霧生さんは話がしたい


どこにでもいる中学2年生岡峰和也。
新しいクラスになり、春を迎えた彼にとある出会いが訪れる。

「ねえ、岡峰君」

急に話しかけてきたのは同じクラスの美少女、霧生夏織だった。
それから事あるごとに霧生さんは和也へ話しかけてくる。
そんな彼女に和也も段々と惹かれていって……。

「ずっと岡峰君と話してみたかったんだよね」

「次、教室移動だよね? 話しながら一緒に行こうよ」

「テストどうだった? お話しない?」

やたらと和也と話したがる霧生さん。

「ねぇ、私も和也って呼んでいい?」

そこから始まる、二人の恋物語。
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