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「挨拶が済んだならリリアを解放してやってくれ。せっかくの料理だ」
「そういえば二人の分を用意していないわ。どうしよう」
「急に押しかけたのはこちらです。どうぞお気になさらず」
「そうそう。あ、でもすげー良い匂いすんなあ。アエラス、ちょっと分けてくれよ」
「やだよ! 王様の方が多いんだから王様から分けてもらいなよ!」
「……断る」
エレスがつれなく言うと他の精霊たちは驚いたように顔を見合わせて黙ってしまった。
(なんなのかしら…?)
確かに大人げない対応だが、賑やかな精霊たちが絶句するほどでもない気がする。
どうやら精霊ルールのようなものがあるらしい。
リリアが混乱しているとエレスはリリアの分のスープに手をかざした。
するとぬるくなっていたスープが、あっという間にまた湯気を揺らめかせはじめる。
「温めなおしてくれたの? こんな事も出来るのね。ありがとう、嬉しいわ」
「また冷めないうちに頂こう。それとアエラス、ウォネロとフォティアにも分けるんだ」
「……はあい」
リリアもスープを口に運ぶ。温めてくれたおかげで熱々で美味しい。
やはり出汁のあるなしでは格段に味が違う。
「美味いな! なんだい、これは」
「あー! フォティア、食べすぎ!」
「まあいいじゃないですか。ふむ、それにしてもなんと美味な……。繊細で細やかな心遣いと優しい気持ちが染み渡りますねえ」
「ね! ほんっと美味しい! 作ってる所もワクワクしたし、リリアって天才だよ!」
次々に褒められてリリアは気恥しくなっていた。
スープよりも顔が熱い。
そういえばエレスはどうだろうと表情を盗み見る。
「……エレス?」
エレスは目を閉じて感じ入っているように見える。
大好物を出された子供のような表情でありながら、じいんとしっかり味わっている。
とにかく全身で上機嫌を表していた。
「ああ、リリアさん。我らが王はいたく感動しているようでして」
「そうみたいだけど、そんなに?」
「それ本気で言ってるの!?」
「うーん、人間にはこの感覚が分からないかねえ?」
フォティアが尾を振りながら考えこむ。
「ああ、すまないなリリア。味わうのに必死だった。これも、とても美味しい」
エレスはにっこりと笑う。相変わらず非常に眩しい。
それぞれがスープを飲み干したので、リリアは外の小川に洗いに行こうとした。
小屋を出た所でウォネロに話しかけられる。
「おや、リリアさん。もしかしてそれを洗いにいくのですか?」
「ええ。近くに小川があるの」
ウォネロはきょとんとしていたが、帽子を上げてウィンクをする。
「せっかく水精霊がいるのですから頼ってください。……ああ、ちょうどいい木がありますね」
それは小屋の近くに育っていた木だった。
まだ若そうだが枝ぶりがよく、リリアの背の二倍程に育っている。
「その木の枝を折ってください。そう、リリアさんの腰くらいの所の枝です」
「こう?」
言われるがまま手近な枝の先端を折る。
すると……。
「ひゃっ!?」
まるで枝の中に水が満ちていたかのようにどぱっ!っと勢いよく水があふれ出た。
枝から溢れた水はどんどん流れて地を濡らしていく。
「まあ、不思議……。木の中からお水が出てきてるみたい」
「みたい、ではなく実際にそうしてるんですよ。新鮮な湧き水ですからどうぞ遠慮なく使ってくださいね。ああそう
だ、リリアさん水瓶を持ってきていただけますか?」
「嬉しい……。これ、すっごく助かるわ。ありがとうウォネロ! 水瓶、すぐ持ってくるわね」
小屋の周りには使われていない水瓶があった。泥だらけだが洗えば充分使えそうだ。
横向きにして転がして運び、水の出る不思議な枝の下に設置する。
ある程度水が溜まれば洗おうと思っていたのだが。
「あら?」
水瓶の上でウォネロがくるりと回ると、汚れてドロとカビだらけだった水瓶がすっかり綺麗になっていた。
それだけではない。
「このお水、どこにいってるのかしら」
滔々と水が流れこんでいるはずの瓶は、そのフチいっぱいまで溜まるだけで水が溢れない。
「瓶の中に流れた水は下の方から生活用水路に戻しています。気にしなくても大丈夫ですよ」
「そうなの……?」
目の前の光景が現実離れしていて、まるでおとぎ話を聞いているような感覚だ。
水と言えば井戸や川から汲んできて溜めておき、汚水は用水路に流すかそのまま道に流すかだ。
そういえば孤児院の水汲み、ちゃんとやっているかしら。
水汲みは最も基本的な仕事だがとにかく嫌がられる仕事でもある。
リリアがいた時は足りない分をカバーしていたが、今はどうだろうか。
孤児院にもこの不思議な枝があれば皆喜ぶだろうな、とリリアは思った。
「凄すぎてこんな事していいのか不安になってきたわ」
「大丈夫ですよ。自然は私たちの領分ですから、加減は分かっています。この程度では何の問題もありません」
「だったら、精霊さん達が協力してくれたら人間は皆きっと便利になるわね」
リリアがそういうとウォネロは笑うようにひれを震わせる。
「私はリリアさんのお役に立ちたいだけですよ」
何か含みを感じたが、リリアにはどういう意味かまでは読み取れなかった。
「じゃあお皿、洗っちゃうわね」
「ふふ、そうですよね」
「なあに? ……まあ!」
使用した食器はすっかり綺麗になっていた。
「皆が手伝ってくれるからやる事がなくなっちゃうわね」
「夕食は期待してますよ」
ウォネロは帽子を上げてウィンクをする。
「任せてちょうだい!」
「そういえば二人の分を用意していないわ。どうしよう」
「急に押しかけたのはこちらです。どうぞお気になさらず」
「そうそう。あ、でもすげー良い匂いすんなあ。アエラス、ちょっと分けてくれよ」
「やだよ! 王様の方が多いんだから王様から分けてもらいなよ!」
「……断る」
エレスがつれなく言うと他の精霊たちは驚いたように顔を見合わせて黙ってしまった。
(なんなのかしら…?)
確かに大人げない対応だが、賑やかな精霊たちが絶句するほどでもない気がする。
どうやら精霊ルールのようなものがあるらしい。
リリアが混乱しているとエレスはリリアの分のスープに手をかざした。
するとぬるくなっていたスープが、あっという間にまた湯気を揺らめかせはじめる。
「温めなおしてくれたの? こんな事も出来るのね。ありがとう、嬉しいわ」
「また冷めないうちに頂こう。それとアエラス、ウォネロとフォティアにも分けるんだ」
「……はあい」
リリアもスープを口に運ぶ。温めてくれたおかげで熱々で美味しい。
やはり出汁のあるなしでは格段に味が違う。
「美味いな! なんだい、これは」
「あー! フォティア、食べすぎ!」
「まあいいじゃないですか。ふむ、それにしてもなんと美味な……。繊細で細やかな心遣いと優しい気持ちが染み渡りますねえ」
「ね! ほんっと美味しい! 作ってる所もワクワクしたし、リリアって天才だよ!」
次々に褒められてリリアは気恥しくなっていた。
スープよりも顔が熱い。
そういえばエレスはどうだろうと表情を盗み見る。
「……エレス?」
エレスは目を閉じて感じ入っているように見える。
大好物を出された子供のような表情でありながら、じいんとしっかり味わっている。
とにかく全身で上機嫌を表していた。
「ああ、リリアさん。我らが王はいたく感動しているようでして」
「そうみたいだけど、そんなに?」
「それ本気で言ってるの!?」
「うーん、人間にはこの感覚が分からないかねえ?」
フォティアが尾を振りながら考えこむ。
「ああ、すまないなリリア。味わうのに必死だった。これも、とても美味しい」
エレスはにっこりと笑う。相変わらず非常に眩しい。
それぞれがスープを飲み干したので、リリアは外の小川に洗いに行こうとした。
小屋を出た所でウォネロに話しかけられる。
「おや、リリアさん。もしかしてそれを洗いにいくのですか?」
「ええ。近くに小川があるの」
ウォネロはきょとんとしていたが、帽子を上げてウィンクをする。
「せっかく水精霊がいるのですから頼ってください。……ああ、ちょうどいい木がありますね」
それは小屋の近くに育っていた木だった。
まだ若そうだが枝ぶりがよく、リリアの背の二倍程に育っている。
「その木の枝を折ってください。そう、リリアさんの腰くらいの所の枝です」
「こう?」
言われるがまま手近な枝の先端を折る。
すると……。
「ひゃっ!?」
まるで枝の中に水が満ちていたかのようにどぱっ!っと勢いよく水があふれ出た。
枝から溢れた水はどんどん流れて地を濡らしていく。
「まあ、不思議……。木の中からお水が出てきてるみたい」
「みたい、ではなく実際にそうしてるんですよ。新鮮な湧き水ですからどうぞ遠慮なく使ってくださいね。ああそう
だ、リリアさん水瓶を持ってきていただけますか?」
「嬉しい……。これ、すっごく助かるわ。ありがとうウォネロ! 水瓶、すぐ持ってくるわね」
小屋の周りには使われていない水瓶があった。泥だらけだが洗えば充分使えそうだ。
横向きにして転がして運び、水の出る不思議な枝の下に設置する。
ある程度水が溜まれば洗おうと思っていたのだが。
「あら?」
水瓶の上でウォネロがくるりと回ると、汚れてドロとカビだらけだった水瓶がすっかり綺麗になっていた。
それだけではない。
「このお水、どこにいってるのかしら」
滔々と水が流れこんでいるはずの瓶は、そのフチいっぱいまで溜まるだけで水が溢れない。
「瓶の中に流れた水は下の方から生活用水路に戻しています。気にしなくても大丈夫ですよ」
「そうなの……?」
目の前の光景が現実離れしていて、まるでおとぎ話を聞いているような感覚だ。
水と言えば井戸や川から汲んできて溜めておき、汚水は用水路に流すかそのまま道に流すかだ。
そういえば孤児院の水汲み、ちゃんとやっているかしら。
水汲みは最も基本的な仕事だがとにかく嫌がられる仕事でもある。
リリアがいた時は足りない分をカバーしていたが、今はどうだろうか。
孤児院にもこの不思議な枝があれば皆喜ぶだろうな、とリリアは思った。
「凄すぎてこんな事していいのか不安になってきたわ」
「大丈夫ですよ。自然は私たちの領分ですから、加減は分かっています。この程度では何の問題もありません」
「だったら、精霊さん達が協力してくれたら人間は皆きっと便利になるわね」
リリアがそういうとウォネロは笑うようにひれを震わせる。
「私はリリアさんのお役に立ちたいだけですよ」
何か含みを感じたが、リリアにはどういう意味かまでは読み取れなかった。
「じゃあお皿、洗っちゃうわね」
「ふふ、そうですよね」
「なあに? ……まあ!」
使用した食器はすっかり綺麗になっていた。
「皆が手伝ってくれるからやる事がなくなっちゃうわね」
「夕食は期待してますよ」
ウォネロは帽子を上げてウィンクをする。
「任せてちょうだい!」
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