223 / 716
第6幕 計画は入念に、愛情込めて
29
しおりを挟む
少し冷たいシャワーを浴びながら自分の醜態に恥じていた。別に媚薬を盛られた訳ではない。ただ、自分も悠斗に相当飢えていたということ。悠斗を出禁にしてから触れ合っていなかった。好きだから触りたくなるということが、なんとなく分かったような気がする。
ガラリと浴室の扉が開き、悠斗が追いかけるように入って来る。身体は冷水を浴びても火照ったままだ。それは悠斗も同じで熱を冷ませていない様子だ。
「悠斗! 俺、淫乱になっちゃったかも!」
俺の発言にまん丸に目を拡げ悠斗が硬直している。
「俺、悠斗にやり過ぎとか言って、でも俺も変なんだ! 悠斗に触りたくて堪らない!」
固まったまま動かない悠斗にさらに言葉をスラスラと投げかけていく。
「俺、悠斗よりヤリチンなのかも!」
そう言うと、やっとこ悠斗は動き出してくれた。
「……瀬菜……ヤリチンって意味分かってる? ヤリチンだと困るんだけど……」
「俺、悠斗のこととやかく言えない。……しばらく悠斗に触れていなかっただけなのに、したくて堪らないんだ。悠斗がエッチだけかもって思ったのに、俺もだなんて……自分勝手過ぎる。あ、でもちゃんと悠斗のことは好きだ。だけど俺、最低人間じゃね? このままじゃ悠斗のこと襲っちゃいそうだよ! だから今はちょっと……その──ッ」
言い終わる前に悠斗はガバリと抱きついてくる。それから貪るように唇を塞がれ、何度も角度を変えながら歯列をなぞり口腔を愛撫していく。
「ふんッ……はぁ、んんっ……ふぁ」
激しく唇を奪い合い唾液を絡ませ飲み込むと、またすぐにペニスが上向き始め、冷水を浴びていた意味がなくなってしまう。
「ねぇ、今日はやっぱり我慢しなくていい? 瀬菜にそんなこと言われちゃうと、縛ってでもヤリ潰したくなるんだけど。それ、わざとなの? 自分が煽っているって分かってる?」
「わざとって訳じゃないけど、誘ってはいるかも……しれない。俺、悠斗が愛しいよ」
溢れる……気持ち……。
募る……愛おしさ……。
今この瞬間に肌を重ねたら……きっと……。
全身が想像しただけで震え出す。怖いからではなく快感を求めて。
悠斗の瞳がギラギラと雄を覗かせる。それが余計にビリビリと下肢に響くのだ。唇をペロリと舐められ、ニヤッとした悠斗が首筋に噛み付いてくる。強い雄に支配されるような感覚に目眩がする。首筋から乳首に移動して行く悠斗の唇に甘い吐息が漏れる。
「んっ、乳首……っ、きもちぃ……っ」
「クスッ……、ピンクでビンビンに尖ってる……可愛い」
「こっちも……して?」
右を舌で転がされ、左を指で摘みこねられる。ぷくりと膨らんだ乳輪がテラテラと唾液で濡れ、いやらしく光っている。先端はピンと立ち上がり舐めてと訴えている。悠斗の太ももにペニスを擦り付けて、淫らに腰を振ってしまう。
「エロ過ぎ……」
「んっ……だって……ッ、イイのぉッちんこ……擦っちゃうよッ、あんッ」
「何度も出すとあとが辛いよ? おちんちんはちょっと我慢して?」
「はぅッ!」
ギュっと乳首を噛まれ動きを止めてしまう。痛みが広がりしばらくすると、ジンジンとした快感に変わる。またペロペロと舐められ指でこねられると、熱が下肢にダイレクトに伝わっていく。イキたい気持ちがどんどん募る。
ガラリと浴室の扉が開き、悠斗が追いかけるように入って来る。身体は冷水を浴びても火照ったままだ。それは悠斗も同じで熱を冷ませていない様子だ。
「悠斗! 俺、淫乱になっちゃったかも!」
俺の発言にまん丸に目を拡げ悠斗が硬直している。
「俺、悠斗にやり過ぎとか言って、でも俺も変なんだ! 悠斗に触りたくて堪らない!」
固まったまま動かない悠斗にさらに言葉をスラスラと投げかけていく。
「俺、悠斗よりヤリチンなのかも!」
そう言うと、やっとこ悠斗は動き出してくれた。
「……瀬菜……ヤリチンって意味分かってる? ヤリチンだと困るんだけど……」
「俺、悠斗のこととやかく言えない。……しばらく悠斗に触れていなかっただけなのに、したくて堪らないんだ。悠斗がエッチだけかもって思ったのに、俺もだなんて……自分勝手過ぎる。あ、でもちゃんと悠斗のことは好きだ。だけど俺、最低人間じゃね? このままじゃ悠斗のこと襲っちゃいそうだよ! だから今はちょっと……その──ッ」
言い終わる前に悠斗はガバリと抱きついてくる。それから貪るように唇を塞がれ、何度も角度を変えながら歯列をなぞり口腔を愛撫していく。
「ふんッ……はぁ、んんっ……ふぁ」
激しく唇を奪い合い唾液を絡ませ飲み込むと、またすぐにペニスが上向き始め、冷水を浴びていた意味がなくなってしまう。
「ねぇ、今日はやっぱり我慢しなくていい? 瀬菜にそんなこと言われちゃうと、縛ってでもヤリ潰したくなるんだけど。それ、わざとなの? 自分が煽っているって分かってる?」
「わざとって訳じゃないけど、誘ってはいるかも……しれない。俺、悠斗が愛しいよ」
溢れる……気持ち……。
募る……愛おしさ……。
今この瞬間に肌を重ねたら……きっと……。
全身が想像しただけで震え出す。怖いからではなく快感を求めて。
悠斗の瞳がギラギラと雄を覗かせる。それが余計にビリビリと下肢に響くのだ。唇をペロリと舐められ、ニヤッとした悠斗が首筋に噛み付いてくる。強い雄に支配されるような感覚に目眩がする。首筋から乳首に移動して行く悠斗の唇に甘い吐息が漏れる。
「んっ、乳首……っ、きもちぃ……っ」
「クスッ……、ピンクでビンビンに尖ってる……可愛い」
「こっちも……して?」
右を舌で転がされ、左を指で摘みこねられる。ぷくりと膨らんだ乳輪がテラテラと唾液で濡れ、いやらしく光っている。先端はピンと立ち上がり舐めてと訴えている。悠斗の太ももにペニスを擦り付けて、淫らに腰を振ってしまう。
「エロ過ぎ……」
「んっ……だって……ッ、イイのぉッちんこ……擦っちゃうよッ、あんッ」
「何度も出すとあとが辛いよ? おちんちんはちょっと我慢して?」
「はぅッ!」
ギュっと乳首を噛まれ動きを止めてしまう。痛みが広がりしばらくすると、ジンジンとした快感に変わる。またペロペロと舐められ指でこねられると、熱が下肢にダイレクトに伝わっていく。イキたい気持ちがどんどん募る。
0
お気に入りに追加
237
あなたにおすすめの小説
いとしの生徒会長さま
もりひろ
BL
大好きな親友と楽しい高校生活を送るため、急きょアメリカから帰国した俺だけど、編入した学園は、とんでもなく変わっていた……!
しかも、生徒会長になれとか言われるし。冗談じゃねえっつの!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
花婿候補は冴えないαでした
いち
BL
バース性がわからないまま育った凪咲は、20歳の年に待ちに待った判定を受けた。会社を経営する父の一人息子として育てられるなか結果はΩ。 父親を困らせることになってしまう。このまま親に従って、政略結婚を進めて行こうとするが、それでいいのかと自分の今後を考え始める。そして、偶然同じ部署にいた25歳の秘書の孝景と出会った。
本番なしなのもたまにはと思って書いてみました!
※pixivに同様の作品を掲載しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
Take On Me 2
マン太
BL
大和と岳。二人の新たな生活が始まった三月末。新たな出会いもあり、色々ありながらも、賑やかな日々が過ぎていく。
そんな岳の元に、一本の電話が。それは、昔世話になったヤクザの古山からの呼び出しの電話だった。
岳は仕方なく会うことにするが…。
※絡みの表現は控え目です。
※「エブリスタ」、「小説家になろう」にも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる