未来樹 -Mirage-

詠月初香

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1章

ある夏の一日 :櫻

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それは日に日に最高気温が上がっていき、空の青さも春の柔らかい青から夏の力強く濃い青へと変わっていく火の陽月の初旬の事。今日は天気がとても良くて、ジリジリと肌を焼き……いや、焼くどころか黒髪+直射日光という合わせ技の所為で頭部なんて焦げ始めているのではないかと思う程の日差しです。

その強すぎる日差しに辟易とした私は、兄上と一緒に木陰へと移動することにしました。つい先日まで寝込んでいた為、桃さんに抱っこされての移動です。

木陰には撥水液が塗られた布が敷かれてあり、その上にはつるばみが用意しておいてくれたお茶が置いてありました。そのお茶と一緒に白瓜しろうりのお漬物も置いてあって、手軽に塩分の補給も出来るようになっています。

私は喉が渇いていた事もあって、

「ももしゃん おねがい。おちゃ いれて」

と桃さんに葛の葉茶を入れてもらって水分補給をしつつお漬物をパリポリと食べていると、続いて兄上も桃さんからお茶を貰って私のすぐ横に座り、喉を鳴らしながらお茶をあっという間に飲み干してしまいました。

ふぅ……と溜息をついてから少し離れた場所を見れば、日当たりの良い場所はたけで草引き(草むしり)をしている母上や橡が見えます。日焼けと暑さ対策に竹の皮を編んだ編笠に艶糸つやいとで織った日除け布を付けたモノを被り、首元には水で濡らした布を巻いて思いつく限りの暑さ対策をしていますが、この気温では気休め程度かもしれません。ですが畑の雑草は成長しきる前の小さいうちに抜いておかないと、労力が何倍にもなってしまうので、こればかりは仕方がありません。それに処理した雑草は米ぬかと合わせて堆肥にする予定なので、欠かすわけにもいかないのです。

そんな畑ですが、来年から本格的に始めようと考えています。なので今年はどんな野菜がこの土地に向いているかを調べる為に、様々な野菜を少しずつ植えて試しています。その為の種は先日、叔父上が塩と一緒に色々と見繕って買ってきてくれてあります。先程食べた白瓜の他にも胡瓜そっくりな青瓜や甜瓜まくわうりと似た黄瓜などの色とりどりの瓜や、丸茄子や葉物野菜や芋類といった野菜が畝ごとに植えられています。今のところ小ぶりな実しか出来なかった物が2・3種ありましたが、生育できなかった野菜は無いので後は好みの問題ですね。

ただ、醤油や味噌の関係で植えたかった大豆は、ヤマト国の戦略物資なので一般市民は栽培禁止なんだそうです。国営の農場でのみ栽培していて、それに反すれば当然ながら罰則があります。ここで栽培しても誰も解らないんじゃない?とは思ったのですが、そもそも畑に撒く為の大豆が入手不可なので諦めるしかありません。

アマツ三国はそういう戦略物資的なものが各国に存在していて、お互いに牽制し合っています。

ヤマト国は先述した大豆や大豆から作られる油を含めた加工品が該当しますが、何よりも鉄です。ミズホ国やヒノモト国は自国内で鉄が採掘できないので、鉄の輸出を止められると国防に大きく関わってきます。大豆に関しては大昔はミズホ国も作っていたようなのですが、気候の問題で病気になりやすく。またミズホ国が米作を推奨する為に補助金を出している事も関係して、今では誰も作らなくなってしまったのだとか。

そんなミズホ国は米と塩です。これらは他の国でも栽培・生産できるモノではあるのですが、生産量や品質が桁違いな為に輸出を止められると他国は命に関わります。一応ミズホにも製造法が秘匿されている堅魚かたうお煮堅魚にかたうおと呼ばれる魚の干物や堅魚煎汁かたうおいろりという調味料もあります。

コレ、奈良時代の律令にあった租庸調のアレかな?

順に鰹の素干しと煮た鰹を干した物。そしてその煮汁を煮詰めた物の3品だと思うんですが……。こればかりは現物を見てみないと判断できません。

そしてヒノモト国は砂糖と様々な香辛料、そして忘れてならない香木や香油です。ミズホ国と違ってヒノモト国はこれらの品々を国が厳重管理し、栽培から製造・加工に至るまで全てを徹底して秘密にしています。香辛料一つとっても種の形状どころか、そもそも種から栽培しているのかすら解りません。というのも他の国の戦略物資は必需品ですが、ヒノモト国の戦略物資は必需品というよりは贅沢品なので希少価値が命なのです。ただ外交や社交で欠かせないお茶会や歌会のお菓子や料理に砂糖や香辛料は必需品ですし、香木や香油だって各国の王族や華族、豪商の見栄の張り合いには欠かせない品々ではあります。入浴文化の無いこの世界で香油がいかに大切か。例えば少女漫画に登場するような見目麗しい高位華族の好青年が、鼻が曲がる程の悪臭を放っていたら……と考えると、上流階級の人にとっては国防の鉄や生命を守る塩や米レベルで求めて止まない品かもしれません。

そうやって三国がお互いの生命線を握り合う事によって、この大陸の平和は守られているのです。なんだかなぁと思わなくもないですが、前世でもそれに近いような事があったような気がしますし、世界が変わってもその辺りは変わらないのかもしれません。


そう、前世と今世では確かに色々な違いがあります。それは精霊や妖といった地球では体験する事は無い大きな違いから、身体能力や平均身長といった比較的身近な違いまで様々です。ですが、それらと同じぐらい変わらないことも数多くあるのです。先程の戦略物資を使った外交もそうですが、もっと身近なところでは夏の恒例行事の草刈りです。

念の為にもう一度言いますが、草引きではなく草刈りです。とてもじゃないけれど引いたり毟ったりで対処できる量ではありません。

前世において草刈りは夏休みの恒例行事となっていました。お祖父ちゃんが刈払い機を使って広範囲を、お祖母ちゃんが刈払い機が使えない細かい所を鎌で、そして私は小さい頃はお祖母ちゃんの手伝いを、高校に入った頃からは電気コード式の小さい刈払い機で電気コードが届く範囲を刈っていました。

3人がかりで1日目に家の周辺や前庭をやり、2日目は裏庭、3日目は離れ+物置周辺をやって、4日目には裏山へと続くあぜ道周辺。そして5日目には裏山の畑周辺の草刈りと連日の草刈地獄。しかもそれぞれの面積がとてつもなく広く……。

高校時代の友人が「贅沢な悩み」と言っていましたが、こちらとしては贅沢でもなんでもなく切実な悩みでした。何せ朝の涼しい時間に始めても、終わる頃にはお昼前なんて事はざらでしたから。

しかも性質たちが悪い事に、5日目で終わりかと思えばその頃には最初に刈った家の周辺の雑草が既に延びてきていて、夏休み期間中はエンドレスで草刈りが続きます。

また村の各家庭で行われる草刈りだけでなく、PTAや町内会による通学路や主要道路脇の草刈りも必須でした。道路の両脇1mぐらいを刈って地面が見える状態にしておかないと、マムシが道路まで出て来てしまう可能性があり、万が一にも噛まれてしまったら命に係わります。

そんな訳で大人も子供も関係なく、村中が夏の初めから終わりまで草刈り作業に精を出さざるを得ないのです。おかげで夏が近づくと、

「ねばーえんでぃんぐ くさーかりー♪」

という子供たちの間で代々受け継がれる古い映画の替え歌が流行るくらいでした。

蛇足ながら、母上たちが抜いた雑草の山を見て、小学生時代に夏休み子供アニメ劇場で放映していた某アルプスの少女の影響で、友達と干し草のベッドを真似した事を思い出しました。アレは牧草の干し草で作るモノであって、雑草の枯草でやる物ではないという事を身を以て理解しました。あんなにゴワゴワしたところの上では寝れません。そして当然ながら枯草だらけにしたシーツが見つかり、大目玉を喰らってしまった事もセットで思い出しました。顔も名前も思い出せないのに、そんな事ばかり思い出してしまいます……。




その終わりなき戦いが今世でも始まってしまいました。この戦い、前世よりも遥かに分が悪い事は明白です。刈払い機などの文明の利器が存在しない為、重労働を強いられる母上たちは夜になる頃にはぐったりとしてしまっています。この点だけならば岩屋の方が良かったかもしれません。あそこは川べりの岩場だったのであまり雑草は生えなかったんですよね……。

うーん、何とかしたいなぁ……。

「ぅんしょ!」

とりあえずお茶を飲み終わった私は、少しぐらいは手伝おうと木陰の草を掴んで引っ張りますが、私一人の力では草は全く抜けません。そんな私の様子を見ていた兄上が、

「櫻、それをぬきたいの?
 じゃぁ兄上がてつだってあげるね」

と私の横まで来たかと思ったら、私の手の上から自分の手を被せるようにして草を握ると、「えいっ!」という掛け声と共に草を抜こうとしてくれました。が、その草は土の上1cmぐらいを残して途中から切れてしまい、勢いあまって二人揃って後ろにすってんころりと転がってしまいました。

「あっっっぶねぇ!
 おら、二人とも、もうちょっと気を付けろ」

後ろで様子を見ていてくれた桃さんが、サッ!と腕を伸ばして私と兄上をフォローしてくれたおかげで後頭部強打は免れましたが、尻もちをついたお尻がジンジンと痛みます。

「ごめんね。ありあと、ももしゃん」

「桃様、もうしわけありません」

と兄上と二人で桃さんにお礼を言ってから再び草引きを再開しますが、兄上と違って私はなかなか上手に草が抜けません。まぁ兄上も半分強は途中で切れちゃってるんですけどね。草引きは思った以上に力を使うので、叔父上たちに手伝ってもらえれば……と思いましたが、叔父上たちは叔父上たちで食料の確保という大事な役目があります。そして金さんはじゃんじゃん火対策で屋根の葺き替えを、浦さんは冷水を壁の中や床下に流した事による湿気の対策に家で作業中です。

うん、私達が頑張るしかありません。
とは言うものの刈払い機を作るなんて事はできませんし、除草剤を自作する事もできません。塩やお酢、熱湯を撒くと草が枯れて除草できるなんて話しも聞いた事がありますが、前世ならいざ知らずここではちょっと難易度が高いです。塩も酢もスーパーで簡単に買えた前世と違って限りがありますし、熱湯は運搬が危険&大変です。

<桃さん、このあたりの雑草を燃やしちゃう事ってできないの?>

と心話でこっそり桃さんに尋ねた私への返答は

<枯草ならともかく、生えてる草だけ燃やすって加減が難しいからなぁ……。
 そこらの野菜や家まで燃やして良いのなら>

という「良い訳ないでしょっ!」とこっそり裏拳でツッコミを入れたくなるモノでした。


桃さんに燃やしてもらうのは無理でも、拠点のあちこちにある施設へ移動するための動線=道は、きっちり舗装したほうが良いと思うんですよね。庭や畑の草引きを完全に無くす事はできないかもしれませんが、少しでも草刈りの労力は減らしたいですし。

なので前々から溜め込んでいた石鹸を作る際に出る消石灰と、浄水槽から出る汚泥を「燃焼」させた後の汚泥灰。それから砂や石材を使ってコンクリートを作り、それで舗装してしまいたいと思います。

私のコンクリートの知識は、例によって文化祭でやった「走れメロス」の時に調べたアレコレの中にあったものです。大道具班はメロスの舞台となった古代ギリシャの比較対象として古代ローマも一緒に調べたようでした。つまり私の知っているコンクリートはローマンコンクリートという古代コンクリートなのですが、あくまでも比較対象の一部として発表されていたので、材料の発表はあったものの配合の比率までは発表してくれておらず……。なので比率の実験を繰り返して最適解を導き出す必要があります。

そうして最適な配合率を見つけても、いきなり大量のコンクリを作って舗装なんて事は無理なので、まずは少量&目立たない場所で実際に施工して調べなくてはなりません。そうしておけば金さんの手が空き次第、本格的な作業に取り掛かれます。とはいえ金さんも多忙でなかなか手が空かないので、秋ぐらいまでにはコンクリ施工が出来たら良いなという感じです。

という事は、草引きは前世に引き続きひと夏続行確定ですね……。




そんな感じでコンクリ用の砂や石材の調達をどうするかという事や、実験の手順で頭がいっぱいになっていた私でしたが、ふと鼻をくすぐる匂いに意識が目の前の草へと戻ってきました。

(あれ、このにおい……)

相変わらず兄上が草を抜こうとしては、根元付近で千切ってしまっているその草。まるでニラのようなニンニクのような匂いがします。

「あいうえ、そのくさ ちょーらい!」

そう言って手を差し出せば、不思議そうな顔をしつつも兄上は私に持っていた草を手渡してくれました。その千切れた草の切り口に鼻を近づけてクンクンと匂いを嗅いでみますが、間違いなくこれはニンニクの匂いです。

「ももしゃん、これ どく あるとおもう?」

その草を桃さんに差し出すと、桃さんは草を受け取ってマジマジと見てから

「俺様はそう言った技能は持ってねぇんだよなぁ。
 金か浦に聞いたらどうだ?」

と草を返却してきました。金さんはどちらかと言えば固体に含まれる毒の判別が上手で、浦さんは液体に含まれる毒の判別が上手です。ただ、100%判別できるかと言えばそんな事はなく。確率的には得意なもので90~95%、苦手なもので60~70%くらいなので、手に入れた名称不明な食材は一度三太郎さんのうち最低二人が食べて、味と毒の有無を確認する事が何時の間にかルールになっていました。

そうだね。と返事をしようとした瞬間

「呼びましたか?」

とひょっこり後ろから現れた浦さんに私と兄上は揃って「ぅひゃぁっ!!」と声を上げて再び尻もちをついてしまいました。び……尾てい骨にヒビが入ったんじゃないかと思うぐらいにお尻が痛い……。

「休憩がてらお茶を頂きにきたのですが……。
 驚かせてしまいましたね」

と浦さんは私を抱き上げて立たせてくれました。私は左手で痛むお尻をさすりながらも、右手に持っていた野草を浦さんに差し出して見てもらったところ、その野草に毒は無いと思うとの事でした。そしてそのまま浦さんと桃さんが少量を試食した結果、毒は確かに無く。その風味からその野草は山蒜やまびるという名前が付けられる事になりました。ニンニクは此方の世界、少なくともアマツ大陸には無いそうなのですが、風味が少し似ている野蒜のびるという野草があるそうで、それの山版という意味だそうです。




その日の夜。私は台所の隅で

「ちくじゃん…… いーじゃん…… すごいじゃん……」

と呪文のような言葉を唱えつつ、ぐるぐると琺瑯ほうろう容器の中をかき混ぜていました。呪文というよりも願いを込めたお祈りといった感じでしょうか。

竹醤を作っている琺瑯容器の総数は筍の成長度合いで3種類、アク抜きの有無で2種類、保管場所で3種類。合計20弱と大量ですが、今のところどれもカビは発生していません。やはり台所で保管した物の発酵が一番早く、次いで常温保存の資材小屋の竹醤が、最後の冷蔵庫に保管した竹醤は発酵が全く進まず、途中から常温の資材小屋へと移動させました。ただ、全ての容器で色に変化が無いんですよね。

前世知識ではチロシンというアミノ酸がメラニンに変化して黒くなるはずなのですが、全ての容器の中の液体の色味にあまり変化は見られません。一番濃い物で琥珀色程度なので、黒には程遠いです。

容器の中と同じように私の頭の中を失敗という文字がぐるぐると周り始め、不安や落胆といったマイナス感情が日が経つにつれてどんどんと強くなり、今ではそういった感情が80%ほどになりました。辛うじて20%残しているのは、漂ってくる香りは間違いなく美味しそうな醤油っぽい匂いだから。

<よしっ! やるかっ!!>

覚悟を決めて一番発酵が進んでいる台所で発酵させた6つの容器の中から、一番色が濃い容器を選び台の上に乗せました。それは小さい筍・アク抜き無しの容器で、消毒した琺瑯製のスプーンでその容器の中の上澄みを掬って、三太郎さんたちに味見をしてもらう事にしました。

三太郎さんが其々、スプーンで掬った竹醤に指先をちょんと着けてから口へと運びます。

……

…………

無言が怖い。何か言ってほしい!

「んー、何だ?
 言葉にするのは難しいが、美味いうまいのは美味いと思う」

という桃さんに

「麹を使っておるゆえ、味噌に近い味になるのかと思うたのだが、
 全く違う味になるのだな」

と金さん。そして

「私は塩の効いた筍味になるのかと思いましたが、
 筍の風味は殆ど残らないんですね。面白いものです。」

としみじみ言う浦さん。三人の顔色を伺っていた私は居ても立っても居られず、同じように指先を竹醤に浸してから舐めてみました。

「……お……おいちぃぃぃぃっっ!!」

これ、醤油ですよ、まさに醤油。若干後味が違う気がしますが美味しい醤油です。言葉を噛んでしまいましたが、それぐらい衝撃的の美味しさでしたし、幼児の私にとっては今更です。

「やっぱり味って慣れが必要だなぁ。俺様も美味いとは思うんだが、
 原料の竹を見ているからか戸惑いの方がでかいわ」

興奮する私に落ち着けと頭をポンポンとしながら桃さんが言います。まぁ味覚はそういうものかもしれませんね。

そこで思い出したのが昼に見つけた山蒜です。

(アレを刻んで竹醤に漬けこめば
 前世のニンニク醤油に近いモノができるのでは?)

と、キュピーン!とばかりに閃きました。他にも出汁が出る物を竹醤に漬け込めば色んな風味の竹醤が出来ます。お祖母ちゃんが良く作っていたのは昆布&椎茸、生姜、ニンニクの3種でしたが、炒め物にちょっと加えるだけで風味がグッと上がるんですよね。ニンニク醤油なんかはお肉に……お肉?

そうだ、焼肉のタレ!!
これ作れたら、みんな竹醤を大好きになってくれるかも!!

さっき桃さんが言ったように、慣れない味はやはり受け入れ難く思うものですが、お肉という皆の好物なら少しは美味しく食べてくれるかもしれません。

そんな一か八かの気持ちで作った焼肉のタレでしたが、後日……。
まさかお肉が飲み物のように、或は気体のように消えていく様を見ることになるとは、この時の私は思いもしませんでした。
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