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第5幕 噂の姫乃ちゃん
09
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頭がぼーっとする。
「瀬菜大丈夫? はい、お水」
「う~~、あっちぃ~~」
お風呂で散々悪戯されているうちに、いつものようにのぼせました……。
悠斗から水を受け取り、奪われた水分を補うと身体中に染み渡り熱が引いていく。
「はぁ……毎回こうなるんだから少しは手加減しろよ」
「つい……ね。でも瀬菜がのぼせてくれたほうが、大人しくお姫様抱っこできるし、俺的にはいいこと尽くしなんだけど」
「そうですか……汗が引かない……」
扇ぐものが欲しくて探していると、悠斗が俺を抱え上げベッドに沈める。朦朧としていると甲斐甲斐しく下敷きで扇いでくれ、俺は殿様気分だ。
「ふらふらしてて危ないよ?」
「あー風が~気持ちい~」
だいぶ熱が引いてくると悠斗に抱きつき甘える。
「お前ってさ、低温で心地いいよな」
「そう? くっ付いていて熱くないの?」
「うん、気持ちいいよ」
悠斗は横になると俺をぎゅっと抱きしめ密着してくる。猫のように擦り寄る俺の頭に、悠斗はちゅっちゅとキスをしてくる。
「へへっ。なんか幸せ」
「うん、俺も。来週も忙しくなるかな? 休み中はずっとこうしていたいな」
「そうだな。でも来週も時間あれば、同じようにしてくれるだろ?」
「ふふっ、今日の瀬菜は素直で可愛い。ねぇ……していい?」
欲情を孕んだ双眸で悠斗が見つめてくる。
「お前ダメって言ってもするだろ?」
「うん? 時と場合によるかな。優しくするのと激しいのどっちがいい?」
「なんだよその質問。優しいのがそりゃいいだろ?」
「ん? それはどうかな?」
悠斗はそう言い妖艶に笑うと、蕾にローションを塗り指先を忍び込ませる。お風呂で十分に解された後孔は、すんなりと飲み込んでいた。
緩々としたキスの愛撫を身体に受け、焦れったさに悶々としてしまう。労るような優しすぎる指先。
指……増やして欲しい……。
もっと刺激が欲しい……。
緩い刺激に我慢ができなくなると、悠斗の昂りに自身のペニスを押し付けてしまう。
「んっ……悠斗、はっ、ん」
「どうしたの? 腰が揺れてる。気持ちいい?」
「ちがう……指……足りない……」
「優しくがいいんでしょ? もう少し解さないと」
「もう、解れてるッから、増やして」
緩い刺激はもどかしいだけだ。
もっと快感が欲しくて身体で訴える。
「瀬菜のエッチ。乳首もおちんちんも擦り付けちゃって」
「だって、足りない……」
そんな俺の行動に先に痺れを切らした悠斗は一度指を引き抜くと、蕾を拡げ二本の指を揃え滑り込ませる。
「ああっ! ん……っ」
「満足した?」
質量は増したはずなのに刺激は一瞬で、またもどかしさが募る。
「お願い……もっと中ッ擦って……」
「瀬菜のお願いは可愛すぎるね。どこを擦って欲しいの?」
「ん……中のッ、ン、コリコリのとこ」
「ここ本当に好きだね?」
トントンと叩かれ、ゆるゆるとシコリを掠めるよう擦られる。内部をうねらせ、いいところに当たるように自らも動いてしまう。
「エロいな……瀬菜には負けちゃう」
「あっ……なんで、もっとして……」
指を抜かれてしまい、蕾が物欲しげにパクパクと開閉する。横向きに寝そべり抱き合っていると、くるりと反転させられうしろから抱きしめられる。蕾に熱い切っ先をあてがわれ、ゆっくりとペニスを挿入されていく。
「こっちのほうが指よりもいいでしょ?」
「ああっ! 入ってぇッ、熱いの、あぅッ!」
「瀬菜大丈夫? はい、お水」
「う~~、あっちぃ~~」
お風呂で散々悪戯されているうちに、いつものようにのぼせました……。
悠斗から水を受け取り、奪われた水分を補うと身体中に染み渡り熱が引いていく。
「はぁ……毎回こうなるんだから少しは手加減しろよ」
「つい……ね。でも瀬菜がのぼせてくれたほうが、大人しくお姫様抱っこできるし、俺的にはいいこと尽くしなんだけど」
「そうですか……汗が引かない……」
扇ぐものが欲しくて探していると、悠斗が俺を抱え上げベッドに沈める。朦朧としていると甲斐甲斐しく下敷きで扇いでくれ、俺は殿様気分だ。
「ふらふらしてて危ないよ?」
「あー風が~気持ちい~」
だいぶ熱が引いてくると悠斗に抱きつき甘える。
「お前ってさ、低温で心地いいよな」
「そう? くっ付いていて熱くないの?」
「うん、気持ちいいよ」
悠斗は横になると俺をぎゅっと抱きしめ密着してくる。猫のように擦り寄る俺の頭に、悠斗はちゅっちゅとキスをしてくる。
「へへっ。なんか幸せ」
「うん、俺も。来週も忙しくなるかな? 休み中はずっとこうしていたいな」
「そうだな。でも来週も時間あれば、同じようにしてくれるだろ?」
「ふふっ、今日の瀬菜は素直で可愛い。ねぇ……していい?」
欲情を孕んだ双眸で悠斗が見つめてくる。
「お前ダメって言ってもするだろ?」
「うん? 時と場合によるかな。優しくするのと激しいのどっちがいい?」
「なんだよその質問。優しいのがそりゃいいだろ?」
「ん? それはどうかな?」
悠斗はそう言い妖艶に笑うと、蕾にローションを塗り指先を忍び込ませる。お風呂で十分に解された後孔は、すんなりと飲み込んでいた。
緩々としたキスの愛撫を身体に受け、焦れったさに悶々としてしまう。労るような優しすぎる指先。
指……増やして欲しい……。
もっと刺激が欲しい……。
緩い刺激に我慢ができなくなると、悠斗の昂りに自身のペニスを押し付けてしまう。
「んっ……悠斗、はっ、ん」
「どうしたの? 腰が揺れてる。気持ちいい?」
「ちがう……指……足りない……」
「優しくがいいんでしょ? もう少し解さないと」
「もう、解れてるッから、増やして」
緩い刺激はもどかしいだけだ。
もっと快感が欲しくて身体で訴える。
「瀬菜のエッチ。乳首もおちんちんも擦り付けちゃって」
「だって、足りない……」
そんな俺の行動に先に痺れを切らした悠斗は一度指を引き抜くと、蕾を拡げ二本の指を揃え滑り込ませる。
「ああっ! ん……っ」
「満足した?」
質量は増したはずなのに刺激は一瞬で、またもどかしさが募る。
「お願い……もっと中ッ擦って……」
「瀬菜のお願いは可愛すぎるね。どこを擦って欲しいの?」
「ん……中のッ、ン、コリコリのとこ」
「ここ本当に好きだね?」
トントンと叩かれ、ゆるゆるとシコリを掠めるよう擦られる。内部をうねらせ、いいところに当たるように自らも動いてしまう。
「エロいな……瀬菜には負けちゃう」
「あっ……なんで、もっとして……」
指を抜かれてしまい、蕾が物欲しげにパクパクと開閉する。横向きに寝そべり抱き合っていると、くるりと反転させられうしろから抱きしめられる。蕾に熱い切っ先をあてがわれ、ゆっくりとペニスを挿入されていく。
「こっちのほうが指よりもいいでしょ?」
「ああっ! 入ってぇッ、熱いの、あぅッ!」
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