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第12幕 修学旅行はお遊びではありません
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ジャージのズボンを下着ごとずらすと、太ももに濡れた熱い感触を添えられた。目を広げると、足の間から見慣れた頭がちょこんと顔を出す。
それは俺のモノでもあるが、その下に出ている悠斗のペニスの先端だった。信じられないものを見るように固まっていると、覆い被さる悠斗が耳を甘噛みしてくる。
「……足……しっかり閉じて……声は我慢してね」
「──ッ」
甘く囁く声でそう言いながら耳を舐められると、膝がガクガク震えてしまう。声を出すなと言うならやめてくれと思うが、悠斗の悪戯にどうにもできず、口を手のひらで覆い、喉を鳴らしてしまう。
「フフフ~ン♪ ……ん~……んん?」
扉の向こうの鼻歌が止まると、怪訝そうな様子で男がひとり言を呟いた。
「……誰か居るのか?」
返答を待っているのかひと言だけ呟くと、シーンと静まり返る室内に緊張が走る。
どこかで聞いたことのあるような声に、俺の勃ち上っていたペニスがキューっと縮こまっていた。
……この声……。
佐上先生⁉
や、ヤバイ……こんなの見つかったら!
「……気のせいか?」
や、やっぱり!
この声佐上先生だ!
まずい……って、悠斗ちんこ擦るな‼
すっかり気持ちが佐上のほうへ向かってしまった俺に気付いたのか、悠斗は俺のちんこを揉み出し、鈴口から垂れた先走りを塗りたくるように擦り出す。
ハフハフとしながら喘ぎを抑えるが、エスカレートする悠斗の指先に「ひぃっ!」っと声を上げそうになると、唇を塞がれ飲み込まれた。バクバクと心臓が鳴り泣きそうになる。
それでもペニスはまた元気を取り戻し、すっかり悠斗の手のひらに懐いている。この裏切り者と自分の息子に毒づきながら、羞恥心と背徳感と快感がせめぎ合う。
唇に触れる悠斗の唇がフッと笑ったような気がして、完璧にこの状況を楽しんでいる姿に若干イラっとすると、お返しにギュッと太ももに力を入れてやった。
唇が離れ眉根を寄せ声を押し殺す悠斗にニヤリとすると、目を細めながら俺を見下ろしている。すぐに余裕を取り戻した悠斗にムッとし、太ももを再度締め上げ腰を前後させてやる。
『そんなことして……いけない子だ……』
ほとんど聞き取れない声でそう呟かれた気がした。それを合図にTシャツの裾を口に咥えさせられると、お尻を両手で挟んだ悠斗が腰をゆっくりと前後に動かし出した。
ばっ、馬鹿っ!
音がっ……聞こえちゃう!
重なるように蛇口を捻る音とジャーっと水が出る音が響き、ホッとするが擦れる下肢に気持ちが捕らわれていく。
あぅぅ……こんなっ、やなのにぃっっ!
気持ちいいっ‼
せんせっ、早く行ってぇっ!
「ふっ、まさかな……。俺、疲れ過ぎか? はぁーぁ……ガキ供が起き出す前にとっとと温泉行くか。フフフ~~ン♪ フ~~ゥ~ン♪」
声が届いたのか佐上先生は、鼻歌交じりでその場を出て行った。
それは俺のモノでもあるが、その下に出ている悠斗のペニスの先端だった。信じられないものを見るように固まっていると、覆い被さる悠斗が耳を甘噛みしてくる。
「……足……しっかり閉じて……声は我慢してね」
「──ッ」
甘く囁く声でそう言いながら耳を舐められると、膝がガクガク震えてしまう。声を出すなと言うならやめてくれと思うが、悠斗の悪戯にどうにもできず、口を手のひらで覆い、喉を鳴らしてしまう。
「フフフ~ン♪ ……ん~……んん?」
扉の向こうの鼻歌が止まると、怪訝そうな様子で男がひとり言を呟いた。
「……誰か居るのか?」
返答を待っているのかひと言だけ呟くと、シーンと静まり返る室内に緊張が走る。
どこかで聞いたことのあるような声に、俺の勃ち上っていたペニスがキューっと縮こまっていた。
……この声……。
佐上先生⁉
や、ヤバイ……こんなの見つかったら!
「……気のせいか?」
や、やっぱり!
この声佐上先生だ!
まずい……って、悠斗ちんこ擦るな‼
すっかり気持ちが佐上のほうへ向かってしまった俺に気付いたのか、悠斗は俺のちんこを揉み出し、鈴口から垂れた先走りを塗りたくるように擦り出す。
ハフハフとしながら喘ぎを抑えるが、エスカレートする悠斗の指先に「ひぃっ!」っと声を上げそうになると、唇を塞がれ飲み込まれた。バクバクと心臓が鳴り泣きそうになる。
それでもペニスはまた元気を取り戻し、すっかり悠斗の手のひらに懐いている。この裏切り者と自分の息子に毒づきながら、羞恥心と背徳感と快感がせめぎ合う。
唇に触れる悠斗の唇がフッと笑ったような気がして、完璧にこの状況を楽しんでいる姿に若干イラっとすると、お返しにギュッと太ももに力を入れてやった。
唇が離れ眉根を寄せ声を押し殺す悠斗にニヤリとすると、目を細めながら俺を見下ろしている。すぐに余裕を取り戻した悠斗にムッとし、太ももを再度締め上げ腰を前後させてやる。
『そんなことして……いけない子だ……』
ほとんど聞き取れない声でそう呟かれた気がした。それを合図にTシャツの裾を口に咥えさせられると、お尻を両手で挟んだ悠斗が腰をゆっくりと前後に動かし出した。
ばっ、馬鹿っ!
音がっ……聞こえちゃう!
重なるように蛇口を捻る音とジャーっと水が出る音が響き、ホッとするが擦れる下肢に気持ちが捕らわれていく。
あぅぅ……こんなっ、やなのにぃっっ!
気持ちいいっ‼
せんせっ、早く行ってぇっ!
「ふっ、まさかな……。俺、疲れ過ぎか? はぁーぁ……ガキ供が起き出す前にとっとと温泉行くか。フフフ~~ン♪ フ~~ゥ~ン♪」
声が届いたのか佐上先生は、鼻歌交じりでその場を出て行った。
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