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第17幕 上級生と下級生 〜高校三年生編〜
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照れ隠しにそう強がっても、悠斗がいつもしてくれるようにはいかないものだ。ローションで潤わせたつもりだが、足りなかったのかもしれない。
額に汗を浮かべカクカクとぎこちなく上下に腰を動かすと、その度に悠斗の昂ぶりが反応してくれる。俺の中で悠斗の蜜も手伝ってなのか、粘膜が順応したのか、徐々に滑りがよくなっていく。
「ンッ……瀬菜っ、上手だよ」
「はっ、んんッ……悠斗っ先生ッ? 俺っべんきょッ合格?」
「クスッ……合格点上げたいけどッ……ねっ!」
「──ふあぁっ! はっあッ、ひゃんっ!」
下から悠斗が突き上げ、前立腺を掠めながら奥を抉られる。頭の中がチカチカとし、自分で得られなかった快感にクラクラしてしまう。
「──はふっ、あんッ……いきなりッ動くなっあうっ」
「ふふっ、見てる分には最高だけど、これじゃお互い中々イケないかな」
「……うるさいっ、余韻を楽しんでるんだッ」
「へぇー、それは勉強になるね」
俺の動きはまだまだ不合格だとでも言うように、遠回しに悠斗はそう呟く。まぁ、子鹿のように足腰をガクガク震わせ、まどろっこしい動きだったことは認める。
尻たぶを両手で掬い上げ、また下から腰を突き上げる悠斗がニヤリと笑うと、快感に息を詰めながら挑発するように俺も強気を装い口角を上げる。
「クスッ、なら瀬菜がリードしてくれるの?」
「俺の愛情……舐めんなよ?」
ベッドヘッドに背を預ける悠斗が俺をギラギラとした瞳で見つめている。まるで待ったを強要された肉食獣のようだ。
そんな悠斗先生の指導を受けている俺は、調教師の実習生になった気分だ。先生で肉食獣、生徒で美味しいお肉の塊。二つの役割を演じている。
エロ先生が悪戯を仕出かさないように、指を絡め繋ぎ止める。俺をやんわりと支える手のひらが、バネになり抽挿を助けた。
「はっ、ンッ……ンッ、ンッ……はっ」
くちゅ……くちゅ……ぱちゅん……とリズミカルな水音が、浅く上下に動く度に奏でられる。シャツに隠れたペニスは見えなくともすっかり蜜を溢し、腹を汚しているはずだ。
上気した顔で唇を薄く開き喘ぐ姿は、悠斗にどんな風に見えているのだろうか。伏せた目をチラリと上げると、視線が絡まりあちこちにキスを贈ってくれる。
擽ったくて甘くて……気持ちがいい。奥深くまでぴっちりと埋め込まれる陰茎を、知らずキュウキュウと締め上げてしまう。
「──うっ、ンッ……瀬菜ッ……ストップ」
「……なんだよッ……もうっ、降参かッ」
「ふっ、そんな風に……動いたらッ……ヤバイッから」
手のひらを離すと、悠斗は強く俺を抱き締め動きを止めた。瞼を閉じ震える長いまつ毛が、色っぽくて自分が引き出したその表情に昂ぶってしまう。
肩に触れる唇が荒い熱の籠もった息を吐き出し、瞼が開かれると流し目で魅了される。しっとりと濡れる肌や髪、鳶色のキラキラと輝く瞳、綺麗で妖艶で……それでいて男っぽい仕草に俺の心臓は早金を打つのだ。
「悠斗先生、意地悪な顔してる……」
「まぁ、可愛い生徒の頑張りに、溺れそうになったからね。はい、コレ咥えて?」
シャツの裾を手繰り寄せられ生地を口に含まされる。
「いけない生徒だ。こっちも……こっちもツンツンだね?」
「ふむっーッ」
肌はすっかり紅く色付き、ツンと尖り切った乳首は濃いピンク色だ。陰茎は上を向き、乳首と同じようにピンクの亀頭からだらしなく汁を溢していた。
額に汗を浮かべカクカクとぎこちなく上下に腰を動かすと、その度に悠斗の昂ぶりが反応してくれる。俺の中で悠斗の蜜も手伝ってなのか、粘膜が順応したのか、徐々に滑りがよくなっていく。
「ンッ……瀬菜っ、上手だよ」
「はっ、んんッ……悠斗っ先生ッ? 俺っべんきょッ合格?」
「クスッ……合格点上げたいけどッ……ねっ!」
「──ふあぁっ! はっあッ、ひゃんっ!」
下から悠斗が突き上げ、前立腺を掠めながら奥を抉られる。頭の中がチカチカとし、自分で得られなかった快感にクラクラしてしまう。
「──はふっ、あんッ……いきなりッ動くなっあうっ」
「ふふっ、見てる分には最高だけど、これじゃお互い中々イケないかな」
「……うるさいっ、余韻を楽しんでるんだッ」
「へぇー、それは勉強になるね」
俺の動きはまだまだ不合格だとでも言うように、遠回しに悠斗はそう呟く。まぁ、子鹿のように足腰をガクガク震わせ、まどろっこしい動きだったことは認める。
尻たぶを両手で掬い上げ、また下から腰を突き上げる悠斗がニヤリと笑うと、快感に息を詰めながら挑発するように俺も強気を装い口角を上げる。
「クスッ、なら瀬菜がリードしてくれるの?」
「俺の愛情……舐めんなよ?」
ベッドヘッドに背を預ける悠斗が俺をギラギラとした瞳で見つめている。まるで待ったを強要された肉食獣のようだ。
そんな悠斗先生の指導を受けている俺は、調教師の実習生になった気分だ。先生で肉食獣、生徒で美味しいお肉の塊。二つの役割を演じている。
エロ先生が悪戯を仕出かさないように、指を絡め繋ぎ止める。俺をやんわりと支える手のひらが、バネになり抽挿を助けた。
「はっ、ンッ……ンッ、ンッ……はっ」
くちゅ……くちゅ……ぱちゅん……とリズミカルな水音が、浅く上下に動く度に奏でられる。シャツに隠れたペニスは見えなくともすっかり蜜を溢し、腹を汚しているはずだ。
上気した顔で唇を薄く開き喘ぐ姿は、悠斗にどんな風に見えているのだろうか。伏せた目をチラリと上げると、視線が絡まりあちこちにキスを贈ってくれる。
擽ったくて甘くて……気持ちがいい。奥深くまでぴっちりと埋め込まれる陰茎を、知らずキュウキュウと締め上げてしまう。
「──うっ、ンッ……瀬菜ッ……ストップ」
「……なんだよッ……もうっ、降参かッ」
「ふっ、そんな風に……動いたらッ……ヤバイッから」
手のひらを離すと、悠斗は強く俺を抱き締め動きを止めた。瞼を閉じ震える長いまつ毛が、色っぽくて自分が引き出したその表情に昂ぶってしまう。
肩に触れる唇が荒い熱の籠もった息を吐き出し、瞼が開かれると流し目で魅了される。しっとりと濡れる肌や髪、鳶色のキラキラと輝く瞳、綺麗で妖艶で……それでいて男っぽい仕草に俺の心臓は早金を打つのだ。
「悠斗先生、意地悪な顔してる……」
「まぁ、可愛い生徒の頑張りに、溺れそうになったからね。はい、コレ咥えて?」
シャツの裾を手繰り寄せられ生地を口に含まされる。
「いけない生徒だ。こっちも……こっちもツンツンだね?」
「ふむっーッ」
肌はすっかり紅く色付き、ツンと尖り切った乳首は濃いピンク色だ。陰茎は上を向き、乳首と同じようにピンクの亀頭からだらしなく汁を溢していた。
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