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~最終章~◆◆◆物語はハッピーエンドが良いよね?◆◆◆
411ページ目…出来ちゃいました【4】
しおりを挟む「それで、ラオンちゃん…この坊やは、何者なんだい?」
そう言ったオーサさんの声は、先程までのお婆さんの声ではなく、若い女性のの声だった。
「え?オーサさん、声が…。」
「ん?何だい?私の声が気になったのかい?」
「えぇ…そりゃ、いきなり声が変われば、普通、気にもなりますよ?」
「あ~、その…何だ、ムゲン君、そこら辺の事は気にしない方が良いぞ?」
てっきり、オーサさんが答えてくれるかと思ったが、その質問に答えたのはラオンさんである。
しかも、若干、遠く見つめているのは気の所為ではないはずだ。
「ラオンさん、どう言う事ですか?」
しかし、そんな疑問に答えたのは、ラオンさんではなくオーサさんであった。
「それは、こう言う事さね。」
そう言ったオーサさんの姿が変わる。
それも、お婆さんから若い女性の姿へと…。
そして、その姿には一つの特徴があった、それは…。
「もしかして…エルフ、ですか?」
それほど耳が長い訳ではないが、その先端とでも言うべきなのか?先の方が尖っている。
そして、それは俺の知っている知識の中で、エルフの外見と一致しているのである。
「ほぅ…坊やは、エルフを知っているのかい?
だけど、ちょっとハズレだね。」
「ムゲン君、この婆さんは、ハイ・エルフだよ。」
知り合いのエルフと言えば、『シロガネ』の女王である『シールズ』さんや、ハーフエルフの『レベッカ』さんである。
だが、この人は、その『シールズ』さん達の上位種とも言えるハイ・エルフ…色々と問題が発生しそうな予感がしたのだった…。
☆★☆★☆
「さて、それじゃ、本題に入ろうかね…ラオンちゃんが、真面目な話って言うんで、この姿を見せたんだけど、それに見合うだけの価値がある話なんだろうね?」
そう言って、オーサさんが俺を見つめてくる。
ちなみに、オーサさんは再び、お婆さんの姿へと変わっている。
余談ではあるが、オーサさんの姿が変わっているのは変身魔法ではなく幻影魔法の一種との事だった。
「えぇ、それは間違いなく…婆さんが、驚いて腰を抜かすかもしれない話ですよ。
ってな訳で、ムゲン君、彼女に君の正体を明かしてくれないかな?
本来なら、私の口から言った方が理解して貰えるのだろうが、例のアレがあるからね…。」
ラオンさんの言う、『例のアレ』とは、契約の魔法により、俺の秘密を守る事である。
それに違反した場合、最悪、死に至る…呪縛とも言える魔法の事である。
それ故、俺からオーサさんへ説明を頼まれたのだ。
まぁ、ぶっちゃけて言えば、このやり取りもかなりグレーではあるのだが…。
「何だい?訳ありなのかい?」
「えぇ、確かに訳ありと言えば訳あり…ですね。
先程は、只の冒険者と言いましたが、実は俺、『魔王』なんです。」
「冗談…って訳じゃないないみたいだね。
そんなハッタリを言った所で、意味がないからね…それで、どうして此処に?」
「え?普通に土地を買いに来たんですよ?
只、その探してる土地って言うのが、ダンジョンを作る為の土地でして…。」
「なるほどね…ラオンちゃん、あんた…この町を潰す気かい?」
少しだけ考える素振りを見せたオーサさんが、ラオンさんへと尋ねた。
「そんな事あるわけ無いだろ!それに、俺は、ムゲン君を信じているんだ!
まぁ、確かに常識外れな事ばかりしてくれる所為で、頭を抱える事が多いが…。」
「あんた、それを本人の前で言うかね…。」
ラオンさんの発言に、オーサさんがため息をつきながら、ツッコミを入れる。
「あ~、オーサさん、俺は全く気にしてませんので…。
そもそも、ラオンさんには、それ言うだけの権利あると思いますし…。
ちなみに、追加で、ぶっ込みますが、俺、勇者セイギの孫です。」
「ハァ~~~ッ!?勇者の孫が、魔王だってのかいッ!?」
「えぇ、それが何か?」
「それが何か?って…あんた、私をからかってんのかい?
流石の私でも、限度って物があるんだけど?」
「いえ、そんな気はまったく。」
あっけらかんと言う俺に対し、オーサさんが、信じられないと言った視線を向けてくる。
そして、数瞬の後、ラオンさんを見る。
すると、ラオンさんは、軽く頷くと、オーサさんに言った。
「婆さん、諦めろ…コイツは、こんなヤツだから…。」
「なるほどね…それで、さっきの言葉が出てくる訳かい…。」
正直、身も蓋も無い言われ様である。
だが、俺自身、それを自覚している分、反論の余地は無い。
「ま、まぁ、長い人生、そう言う事もあるじゃろ…。
それで?ダンジョンを作る為の土地を…じゃと?」
突っ込むのを諦めたのか、オーサさんが話を進めてきた。
「えぇ、地下へ潜っていくダンジョンではなく、塔を登っていくタイプのダンジョンを作りたいんです。
ですので、それなりの土地を用意して欲しいのですが…。」
「そうかい…だけど、それは流石に商業ギルドでは、どうこう出来る話じゃないね…。」
「え…それじゃ、無理なんですか?」
「いや、無理とは言ってないよ?だけど、よく考えてご覧?
そもそも、商業ギルドがダンジョンを作る手伝いなんて出来るはず無いじゃないか。
第一、町の中にダンジョンなんて出来た日にゃ、町の住人は、おちおち寝られないじゃないか。」
「いや、そうかも知れないけど…ダンジョンが近くに出来たら、当然、お金が動きますよね?」
「そりゃ、多額のお金が動くだろうさ、だけど、それでも…だよ。
ただまぁ、それは町の中にあったら…って、話けどね。」
「えっと…つまり?」
「簡単な話さね、町の中にダンジョンが出来たら問題ってんなら、町の外に作っちまえば良いのさ!」
そう言った、オーサさんは、なんとも悪い笑顔を俺達に向けていたのだった…。
そう言ったオーサさんの声は、先程までのお婆さんの声ではなく、若い女性のの声だった。
「え?オーサさん、声が…。」
「ん?何だい?私の声が気になったのかい?」
「えぇ…そりゃ、いきなり声が変われば、普通、気にもなりますよ?」
「あ~、その…何だ、ムゲン君、そこら辺の事は気にしない方が良いぞ?」
てっきり、オーサさんが答えてくれるかと思ったが、その質問に答えたのはラオンさんである。
しかも、若干、遠く見つめているのは気の所為ではないはずだ。
「ラオンさん、どう言う事ですか?」
しかし、そんな疑問に答えたのは、ラオンさんではなくオーサさんであった。
「それは、こう言う事さね。」
そう言ったオーサさんの姿が変わる。
それも、お婆さんから若い女性の姿へと…。
そして、その姿には一つの特徴があった、それは…。
「もしかして…エルフ、ですか?」
それほど耳が長い訳ではないが、その先端とでも言うべきなのか?先の方が尖っている。
そして、それは俺の知っている知識の中で、エルフの外見と一致しているのである。
「ほぅ…坊やは、エルフを知っているのかい?
だけど、ちょっとハズレだね。」
「ムゲン君、この婆さんは、ハイ・エルフだよ。」
知り合いのエルフと言えば、『シロガネ』の女王である『シールズ』さんや、ハーフエルフの『レベッカ』さんである。
だが、この人は、その『シールズ』さん達の上位種とも言えるハイ・エルフ…色々と問題が発生しそうな予感がしたのだった…。
☆★☆★☆
「さて、それじゃ、本題に入ろうかね…ラオンちゃんが、真面目な話って言うんで、この姿を見せたんだけど、それに見合うだけの価値がある話なんだろうね?」
そう言って、オーサさんが俺を見つめてくる。
ちなみに、オーサさんは再び、お婆さんの姿へと変わっている。
余談ではあるが、オーサさんの姿が変わっているのは変身魔法ではなく幻影魔法の一種との事だった。
「えぇ、それは間違いなく…婆さんが、驚いて腰を抜かすかもしれない話ですよ。
ってな訳で、ムゲン君、彼女に君の正体を明かしてくれないかな?
本来なら、私の口から言った方が理解して貰えるのだろうが、例のアレがあるからね…。」
ラオンさんの言う、『例のアレ』とは、契約の魔法により、俺の秘密を守る事である。
それに違反した場合、最悪、死に至る…呪縛とも言える魔法の事である。
それ故、俺からオーサさんへ説明を頼まれたのだ。
まぁ、ぶっちゃけて言えば、このやり取りもかなりグレーではあるのだが…。
「何だい?訳ありなのかい?」
「えぇ、確かに訳ありと言えば訳あり…ですね。
先程は、只の冒険者と言いましたが、実は俺、『魔王』なんです。」
「冗談…って訳じゃないないみたいだね。
そんなハッタリを言った所で、意味がないからね…それで、どうして此処に?」
「え?普通に土地を買いに来たんですよ?
只、その探してる土地って言うのが、ダンジョンを作る為の土地でして…。」
「なるほどね…ラオンちゃん、あんた…この町を潰す気かい?」
少しだけ考える素振りを見せたオーサさんが、ラオンさんへと尋ねた。
「そんな事あるわけ無いだろ!それに、俺は、ムゲン君を信じているんだ!
まぁ、確かに常識外れな事ばかりしてくれる所為で、頭を抱える事が多いが…。」
「あんた、それを本人の前で言うかね…。」
ラオンさんの発言に、オーサさんがため息をつきながら、ツッコミを入れる。
「あ~、オーサさん、俺は全く気にしてませんので…。
そもそも、ラオンさんには、それ言うだけの権利あると思いますし…。
ちなみに、追加で、ぶっ込みますが、俺、勇者セイギの孫です。」
「ハァ~~~ッ!?勇者の孫が、魔王だってのかいッ!?」
「えぇ、それが何か?」
「それが何か?って…あんた、私をからかってんのかい?
流石の私でも、限度って物があるんだけど?」
「いえ、そんな気はまったく。」
あっけらかんと言う俺に対し、オーサさんが、信じられないと言った視線を向けてくる。
そして、数瞬の後、ラオンさんを見る。
すると、ラオンさんは、軽く頷くと、オーサさんに言った。
「婆さん、諦めろ…コイツは、こんなヤツだから…。」
「なるほどね…それで、さっきの言葉が出てくる訳かい…。」
正直、身も蓋も無い言われ様である。
だが、俺自身、それを自覚している分、反論の余地は無い。
「ま、まぁ、長い人生、そう言う事もあるじゃろ…。
それで?ダンジョンを作る為の土地を…じゃと?」
突っ込むのを諦めたのか、オーサさんが話を進めてきた。
「えぇ、地下へ潜っていくダンジョンではなく、塔を登っていくタイプのダンジョンを作りたいんです。
ですので、それなりの土地を用意して欲しいのですが…。」
「そうかい…だけど、それは流石に商業ギルドでは、どうこう出来る話じゃないね…。」
「え…それじゃ、無理なんですか?」
「いや、無理とは言ってないよ?だけど、よく考えてご覧?
そもそも、商業ギルドがダンジョンを作る手伝いなんて出来るはず無いじゃないか。
第一、町の中にダンジョンなんて出来た日にゃ、町の住人は、おちおち寝られないじゃないか。」
「いや、そうかも知れないけど…ダンジョンが近くに出来たら、当然、お金が動きますよね?」
「そりゃ、多額のお金が動くだろうさ、だけど、それでも…だよ。
ただまぁ、それは町の中にあったら…って、話けどね。」
「えっと…つまり?」
「簡単な話さね、町の中にダンジョンが出来たら問題ってんなら、町の外に作っちまえば良いのさ!」
そう言った、オーサさんは、なんとも悪い笑顔を俺達に向けていたのだった…。
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