き出す。そっぽを向いて知らぬ存ぜぬという態度をしていたのに、俺の不注意により、まさかの納品書を一緒に持って来てしまっていたのだ。
それを出されたらもはや逃げ道などない。開き直ると悠斗が持っていた納品書を奪い取る。
「……おっ、俺だって男だ! アダルトサイト位見るんだ! それにいつ悠斗が襲ってきてもいいように、恋人として用意しておくのもマナーだろ! お前、ところ構わず盛るし……旅行中だって、どうせ我慢しないんだろ!」
プイっと膨れながら素直に吐き出すと、クスクスと笑い声をあげるから質が悪い。
「ふふふっ、はぁ~~おかし。瀬菜って、本当に男前のときあるよね」
「なんだよ! 悪いかよ!」
「ううん、悪くない。そんな瀬菜も大好き♡」
「散々笑った癖に……」
「仕方ないよ可愛いんだもん。せーな♡ こっち見て?」
「……ヤダよ」
「あー、そういうこと言うんだ。なら……強行突破だね?」
悠斗は俺のハーフパンツを引き下げると、パクリと陰茎を咥えた。ふにゃふにゃな息子は、悠斗の舌の動きに刺激され、みるみる勃ち上がっていく。
「ンッ! ちょ、それッ反則ぅっーー!」
「せにゃが、いけにゃいにょ……ちゅ、ぶちゅっ……」
口の中に包まれると温かくて蠢く肉厚の舌が、にゅるにゅる絡み気持ちがいい。勃ち上がるペニスと同様に、俺の快感と興奮も急上昇だ。
瞼を閉じ快感に浸り始めると、冷たい液体が蕾に塗りたくられる。粘着性が高いのか、プチッニュチュ……と弾けるような水音を鳴らしている。指先がローションを纏わせながら襞を割り、内部に侵入した頃、襞の一筋一筋がジーンと熱を持ち火照りだす。熱はどんどん広がり、触れられた部分が焦れったくて堪らない。
「ゆうっ! もっ、口……離してッ!」
「らめっ……」
ジュプジュプと音を立てながら、悠斗の口淫は止まらない。飲み切れない竿を手淫でシコシコとされ、鈴口を舌先で抉られた。
ブルリと身体を震わせ込み上げてくる射精感に、悠斗の頭を押さえつけ、喉の奥に突き立ててしまう。
「イッ、イクーーッ!」
「ンッ……ジュ……コクッ……」
「はっはぁ……離してって……言ったのに。しかも……飲んだ……」
「うん。ご馳走様♡」
口元を拭いながらペロリと唇を舐め取る悠斗は妖艶に笑うと、さっと俺のズボンを上にあげ乱れた服を整えた。
「瀬菜、タンパク質はいただけたけど、夕食の時間だよ?」
「…………へっ?」
時計を見れば約束の時間を遠に過ぎている。きっとみんな食べずに待っているに違いない。
これは小言を食らってしまうと、駆け足で食事処へと向かった。
悠斗は一枚の紙を見ながら、俺から逃げ道を奪うように呟いてくる。
「しかし、凄い店名だね? ──アダルトショップ、ラブるんるん♡極上の快感提供します♡── それに、この購入した商品名も……ふふっ……──KIKUGURUI☆アナル専用濃厚タイプ媚薬入り── 狂うほどにしてって、瀬菜の要望だったりするの?」
たらりと嫌な汗が吹き出す。そっぽを向いて知らぬ存ぜぬという態度をしていたのに、俺の不注意により、まさかの納品書を一緒に持って来てしまっていたのだ。
それを出されたらもはや逃げ道などない。開き直ると悠斗が持っていた納品書を奪い取る。
「……おっ、俺だって男だ! アダルトサイト位見るんだ! それにいつ悠斗が襲ってきてもいいように、恋人として用意しておくのもマナーだろ! お前、ところ構わず盛るし……旅行中だって、どうせ我慢しないんだろ!」
プイっと膨れながら素直に吐き出すと、クスクスと笑い声をあげるから質が悪い。
「ふふふっ、はぁ~~おかし。瀬菜って、本当に男前のときあるよね」
「なんだよ! 悪いかよ!」
「ううん、悪くない。そんな瀬菜も大好き♡」
「散々笑った癖に……」
「仕方ないよ可愛いんだもん。せーな♡ こっち見て?」
「……ヤダよ」
「あー、そういうこと言うんだ。なら……強行突破だね?」
悠斗は俺のハーフパンツを引き下げると、パクリと陰茎を咥えた。ふにゃふにゃな息子は、悠斗の舌の動きに刺激され、みるみる勃ち上がっていく。
「ンッ! ちょ、それッ反則ぅっーー!」
「せにゃが、いけにゃいにょ……ちゅ、ぶちゅっ……」
口の中に包まれると温かくて蠢く肉厚の舌が、にゅるにゅる絡み気持ちがいい。勃ち上がるペニスと同様に、俺の快感と興奮も急上昇だ。
瞼を閉じ快感に浸り始めると、冷たい液体が蕾に塗りたくられる。粘着性が高いのか、プチッニュチュ……と弾けるような水音を鳴らしている。指先がローションを纏わせながら襞を割り、内部に侵入した頃、襞の一筋一筋がジーンと熱を持ち火照りだす。熱はどんどん広がり、触れられた部分が焦れったくて堪らない。
「ゆうっ! もっ、口……離してッ!」
「らめっ……」
ジュプジュプと音を立てながら、悠斗の口淫は止まらない。飲み切れない竿を手淫でシコシコとされ、鈴口を舌先で抉られた。
ブルリと身体を震わせ込み上げてくる射精感に、悠斗の頭を押さえつけ、喉の奥に突き立ててしまう。
「イッ、イクーーッ!」
「ンッ……ジュ……コクッ……」
「はっはぁ……離してって……言ったのに。しかも……飲んだ……」
「うん。ご馳走様♡」
口元を拭いながらペロリと唇を舐め取る悠斗は妖艶に笑うと、さっと俺のズボンを上にあげ乱れた服を整えた。
「瀬菜、タンパク質はいただけたけど、夕食の時間だよ?」
「…………へっ?」
時計を見れば約束の時間を遠に過ぎている。きっとみんな食べずに待っているに違いない。
これは小言を食らってしまうと、駆け足で食事処へと向かった。
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