pet

5

　住んでいたところを引き払って、していた仕事を辞めて。
「おはよう、タロ」
「おはよう」
　××君が仕事とかしている時以外は××君とずっと一緒。ボクの額にキスをしてから××君はベッドから出る。
「じゃ、行ってくるからいい子にしてて」
「うん、行ってらっしゃい」
　身支度を整え出ていく××君にベッドに入ったまま声をかける。ボクはまだ眠かったからそのまま二度寝した。
　起きて、××君が帰ってくるまでとくにすることもなくぼーっと待つ。
「ただいまー」
「うん、おかえり」
　××君が夕飯を作ってくれて、一緒に食べる。その後一緒に風呂に入る。
　裸のまま一緒にベッドに入って
「タロ、の……指、やばっ、いっ！」
　求められるがままにセックスする。ローションで濡らした開いた脚の間に指を突っ込み、弄ると腰をビクビクと震わせて××君はイッた。
「ね……、上乗りたい」
　××君の求めに応じ、ずるりと指を抜いて仰向けに寝る。
「あっ……ん、タロの、おっきぃ……好き」
　身を起こした××君が喘ぎながらボクに乗る。
　腰を振り、ボクを絞り取り、××君はまたイッて自分の精液で濡らしたボクの胸に倒れ込んだ。
「……俺、実はタロのこと中学の時からずーっと好きだったんだ」