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第6幕 計画は入念に、愛情込めて
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祐一さんの提案で佐伯さんがコーヒーを淹れてくれたが、苦手な俺は薬と思ってチビチビと飲んだ。そんな姿に苦笑いの悠斗が、俺の前にケーキを置いてくれる。
「瀬菜まだ食べてなかったから。ケーキと一緒に食べたらコーヒーも苦くないよ?」
「うん、ありがとう♪ お酒もコーヒーもだなんて、今日は一気に大人になった気分。そういえば村上と多澤は?」
「先に帰ったよ。三浦さんに返せるもの置きに行きたいって」
「そっか。俺、結構寝ちゃってたよな」
「瀬菜君達も佐伯が送ってくから言ってね! もちろんお泊まりでもいいよ?」
流石にそれは申し訳ないと、ケーキを食べたら家まで送ってもらうことにした。
コーヒー効果か、悠斗が寝る前にお水を沢山飲ませてくれたおかげか、頭痛も家に着く頃にはすっかり取れ祐一さんも佐伯さんも安堵していた。
家に着くとエプロンとソックス、パニエを脱ぎ散らかす。その傍らでは、脱いだ俺の服を悠斗が拾い上げて集めている。
「瀬菜……もしかしてまだ酔っ払っているの?」
「えっ? なんで⁉︎」
「ゴミみたいに脱ぎ捨てているから」
「酔っ払っていないよ。エプロンでお腹苦しい……チャック下ろして?」
背中を向けて悠斗に催促する。
「ねぇ、本当に平気?」
「うん、平気だよ? てかさ、みんなも飲んでいたよな? 俺ってお酒弱い?」
「早いピッチで飲んだからじゃない? 瀬菜甘いの好きだし。ボトルの半分以上は瀬菜が飲んでいたから、逆にあれで済んで良かったよ……」
悠斗の言葉に「ん?」となる。
そういえば記憶ない間、俺ってばどんなだったんだ?
気になる……けど……怖ぇ……。
「なぁ、俺……暴れたりしていないよな?」
チャックを下ろして貰いワンピースを脱ぐと、振り返って悠斗に尋ねる。欲情を含んだ表情の悠斗が、腕を引きベッドに押し倒してきた。まさかかなり暴れたのか? と青ざめてしまう。
「……やっぱり酔っ払っているでしょ? 人を散々煽っといて、またそうやって誘惑するの?」
「俺、なにかやらかした⁉︎ 誘惑って……していないだろ? ちょっ、ちょっとっ……ひゃッ!」
ちゅっと乳首に齧り付き、クニュっと舌で愛撫をする悠斗に声を上げてしまう。空白の時間にきっと悠斗になにかをしてしまったことには間違いなさそうだ。
「悠斗! あ……んっ! 俺、なにしたッ、んっ……」
「ん? 知りたいの? 知らないほうがいいと思うけどな。でも、そうだな……取り敢えずみんなには迷惑掛けてないよ? ちゃんと隔離したし」
「か、隔離するほど……酷かったのか⁉︎」
ガバッと起き上がろうとすると、悠斗の顔が間近にありペロリと唇を舐められる。
ニコッと爽やかに笑う悠斗は「ナイショ♡」と言ってくる。
「今日はパンツ紐じゃないんだね? これはこれで、アンバランスで唆るけど」
「ふぁっ、んっ、撫でるな……あ、あッ!」
ボクサーパンツの上から下肢を撫でられ、刺激でムクッと勃ち上がるものに、お前も素直に反応するなと自分のものに説教をする。悠斗の手淫はソフトだが的確に俺を追い詰めてくる。
「さっきは瀬菜がこうやって、俺のをナデナデしてくれたよ?」
「ウソ! ああっ、人様の家でッ……そんな、破廉恥なこと絶対しないもんッ!」
「していたよ? だからね、俺もこうやっていっぱいナデナデしてあげるね♪」
汗ばんだ肌に長い髪がまとわり付いてくる。悠斗の手のひらと髪が肌を擽り、俺の身体は敏感に跳ね上がる。ボクサーパンツの中はじっとりと濡れそぼり、鈴口辺りにシミを広げていく。
「この間のナギ瀬菜も可愛かったし、今日の姫乃ちゃん瀬菜も可愛い。祐一さんの家じゃなかったら、即襲ったかも」
悠斗はそう言うとずっと我慢していたのだと、躊躇うことなく乳首を口に含み吸上げ引っ張ってくる。
「ひやっ! 胸……ばっか……ダメっ!」
「なら、こっち? あーあ……パンツぐっしょりだね?」
「瀬菜まだ食べてなかったから。ケーキと一緒に食べたらコーヒーも苦くないよ?」
「うん、ありがとう♪ お酒もコーヒーもだなんて、今日は一気に大人になった気分。そういえば村上と多澤は?」
「先に帰ったよ。三浦さんに返せるもの置きに行きたいって」
「そっか。俺、結構寝ちゃってたよな」
「瀬菜君達も佐伯が送ってくから言ってね! もちろんお泊まりでもいいよ?」
流石にそれは申し訳ないと、ケーキを食べたら家まで送ってもらうことにした。
コーヒー効果か、悠斗が寝る前にお水を沢山飲ませてくれたおかげか、頭痛も家に着く頃にはすっかり取れ祐一さんも佐伯さんも安堵していた。
家に着くとエプロンとソックス、パニエを脱ぎ散らかす。その傍らでは、脱いだ俺の服を悠斗が拾い上げて集めている。
「瀬菜……もしかしてまだ酔っ払っているの?」
「えっ? なんで⁉︎」
「ゴミみたいに脱ぎ捨てているから」
「酔っ払っていないよ。エプロンでお腹苦しい……チャック下ろして?」
背中を向けて悠斗に催促する。
「ねぇ、本当に平気?」
「うん、平気だよ? てかさ、みんなも飲んでいたよな? 俺ってお酒弱い?」
「早いピッチで飲んだからじゃない? 瀬菜甘いの好きだし。ボトルの半分以上は瀬菜が飲んでいたから、逆にあれで済んで良かったよ……」
悠斗の言葉に「ん?」となる。
そういえば記憶ない間、俺ってばどんなだったんだ?
気になる……けど……怖ぇ……。
「なぁ、俺……暴れたりしていないよな?」
チャックを下ろして貰いワンピースを脱ぐと、振り返って悠斗に尋ねる。欲情を含んだ表情の悠斗が、腕を引きベッドに押し倒してきた。まさかかなり暴れたのか? と青ざめてしまう。
「……やっぱり酔っ払っているでしょ? 人を散々煽っといて、またそうやって誘惑するの?」
「俺、なにかやらかした⁉︎ 誘惑って……していないだろ? ちょっ、ちょっとっ……ひゃッ!」
ちゅっと乳首に齧り付き、クニュっと舌で愛撫をする悠斗に声を上げてしまう。空白の時間にきっと悠斗になにかをしてしまったことには間違いなさそうだ。
「悠斗! あ……んっ! 俺、なにしたッ、んっ……」
「ん? 知りたいの? 知らないほうがいいと思うけどな。でも、そうだな……取り敢えずみんなには迷惑掛けてないよ? ちゃんと隔離したし」
「か、隔離するほど……酷かったのか⁉︎」
ガバッと起き上がろうとすると、悠斗の顔が間近にありペロリと唇を舐められる。
ニコッと爽やかに笑う悠斗は「ナイショ♡」と言ってくる。
「今日はパンツ紐じゃないんだね? これはこれで、アンバランスで唆るけど」
「ふぁっ、んっ、撫でるな……あ、あッ!」
ボクサーパンツの上から下肢を撫でられ、刺激でムクッと勃ち上がるものに、お前も素直に反応するなと自分のものに説教をする。悠斗の手淫はソフトだが的確に俺を追い詰めてくる。
「さっきは瀬菜がこうやって、俺のをナデナデしてくれたよ?」
「ウソ! ああっ、人様の家でッ……そんな、破廉恥なこと絶対しないもんッ!」
「していたよ? だからね、俺もこうやっていっぱいナデナデしてあげるね♪」
汗ばんだ肌に長い髪がまとわり付いてくる。悠斗の手のひらと髪が肌を擽り、俺の身体は敏感に跳ね上がる。ボクサーパンツの中はじっとりと濡れそぼり、鈴口辺りにシミを広げていく。
「この間のナギ瀬菜も可愛かったし、今日の姫乃ちゃん瀬菜も可愛い。祐一さんの家じゃなかったら、即襲ったかも」
悠斗はそう言うとずっと我慢していたのだと、躊躇うことなく乳首を口に含み吸上げ引っ張ってくる。
「ひやっ! 胸……ばっか……ダメっ!」
「なら、こっち? あーあ……パンツぐっしょりだね?」
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